塾長です。
クリントン政権で国防総省代表を務めたウィリアム・コーエンと、シンクタンク 外交問題評議会のリチャード・ハースが、イラン将軍カセム・ソレイマニ殺害について聞いたヨ:
■Richard Haass
・イランは仕返しにくる。いつ、どのように、どこで、何度かは分からないが。
・トランプは「戦争を始めたいのではい。止めたいのだ」と言っているが、そうはならない。
・そもそも、2015年イラン核合意から抜けたときから始まっている。最初は経済戦争、イランが軍事的対抗に出て、今回軍事的交戦となった。
・これは単独のイベントと見ない方が良い。一連の動きの一つ。
・戦争は終わらない。
■William Hohen
・トランプが言っている通りにはならない。戦争は終わらない。
・イランの特定の人物を止めたかも知れないが、イランを止めていない。なんらかの形で反撃がくる。
・問題は、激化の管理。トランプはやったことがない。
・トランプが最初にやるべきは、議会での説明。
・長期的戦略、代替策、報復への対応策を考えなければならない。
・戦略的成功とは言えるだろう。イランとの関係におけるゴールを聞くまでは戦略的成功と言えない。
たくさんの2020年予報を集めたけど、イランはじめ、どこかと軍事戦争になると言っていた人はいなかったネ。
ここで言う戦争は、というか、アメリカとの戦争は、軍隊の大砲撃合いではない。
相手国は、民間機撃墜、アメリカ人観光客銃撃、アメリカ国内テロ、サイバー攻撃。
アメリカは、経済封鎖、暗殺、ドローンでピンポイント爆撃。
トランプは、戦争激化とユダヤ票・献金を天秤にかけて、後者を取ったということなのかな?大統領選挙に向けて。
別の可能性は、ロシア、サウジと結託し、原油価格吊り上げを狙っての攻撃。サウジアラムコ株もらったのかも。
大人の世界はコワイねー。