塾長です。
3/2に続き、Omega Family Office Chairman & CEOレオン・クーパーマンの解説だヨ:
・これは、私が経験した8番目の弱気市場が誘発したリセッション。
過去と違うのは、財政危機、石油価格崩壊、コロナによる経済停止の組合せだという点。
これが起こった時、株式市場は高騰していた。
・過去から学べるのは、
平均的な弱気相場は25%下落。今回は35%。大きく違うわけではない。
下落は1年続く。
GDPは2%下落。
企業利益は15~20%下落。
市場が底を打つのは、リセッションが終わる3か月前。ここが重要。
・私は楽観的に見ていて、[S&P500]直近安値2187が底だったと思う。
もし経済停止が4月以降も続き、第3四半期にかかるとすれば、それほど楽観的にはなれない。
・私のウィルスに対する見立てはこうだ。
世界中の政府、企業、個別の科学者がある問題にとりかかったら、解決策は、多くの人が考えるよりも早く見つかる。
根拠のない予測だが、[なんらかの解決策が見つかるのは]6月だ。
・人の命はとても重要。しかし、経済への影響の方が大きいと言って良いだろう。
2018-2019年のインフルエンザ・シーズンでは、患者数35.5M、死者34,200人。
2017-18年は、患者数45M、死者61,000人。
2016-17年は、29M、38,000人。
今米国では懸念要素が爆発している。
昨日午後の数字では、コロナの米国患者数82,000、死者1290人。
悲劇ではあるが、インフルエンザに比べて極めて小さい数である。
普通にこういう事を言ってしまうと、insensitiveだと怒られる。
トランプも同じような事を言って、民主党勢力に攻撃されていた。
株価は、途中で感情や悪者によって大きく振られるけれど、最終的には数字が全て。
だいたい、こんな感じ(4月中に経済活動再開なら、株価は直近最安値を割らない)に見ておけば良いと思いますワ。
あとはどれだけ早く回復できるか。
4月に経済活動再開と言っても、その時点ではまだ大規模集会禁止とか言っている可能性も高い。外食、旅行需要もなかなか完全には戻らない。
そうなると、治療薬が見つかるかどうか、ですナ。
製薬会社、頑張って!