塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【スティーブ・アイズマン】大手銀行に勝機あり。

塾長です。

一昨日、CNBCがBig Shortでお馴染み、Neuberger Berman スティーブ・アイズマンに(短く)インタビューしていたヨ。

アイズマンはバリュー株(割安株)投資の人だから、いつも無名の会社の話をしている印象があるが、今回はちょっと違う。

大手銀行がお勧めなんだって。

なぜか聞いてみよう:

www.youtube.com

・興味深い機会が、大手銀行にある。

 こんな風に考えているんだ。

 金融危機の時、銀行が破綻し、債券も基本的に破綻した。

 そして、FEDと政府がどちらも救済した。

 今回の危機では、銀行は大丈夫。

 そして、政府は債券市場を再度救済した。

 キャッチーな言い回しとしては、「銀行は一石二鳥、債券市場はゼロ石二鳥」だ。

 (↑、全然キャッチーでもないし、面白くもないヨ)

・それは何故か?

 2008年金融危機後、規制組織は同様の事が銀行に起こらないよう働きかけてきた。

 元FED総裁ダニエル・タルーロがやったこと。

 銀行は低いレバレッジ、低いリスクを取るように強制された。

 そして考えられない程の流動性を確保した。

 銀行は文句を言ってきたが、結局はそうさせられた。

 そしてコロナ危機が起きた。銀行は平気。

 短期的に収益に問題があるとしても、第二四半期には処理を終える。引当金を積み、その後減っていく。

 なので、長期的に、最高の景気循環プレイは巨大銀行だと思う。

 金融危機において、銀行は、簿価が破壊され、資本を底辺から積み上げなければならなかった。

 今回の危機では、銀行は資本の積み上げはしないし、簿価は破壊されない。

・退屈させたくないのだが、ここでは会計が重要になってくる。

 今年から会計ルールにCECLと呼ばれる変更があった。

 かつては、銀行の損失は徐々に処理された。

 なので、もしリセッションが長期に続けば、損失をリセッションの期間を通して処理できた。

 新しいルールでは、損失を全て計算し、その時点で全て処理しなければいけない。

 なので、第一四半期に大きく処理し、第二四半期はもっと大きくなる。

 私が予想するに、大手銀行の想定されるローンの損失はその後減っていくはずだ。もしリセッションが継続したとしても。

 なので、第三四半期からは、調子が良くなるはず。

 

 

そう言えば、銀行推しの人がいたネ。この記事ダ:

alibertarian.hatenablog.com

高配当が魅力だと。

 

 

 

ゼロ金利だし、すぐに急激な資金需要増加が起こるとも思えないので、その点には注意ですナ。