塾長です。
Richard Bernstein Advisorsリチャード・バーンスタインが今の経済・金融政策・市場を解説したヨ:
・株は高いが・・・、
直近3四半期のGDP成長率は平均以下、
イールドカーブの逆転現象があった、
企業利益の成長率は2%、
TeslaやVirgin Galacticaについて語っている。
奇妙な状況だ。
・投資家は、今から12~18か月後、人々は何と言っているか考えるべき。
今何が起こっているか、ではない。
・今低金利が続いている理由は・・・
FEDには二つの仕事がある。低失業率と物価安定。
低失業率なのに、低金利が続いているのは、物価の方に問題があるから。
デフレを心配している。
・FEDは大転換を迎えている。
インフレを歓迎。
ボルカーがいた時代とは違う。インフレとの闘いではない。
債券投資家がFEDと戦っているのは驚きだ。
通貨政策と財政政策の両方で大転換が起こっている。
・政治家は常に[経済]成長したいと言う。
しかし、実質成長率なのか、名目なのかは明らかにしない。
彼らにとっては関係ないんだ。
・これから7、8年は名目成長に向かい、実質成長からは遠ざかる。
それを機会とみるか、危機と捉えるかは、立場による。
・消費者マインドが良く、国の借金は増えている。
そんなことは今まで起こらなかった。
人々が感じている好景気と、実際の成長がどこから来ているかの差が広がっている。民間セクターの成長からではない。
バーンスタインは、FEDはインフレにしたい→それが成功する、と言っている(インフレが起こる事を前提で話をしている)。
問題は、本当にインフレが起こせるか?なんだけどネ。
できると思うなら、日本政府・日銀にやり方を教えてあげて!!