塾長です。
昨日(3/30)も上げて終わりましたネ。
金曜日(3/27)に売られた分が買い戻された印象。
JPモルガンが「底を付けたんじゃない?」と言い始めました。
市場の混乱、最悪期は恐らく既に通過-JPモルガンが指摘 - Bloomberg
プロが底で買い終わったのか、2番底に向かう前の煽りなのか、分かりません。
いずれにせよ、年末には回復していると信じてマス。
じゃぁ年末はいくらになっているの?と疑問に思うわけで、CitiによるとS&P500は2700らしい:
・直近では底をつけたと思う。
金融、財政の良いニュースがあった。
先週月曜は2018年12月最安値2350を下回り、我々は2100まで下落する可能性を恐れていたが、結局500戻した。
基調が反転。
まだ上値余地はあるが、残念ながら悪いニュースもたくさん出てくるだろう。
・S&P500企業の海外エクスポージャーが72%と言われているが、そうではない。
半導体はアジアに売られ、それがスマホ、サーバーに形を変えて米国で売られる。一時的に海外で売上が立つだけ。
それを考慮すると、売上の75%が北米と言ってよい。
・経済回復は、その国の財政力による。
財政の弱い新興国では回復が遅れる。
コロナの初期ではサプライチェーンが心配された。中国からものが入ってこないと。
今の心配は、米国のサービス業。米国GDPの75%を担う。
コロナのせいで止まっている。
サービス業が、世界の景気循環のバッファになっていた。
それが今はアキレス腱になっている。
コロナ後は、サプライチェーンの見直しもあるだろう。
・米国エネルギー業界で働いているのは1.3M人。
原油安は痛手。
しかし、多くの人が誤解している。シェールブームの時でさえ、GDPの1.3%がエネルギー業界の資本投下によってもたらされた。
原油価格がドライビング・フォースになったのではない。
もちろん一部の地域は影響をうける。ノース・ダコタ、テキサスなど。
一般的に、経済に影響があるとは言えない。
今起こっているのは、OPEC合意できず価格戦争、コロナによる需要減少。
ちょっと分かりにくいけれど、
・米国経済は自立的、独立的
・サービス業を中心とした個人消費に頼っている
・石油価格は(あまり)関係ない
という事が言いたいみたいだネ。
米国の政治・経済・金融界では、経済支援2兆ドルでは不足、4兆ドル必要、6兆ドル必要と言った事が話題になっている。
それに呼応してセントルイス連銀総裁が「まだ金は出せる」と言ったり:
セントルイス連銀総裁:米国の借り入れ、数兆ドル追加する余力ある - Bloomberg
もう、やるき満々。
鼻息がここまで飛んでくる勢い。
なので、年末2700ってことは無いんじゃないかなー。
3000辺りだと思ってマス(希望)。
パウエル、ムニューチン、頼んだヨ!