塾長です。
以前から注目してきたバイエル/モンサントのラウンドアップ訴訟。
決着したそうで、おめでとうございます。
ドイツ企業と言えば、今はワイヤーカード事件で大盛り上がり。
前CEOは捕まっちゃったし:
ワイヤーカードのブラウン前CEOを拘束、現金不明で-独検察 - Bloomberg
内部告発だったみたい:
ワイヤーカードの内部告発者、昨年1月にドイツ監督当局に情報を提供 - Bloomberg
ショート戦略のヘッジファンドで有名なジム・チェイノスのインタビュー:
・我々のところには、不正であるという証拠が山積みだ。
我々のショートポジションで最大。
その証拠には、ほぼ反論の余地は無い。去年、大きな不正があった。
監査の遅れに関する取締役の声明は奇妙なものだ。
$2.1B、ユーロにすると1.9B、が見当たらないと言っていたのが、今は”元から無かった”に変わった。
我々は、この会社が利益を出した事が無いと思っている。
この件は非常に驚くべきもの。1、2年前からメディアでの報道があり、[不正の]証拠が提示されていた。
しかし、人々は何度も何度も好意的解釈をしてきた。
結局、E&Yの監査を逃げ切れなくなった。
驚くべきケーススタディーになる。私がこれを経済詐欺の題材として教える事になるだろう。
少し昔の事件ですが、VW、ダイムラーのディーゼル燃費不正、BMWを含めた尿素タンクカルテルといい、いったいドイツ企業ってどうなっているのでしょう。
ドイツ車3社に各最大1240億円の罰金か (写真=ロイター) :日本経済新聞
日本企業の統治が甘いと叩かれるけれど、その前にドイツを叩いた方が良いのでは?