塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

高値を追うか、暴落を待つか?いや、利回りを追うか。

塾長です。

昨日(米国1/30)の米株は上がり過ぎたので、下落。

 S&P500、4,017(-1.30%)

 Nasdaq、11,393(-1.96%)

【米国市況】ナスダック100、約1カ月ぶり大幅安-ドルは130円半ば - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、78.00

 10年債、3.5510

 ドル円、130.4580

 Bitcoin、22,800

 

 

経済指標:

なし。

 

 

金融政策:

今日からFOMC

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■ 第三次大戦に向っている;
イランの軍事施設にドローン攻撃、米国務長官は中東歴訪を開始 - Bloomberg

 

 

個別株:

■ J&Jが安い。発がん性物質の入ったベビーパウダーを売ったとして訴えられたいた訴訟において、J&Jが損害を子会社にまとめて、その子会社を破産させようとしてたが、裁判所に待ったをかけられたみたい;
J&Jベビーパウダー訴訟、破産手続き利用による決着を高裁認めず - Bloomberg

株価は-3.70%、162ドル。去年10月の底に逆戻り。こちら6か月チャート;

Johnson & Johnson 6M 2023/1/30 - Yahoo Finance

 

 

■ 北米でEVの低価格競争が始まるでしょうか?;
フォード、EV「マスタング・マッハE」を値下げ-テスラに対抗 - Bloomberg

もともと自動車には下目線なので、外野どころか、球場の外から見学です。

 

 

■ 今日の決算はWhrlpool。米国の家電メーカー。冷蔵庫、洗濯機、乾燥機、皿洗い機などを作っている。日本の家電の1.5~2倍くらい大きい。これらの家電は住宅に備え付けられる傾向があり(日本のように後付けしない)、住宅販売低迷とともに家電売上も下がると言われていたが、どうだったでしょう?

Whirlpool Sees Slight Jump on Earnings Beat and Guidance

Shares of Whirlpool (NYSE:WHR) gained in after-hours trading after the company reported earnings for its fourth quarter of Fiscal Year 2022. Earnings per share came in at $3.89, which beat analysts’ consensus estimate of $3.23 per share.


Sales decreased by 15.5% year-over-year, with revenue hitting $4.92 billion. This was in line with analysts’ expectations.


Looking forward, management now expects revenue and adjusted earnings per share for 2023 to be $19.4 billion and between $16 to $18 per share, respectively. For reference, analysts had expected EPS to hit $15 per share.

前年度よりも売上が落ちたのは織込み済みで、ガイダンスが良かったので、株価が上がったと。

モヤモヤ。

 

 

■ 今日もエド・ヤーディーニは強気だし、カンター・フィッツジェラルドは弱気でした。

www.youtube.comフィッツジェラルドは「S&P500 forward earningsを元にしたPERは18.4倍。バブル時期を除けば高すぎる」と言い、ヤーディーニは「市場は既に2024年の企業利益を織り込もうとしている」と反論。

フィッツジェラルドの主張は、マイク・ウィルソンと同じ。

ヤーディー二はトム・リーと同じことを言っている。

強気・弱気派の主張が収斂してきたかも知れない。

 

 

で、結局どうしたら良いのよ?というお話ですが、こちら(↓)のビデオでランス・ロバーツは「利回りが高いのでAltriaを買った」と言っていた;

www.youtube.com

「今は高値を追うより、利回りを追え」という事らしいデス。

ふむふむ。

こちら、Altriaの5年チャート(Altria株を持っているが、久しぶりに確認した);

Altria Group 5Y 2023/1/30 - Yahoo Finance

Forward Yield 8.52%。

通常、配当8、9%の株は減配するか、株価が徐々に下がっていく(value trap)のでご注意下を。

 

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【ジェレミー・シーゲル教授】FEDは0.25%利上げし、打止めのメッセージを出すべきだ【正論】

塾長です。

昨日(米国1/27)の米株は引けに売られて、ちょいアゲ。Nasdaqは高い。

 S&P500、4,070(+0.25%)

 Nasdaq、11,621(+0.95%)

【米国市況】ナスダック100、週間で11月以来の大幅高-ドル129円後半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、79.38

 10年債、3.5180

 ドル円、129.8040

 Bitcoin、23,042

 

 

経済指標:

 12月 PCEデフレータ[前月比]、0.1%(予想0.0%)

 同[前年同月比]、5.0%(5.3%)

 12月 PCEコアデフレータ[前月比]、0.3%(0.3%)

 同[前年同月比]、4.4%(4.4%)

 12月 個人支出[前月比]、-0.2%(-0.1%)

 同[前年同月比]、0.2%(0.3%)

 12月 中古住宅販売成約指数[前月比]、2.5%(-1.0%)

 同[前年同月比]、-34.3%(-35.2%)

 1月 ミシガン大学消費者信頼感指数、64.9(64.6)

 

米PCE価格指数、12月に一段と減速-小幅利上げ観測を後押し - Bloomberg

・・・12月はコア・総合価格指数ともに、ほぼ全てがサービス分野の上昇によるものだった。財の価格はディスインフレが続いた。
 PCEは前月比0.2%減少。市場予想も0.2%減だった。インフレ調整後の実質PCEは同0.3%減。財への支出は実質で0.9%減。サービスへの実質支出は横ばいと、2022年1月以降で初めて増加しなかった。

 

1年先の米インフレ期待がさらに低下、消費者マインドを押し上げ - Bloomberg

家計に関する現況指数は昨年5月以来の水準に上昇し、同期待指数は1年ぶり高水準となった。賃金上昇やインフレ鈍化の継続に支えられた。

不動産市場崩壊は来ないのかな?

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■ 日本へ報復が無いと良いですね。

日本と米国、オランダが対中半導体規制で合意 - Bloomberg

日本政府は「尖閣に中国警備艇が来たら、米軍も同行して追い払ってくれ」くらいの交渉はしたでしょうか?

 

 

■ Pelosi旦那の襲撃ビデオが公開された。なんなんだ、これは?謎は深まるばかりナリ;

www.youtube.com

 

 

個別株:

■ 昨日の大きめの決算。Chevron、American Express、Charter Communications、Colgate。Charterが悪い(同業Comcastと対照的)以外は、まぁまぁ。

再送-シェブロンの22年純利益過去最高、四半期利益は予想下回る | ロイター

AmEx shrugs off slowdown worries after forecasting upbeat full-year profit | Reuters

Charter Communications, Inc. Q4 Profit Falls, misses estimates | Nasdaq

The company's earnings totaled $1.20 billion, or $7.69 per share. This compares with $1.61 billion, or $8.93 per share, in last year's fourth quarter.

Analysts on average had expected the company to earn $8.79 per share, according to figures compiled by Thomson Reuters. Analysts' estimates typically exclude special items.

The company's revenue for the quarter rose 3.5% to $13.67 billion from $13.21 billion last year.

Colgate-Palmolive Co. Q4 Profit Decreases, but beats estimates

 

 

■ Project Veritas(右寄り独立系メディア)が「Phizerがコロナワクチンをもっと売るために、コロナウィルスを変異させようとしている」と伝えていて、meme化している。

中身を見て見ると、Pfizer”幹部”(executiveとあるが、実際はdirectorらしいので、課長あたりでしょう)をインタビューし、「Pfizer社内会議で、コロナからさらに利益を得るために、コロナウィルスを変異させたらどうか?なんて酷い案が出た」と調子こいてしゃべっているのを隠しカメラで撮影したものだった。

な~んだ。

酷い話ですが、企業とはそういうもの。

製薬会社と薬局がグルになって、合成麻薬を流行らせたではないですか;Opioid epidemic - Wikipedia

自動車会社が(社会的問題となっている)ブレーキ・アクセル踏み間違い防止に積極的でないのも同じ(コストがかかるだけで車は売れるようにならない、防止しますと謳ってうまく動作しなかったら責任だけとらされる・・・)。

ト〇タ社内には、「踏み間違い装置を付けましょう」という部下の提案に対して、「それはいくらの利益になるんだね?」と問いかける(問いの形をした却下をする)上司がいるでしょう。

こうして会社は利益を上げる。投資家はそんな会社の株を買って潤う。潤ったら、麻薬を使わなくても良い生活をする、危なそうなワクチンは打たない、比較的安全な移動手段を使う・・・。

なんちゃって。

 

 

■ 今日の〆はみんな大好きジェレミー・シーゲル教授;

www.youtube.com

・私はこれほど多くの人が悲観的になっているのを見た事が無かった。以前述べたと思うが、全員が市場の片方に寄ってしまうと、市場は逆の動きをする。超弱気が織り込まれたとき、ちょっとした良いニュースが出たら、例えばインフレの良いデータとか、市場はポジティブに受け取る。次のFOMCFEDが反転(pivot)するとの希望(hope)もある。来週のFOMCはとても重要だ。0.25%以上の利上げをすべきではない。0.5%であれば、災害だ。そしてFEDは金融引締めが最終段階に来ているというメッセージを出すべきだ。「まだやる事がある」と言うべきではない。そうすれば市場はメッセージを前向きに受け取る。彼らがやるべきは0.25%だ。

 12月のマネーサプライ(M2)が出た。2022年は、1930年代の大恐慌以来、最低の伸びとなった。それは(金融政策を決める上で)考慮すべき事だ。過去40年間で最もイールドカーブが反転している。最もうまくリセッションを示す指数である。これも考慮すべきだ。FEDはこれ以上利上げをして、イールドカーブ反転を深めるのだとしたら、それは私の思考の範囲を超えている。

ーあなたはとても興味深い言葉を使いました。「希望(hope)」と。市場やあなたが来週のFOMCに望んでいると。しかし映画「ショーシャンクの空に」では「希望は危険だ(hope is a dangerous thing)」と言っていました。人々はそれを「誤った希望(false hope)」だと言っています。FEDはインフレを下げるだけでなく、戻って来ないようにしたいのです。FEDがpivotすると希望を持つのは間違いだと言われています。

・マネーサプライを減少させればインフレは戻って来ない。1970年代、金融政策をstop and goさせたと言われているが、実際マネーはどんどん注ぎ込まれていたのだ。それがインフレを継続させた。今日(こんにち)の状況とはまったく違う。

 そして、以前も言ったように、現在の住居費を使えば、インフレ率はマイナスだ。BLSは数か月前のデータを平均しており、誤解を生んでいる。1970年代と同じものは何もない。彼らは、いかに金融政策をすばやく引き締めたことで、経済がリセッションに陥るリスクを高めたかを認識すべきである。これは「stop-and-go」の状況ではない。

 また、彼らは金融政策が効果を発揮するのに時間がかかるのを認識すべきだ。パウエル自身もそう発言した事はあるが、理解していないようだ。これまでの金融引締めの効果が出てくるのはこれからだ。実際のインフレ率はマイナスだ。経済の減速は顕在化している。GDPは上昇したが、その中身は良いとは言えない。唯一タイトなのは労働市場。しかし、それは労働者が過去2.5年間に失った購買力を取り戻そうとしているだけだ。

ごもっとも!

但し、上の議論と同じで、常に正しいことが行われるとは限らない。

 

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Intel、Blackstone、Southwestがオウンゴール。

塾長です。

昨日(米国1/26)の米株は上昇に転じた。

 「リセッションが起きないのでは?」「リセッションが起きても浅いのでは?」と囁かれている。リセッションが起きたとしても、それが深かったとしても、カネが余っていて株価は下がらない/下がってもすぐに買われて上昇しそう。

 コロナ対策で得られた教訓の一つは「(財政・金融政策で突っ込んだ)大量のカネをシステムから抜くには長時間(1年以上)かかる」。

 S&P500、4,060(+1.10%)

 Nasdaq、11,512(+1.76%)

これが「ゴルディロックス」、強弱混在の米統計-識者コメント - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、81.15

 10年債、3.4930

 ドル円、129.9900

 Bitcoin、23,007

 

 

経済指標:

 第4四半期 実質GDP[前期比年率]、2.9%(予想2.7%)

 同 個人消費[〃]、2.1%(2.7%)

 同 GDPデフレータ[〃]、3.5%(3.2%)

 同 PCEコアデフレータ[〃]、3.9%(3.8%)

 12月 卸売在庫[前月比]、0.1%(0.6%)

 12月 耐久財受注[前月比]、5.6%(2.4%)

 12月 新築住宅販売件数、61.6万件(62.0万件)

 同 [前月比]、2.3%(-3.9%)

米GDP、FRBが望む形で減速-なお残る景気後退のリスク - Bloomberg

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

なし。

 

 

個別株:

■ 昨日出た決算。Mastercard、Visa、IntelComcast、Blackstone、Southwest、AmericanAir。Intel、Blackstone、Southwestはオウンゴールなので除外すると、どれも悪くない。

ビザとマスターカード、10-12月カード利用鈍い伸び-インフレ続く中 - Bloomberg

ビザでは10-12月(第1四半期)にカード利用額が1.7%増の3兆100億ドル(約392兆円)にとどまり、ブルームバーグ集計のアナリスト予想平均3兆1600億ドルに届かなかった。マスターカードでも10ー12月(第4四半期)は11%増えたが、1兆7300億ドルと市場予想に満たなかった。

インテル株が急落、PC需要不振の深刻化で厳しい業績見通し - Bloomberg

 発表資料によると、1-3月期売上高は105億-115億ドル(約1兆3700億-1兆5000億円)の見通しで、アナリスト予想平均は140億ドルだった。1株損益は一部項目を除いたベースで15セントの赤字を見込む。市場予想は25セントの黒字だった。

  売上高が予想レンジの下限となれば、2010年以来の低水準となる。

次四半期(1-3月)のガイダンスは出したけど、年度のガイダンスは出せなかったようですネ。

見通しが立たないのか、立っているけど悪すぎて出せないのか・・・。

Comcast revenue tops estimates amid cord-cutting, muted broadband growth | Reuters

Blackstone's earnings fall 41% as assets sales slump | Reuters
(参考:Blackstone faces $5bn of withdrawal requests from more property funds

Southwest forecasts lingering losses as bookings slow in wake of holiday meltdown

The carrier [Southwest] reported a net loss of $220 million for the fourth quarter after the travel chaos drove up expenses and cost it millions in revenue during what was expected to be the busiest travel period since before the Covid pandemic.

American Airlines beats fourth-quarter profit expectations as higher fares buoy revenue

 

この調子で行って、Apple決算(2月2日発表予定)が悪く無かったら、アナリスト達は「企業決算が悪くなるのは次の四半期(4月決算)。そうすれば株は下がる」と言い出すでしょうネ。

で、それが外れたら「次の四半期には・・・」と。

 

 

■ Chevronが欧州石油大手買収?
米シェブロン、自社株買いを3倍の750億ドルに拡大 | ロイター

ホワイトハウスは声明でシェブロンの自社株買い拡大を批判。

 :
リフィニティブの予想によると、シェブロンは27日発表する決算で2022年の利益が倍増し372億ドルとなる見通し。アナリストの予想では、米同業エクソンモービルと合わせた両社の22年の利益は過去最高の1000億ドル近くに達する見込みだ。

こうした記録的な利益を踏まえ、シティのアナリストは2社のどちらかが欧州の同業であるBP、シェル、あるいはトタルエナジーズを買収する可能性に言及した。

政治家って、ほんとうに〇〇(自粛)だわ。

エネルギー=国家安全保障。自国の石油会社が儲かって、世界を独占・寡占できるなら、そんなに喜ばしいことはないだろうに。

Googleの件も同じ(米司法省、Googleを提訴 広告事業の一部分離を要求: 日本経済新聞)。

外国人にとってみれば、米国企業に独占されない方が嬉しいですが、株を買ってヘッジするので大丈夫。

 

 

■ 最後は大富豪Starwood Capital CEO バリー・スターンリヒト。不動産、ホテル事業;

www.youtube.com

こんな事を言っている;

・我々は着手していた建設プロジェクトを完了しようとしているだけ。金利上昇により、新しいものは建たない。これから多くの首切りが始まるだろう。

金利を上げて労働者需要を減らそうとするのではなく、労働者の供給を増やせ。移民を増やせ。社会保障を見直して、労働市場に人を戻せ。これらはFEDの仕事ではないが、政府(government)の仕事。

・現時点で消費は弱くなっていない。ホテル予約は入っている。

・リセッションは3Qか4Qに来るぞ。

 

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マルコ・コラノヴィックを2年国債で置換えろ。

塾長です。

昨日(米国1/25)の米株は大幅に下げて始まり、終わってみればヨコ。強い。

 S&P500、4,016(-0.02%)

 Nasdaq、11,313(-0.18%)

【米国市況】株は下げ埋める、ハイテク巡る懸念後退-ドルは129円半ば - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、80.41

 10年債、3.4620

 ドル円、129.3010

 Bitcoin、23,156

 

 

経済指標:

なし。 

 

 

金融政策:

■ カナダ中銀が0.25%利上げと、今後の利上げ停止を発表;
カナダ中銀、市場予想通りの25bp利上げ-次は据え置きの可能性示唆 - Bloomberg

利上げでカナダの不動産バブルが弾けると言われてきたが、どうなんでしょう?

 

■ ブレイナードさん、政権入り?
ブレイナードFRB副議長、次期NEC委員長の最有力候補-関係者 - Bloomberg

色々思う事はあるが、自粛。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

■ 独、米が主力戦車ウクライナに供与;
米国、戦車「エイブラムス」31両をウクライナに供与へ-ドイツと協調 - Bloomberg

早く戦争終わって下さい。

 

 

個別株:

■ 今日の注目決算。Tesla、IBMAT&T、Boeing、LVS。「駄目だこりゃ」という決算は無い。

テスラの昨年10-12月利益、市場予想上回る-速やかに増産目指す - Bloomberg

自動車事業の粗利益率は25.9%と、アナリスト予想平均の28.4%を下回った。・・・前年同期の同事業の粗利益率は30.6%だった。

IBM、強気の通期見通し示す-全世界で約3900人削減を計画 - Bloomberg

米AT&T、第4四半期利益が予想上回る 23年利益見通しは低調 | ロイター

 

Las Vegas Sands sees $166mln loss in 4Q22, despite 10 percent uptick in net revenue | AGB

中国ゼロコロナ政策撤廃に期待。

 

米ボーイング、22年12月期決算の純損失拡大 フリーキャッシュフローは黒字化 | ロイター

12月期の本業の損益を示す営業損益は35億ドルの赤字と、赤字額は前年の29億ドルから拡大した。

こんな決算でも株価は上昇して終了。+0.33%、212.68ドル。

そして、こんなBoeingを勧めている人がいた。RBC ケン・ハーバート。「中国経済境、旅行需要増加、サプライチェーン改善により全体としてポジティブ。price targetは225ドル」だそうです(詳細割愛)。

www.youtube.com

737MAXで明らかになったBoeingの本質的問題「ちゃんと飛行機を作れない」は残ったまま。

日野自動車みたいになっているのでは?と考えると怖くて手が出せない。

ちなみに、配当は出ていない(復配していない)。

 

 

■ Hindenburg Researchが新たなショート・レポートを発表;
印アダニ傘下企業の株価下落-物言う投資家ヒンデンブルグが空売り - Bloomberg

Adani Group: How The World’s 3rd Richest Man Is Pulling The Largest Con In Corporate History – Hindenburg Research

インドのAdani財閥がシェルカンパニーなどを使って株価操作している、と訴えている。

レポートは、Adani財閥はAdani一族が握っており、彼らの中には過去様々な詐欺容疑を掛けられた者もいて、モーリシャスUAEにシェルカンパニーを作り、マネロンまがいな取引をしている、的な話を延々と述べている。あまりに長いので途中で読むのを断念。スミマセン。

中心人物であるGautam Adaniは(Hindenburgに株価操作と糾弾されている)株価上昇により、去年世界3位の富豪になったのだそう;
世界3位の富豪に躍進、アダニ氏資産の支えは驚異的な株価評価 - Bloomberg

「こんな派手にやちゃって。もっと穏便にやれば見つかる可能性も下がるだろうに」というのが正直な感想。

 

 

■ 今日の〆は、去年強気から弱気に大転換したJPMorgan マルコ・コラノヴィック;

株価上昇は景気減速と「衝突」へ、売りの舞台整う-コラノビッチ氏 - Bloomberg

コラノビッチ氏は昨年の相場下落の大半を通じてウォール街で最も強気なストラテジストの1人だったが、12月半ばに株式の推奨配分を縮小。その理由として今年の軟調な経済見通しを挙げていた

彼が転換した理由は、織り込んでいたFED pivotが起こらなかったからですヨ。もちろん「高金利が続くから経済が軟調となる」というロジックなので、間違いではないが、正確ではない。

インタビュー本編はこちら;

www.youtube.com

で、今後どうなると考えているのかというと・・・

中国再開、ドル安などで最悪期は脱した、リセッションは終わったという期待があるが、我々はそれに同意しない。様々なデータ、ISM、フィラデルフィア連銀、リッチモンド連銀などは下がっている。では、何がこれらのデータを上向かせるだろう?FEDが利下げをするまで上向かないだろう。そしてFEDにそのつもりは無い。

だそうです。

ここでもFED金利頼り。

考えに一貫性があるとも言える。

ここで一つ疑問があります。「株価は金利次第だ」と言い続けるアナリストは必要だろうか?

ガンドラックだったら「コラノヴィックなんて不要。2年国債で置換えろ」と言ってくれそう(注:彼は、FEDのFFレート決定は2年国債利回りを追っているだけなので、FEDは不要と主張している)。

そしてこちらが2年国債利回りチャート;

2 year treasury rate - 2023/1/25 - Ycharts

徐々に金利上限(予想)が下がっている。

 

で、これが直近の株高の要因なのでしょうか?

カネの出所を見ると、企業の自社株買い(だけ)が株価を支えている、と主張する人もいる(元データはBofA);

 

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