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【Airbnb、大丈夫?】CEO ブライアン・チェスキーのインタビュー

塾長です。

ホテル業界を震撼させたスタートアップAirbnb

コロナで誰も旅行に行かなくなった(行けなくなった)どころか、いつ需要が戻るか分からない。

知らない人の家に泊まるなんて、なおさら。

そんなAirbnb CEO ブライアン・チェスキーにCNBCがインタビューしていたヨ:

www.youtube.com

・いつ需要が戻るか分からない。

 今回学んだ事は、ビジネスの先を予測するな、という事だ。

 ここ1、2か月、誰もうまくやれてない。

 しかし、これだけは言える。

 3月はじめ、旅行が停止。2.5B人がロックダウン、

 我々は12年Airbnbのビジネスを育ててきたが、ほとんど全てを失った。4~6週間のうちに。

 ここ3、4か月のあいだに起こった事は、それとは完全に違ったものだ。

 人々は「家から出たい」「安全でいたい」「飛行機に乗りたくない」「仕事の旅行には行きたくない」「都市には行きたくない」「国境を越えたくない」と言う。

 彼らは、車で数百マイル運転し、小さい町に行き、家に留まるのなら喜んでやる。

 そして信じられないことが起こった。5月おわり、6月はじめ、米国内で1年前と同じだけの予約がなされた。マーケティング費用はまったくかけていないのに。

 人々は何かを求めている。コネクション、コミュニティー、単に外に出たい、など。

 期待するより時間がかかるかも知れないが、旅行需要は戻ってくる。そして、違ったものになるだろう。

・我々はコストを大幅に縮小した。

 とてもつらい経験だった。この嵐がいつ過ぎ去るか分からない。最高を望みつつ、最悪に備える。

 もし都市の封鎖があったとしても、旅行が止まったとしても、我々は大丈夫だ。そのためにコストを削減した。$1Bのマーケティングコストを削った。人員を削減した。今我々はリーンで機敏だ。

 そして、柔軟性がある。オンライン・エクスペリエンスを立ち上げた。長期予約をできるようにした。1/5の予約が30日以上だ。

 我々はホストを失っていない。実際、コロナ前に比べてホストは増えた。

 重要なのは、市場には回復力がある。コミュニティーには回復力がある。

 一つのトレンドが起こるだろう。我々が知っていた旅行は過去のもの。旅行が終わったのではない。我々が知っていた旅行が終わる。決して元には戻らない。

 誰もが少数の大都市に旅行するという事は無くなる。旅行需要の再配置が起こる。近くの、たくさんあるコミュニティーに旅行をするようになる。

・我々はオフィスを大幅に拡大する計画を持っていた。それは止めている。もっと多くが遠隔で働くようになる。

 在宅勤務は、どんな家からでも働けるということだ。それはAirbnbの機会でもある。

 そういう意味では、我々は全社員が遠隔で働くようになった場合のコストを完全に分かっているわけではない。

・我々はレイオフを終えた。社員には、レイオフは一回限りだと言ってある。十分にコストをカットし、転出する社員のためにも資金を確保した。マーケティング費用$1Bをカットした。今、まったくマーケティングを行っていない。

 そして効率化できて、思っていた以上に利益を残せるようになった。

 AWSカスタマーサービスはもっと効率化できる。

 今はとてもリーンな状態だ。

IPOは計画どおりだった。そしてコロナ危機がきた。フォーカスが変わった。

 今年のIPOを取りやめたわけではない。やると決めたわけでもない。

 Airbnbを準備ができた状態にしたい。すなわち、旅行需要の回復が継続するということ。

 まだ何も決めていない。

・何が起こるか分からない。もう少し落ち着いた世界に住むべきかも知れない。高過ぎず、低すぎず。ここ数か月はレッスンだった。アドバイスを受け入れようとしている。物事は、見かけよりも良いこともないし、見かけよりも悪いこともない。

 状況に応じてやるしかない。思慮深く。

 

 

動画を見るとわかるけれど、すごく苦しそう。

IPO直前、数百ミリオン$(?)儲かるとウキウキしていた高みから、会社存続の危機に転落したのだから、その辛さは想像を絶するネ。

きっと旅行需要は戻ってくるヨ。人間は忘れっぽいから。