塾長です。
昨日(米国5/4)も米国市場は底堅かった。
「出遅れた!」と漁っている投資家がたくさんいて、少し下がれば入ってくる感じ。
Canaccord Genuityドニー・ドワイヤーは何て言ってるだろう?CNBCのインタビューだヨ:
・ビッグ・テックには気を付けた方が良い。
[S&P500が]2950の時は、もちろん追わない。
興味深いのは、FED PUTが入ったのが、今の株価水準だったことだ。
4月9日、FEDは$2Tのパッケージ、様々なエリアのハイイールド債や地方債を買うとアナウンスした。
それによって、底に戻る可能性は低くなった。
今の株価水準が、まさに強気と弱気の綱引き。金融刺激とマイナスの経済状況。
・ここから攻め側にまわるためには、超大型株が上昇する以上の何かが欲しい。
S&P500は2825くらい。超大型株は20%程度を占める。
良い悪いではなく、そうなっている。
米国債券市場はイールド[カーブ]が上昇。それは経済回復の期待を表す。
リセッションを抜け出すと、イールドカーブは鋭く勾配がきつくなる。
それと、オフェンシブなセクターとの相対的なパフォーマンスを考え合わせると、そこが攻撃すべき所になるだろう。
問題なのは、「みんなオールインだ」と言ったとしても、私の選んだセクターが間違っていたかも知れない。なぜなら、超大型株 vs. 下層の持続可能経済見通し組だから。
・[S&P500]2,300は歴史的に最も売られ過ぎた水準。
そこでは、株を買うべきだ。
2980まで戻した今から考えると、自分がバカに感じる。なぜなら買わなかったからだ。そんなに上昇するとは考えていなかったから。
そして、2800のエリアに戻ってきた。FEDがアナウンスしたエリアだ。
S&P500指数は同じくらいでも、中身が違う。
多くの株は以前の株価に戻っていない。
金融はディザスター。工業はアンダーパフォーム。
今日は良い日だったのに、金融、工業は駄目だった。
経済的な弱気相場から抜け出す時には、これら二つの攻め側のセクターがリードするものだ。
これらが上昇するのを見たい。1日、2日ではない上昇だ。
そうすれば、攻めにまわれる。攻める前には、予兆が欲しい。
トニー、今回はキレがない。
とても一般的な見解。常識的と言ってイイ。
しかし、常識では、3月の急落を説明できなかったのでは?
ならば、常識で将来を予想してはいけないのでは?
なーんてネ。