塾長です。
トランプ再選に向けて株高を演出したいトランプ政権としては、「コロナなんて大した事ないよ」と投資家を説得したいワケです。
そこで、国家経済会議(NEC)委員長ラリー・クドローがテレビに出て持論を展開:
・世界で景気後退に入っても、米国は逃れられる。
・ドイツの調子は新型肺炎の前から悪かった。
ここ7、8年、米国の逆風になっているのは、欧州はじめとしたG7の景気後退。
日本のGDPが落ちたのは消費増税のせい。俺は安倍に止めろと説得したが、できなかった。
消費増税すべきではなかった。
日本が成長していないのは、今の始まった事ではない。ウィルスの前からだ。
・G7ミーティングを6月中旬キャンプ・デイビッドでやる。
レーガン、ウィリアムスバーグの時代にやったとおり、2日間みっちり成長、減税、規制緩和、通貨安定化について総会をやってやる。
・債券利回りは下がっているが、公式にも私的にも、利下げがあるとは聞いていない。
ウィルスが無かったとしても、FEDの友人たちには、利率とバランスシートに関して勇敢になってほしい。
これはウィルス前から言っている通りだ。
市場は新しい恐怖に反応している。しかし、ファンダメンタルな要素ではない。
米国経済は好調。職、収入、住宅建築など良い数値が出ている。
米国ではウィルスを封じ込められている。そのうえ、緊急プランもある。
ウィルスは永遠に続かない。
長期視点を持った投資家に対しては、1,2週間前に比べて安くなっている、よく見ろ、と言いたい。
・私に株価を操作する力は無い。
言いたいのは、長期投資家なら買い場だという事だ。
G7の同盟国には、トランプの知恵を借りて、供給側にインセンティブを与える政策を取ってもらいたい。
低税率と規制緩和。エネルギー独立性における貿易の障壁排除。
米国はそうしてきた。奴らはやっていない。これが根本的、長期的な問題なんだ。
・米国の債務について。財務省が長期債への借り換えをするのは正しい。
住宅金利が安くなったら借り換えるのと同じ。
GDP比5%の債務は、成長の妨げとならない。
中国、カナダ・メキシコと貿易合意が成立したのを忘れないで欲しい。
予定外に、中国は関税引き下げと、関税対象品目の除外をやってきた。それは米国にとってプラスだ。
そして、USMCAがあるので、今年後半、輸出ブームが起こるぞ。経済を大幅に成長させる。
・中国の予想をするのは難しい。IMFはV字回復と言っている。
・サンダースは尊敬すべき人物。
しかし、彼の社会主義政策は経済に大打撃を与えるだろう。
米国民は拒否する。
今の経済は、急成長、低失業率、収入格差の減少。民主党は無視している。
サンダースはトランプに勝てない。
全体的には、トランプ政権の宣伝をしていて、その内容に驚きはないのだけど、「安倍に消費増税止めろと言った」には驚き。
トランプ政権の差し金でないとしたら、安倍は一体誰の言う事を聞いてたんだろう???
それは良いとして、この調子なので、トランプ政権は株価対策を早めに入れてきそう。
グズグズしていると買いそびれるかも?
既にこんな報道もあった: