塾長です。
昨日(米国6/26金)もsell-off。
S&P500、3,009
Nasdaq、9,757
指標は、
5月個人所得[前月比]、-4.2%(予想-6.0%)
5月個人消費支出(PCE)[前月比]、8.2%(予想9.0%)
ドル円は107円台前半。
株が売られた後付けの理由は、米国でコロナ患者が増え、経済再開にブレーキがかかりそうだから。
経済再開したら、患者が増えるのは当然なのに・・・。
KKM Fiancial ジェフ・キルバーグはこんな事を言っている:
・市場は売りの圧力がかかっている。
予想していたとおりだ。
VIXは35を超えていない。月末にかけて、買いの機会だ。
我々はポートフォリオのリバランスを狙っている。
・アクティブな投資家、機関投資家はテクニカルに依存している。
S&P500のテクニカルを見ると、まだ2800を超えている、50日移動平均線の上にいる。
まだ強いという事だ。何度か下がる局面があったのに。これは市場にとって建設的。
このまま移動平均上を上下し続けるのであれば、市場は上昇する。それが信頼を与えてくれる。
・そう、今は買いの機会だ。
今はソフトウェアを見ている。資産的に魅力的なソフトウェア。
そして、バイオテック。Amgen、Giliad、Horizon Therapeutics。
一方、ユーティリティを今週売った。ここ1.5年で初めてだ。
・我々のモデルは、もっとβを求める。
移動平均線の上で推移すると考えるので、低βであるユーティリティを売り、高βの株を買う。
なるほど。プロはそう考えるのですネ。
逆に一般投資家、長期投資家は、ユーティリティ、通信の仕込み時?
昨日はFacebook(FB)が大きく下落。
理由は、大手広告主が、反ユダヤなどの主張を広めるfacebookのページに広告が出ちゃって、「なんとかしろー」と怒っているから。
SunTrust Robinson Humphrey ヨセフ・スクアリはこう言っている:
・我々はFBの買いを推奨。
我々の推奨、レーティングを変更するつもりはない。
ザッカーバーグは、真実の裁定者にならないと言ってきたが、厳しい状況に置かれている。
広告主は、前に出ろ、ヘイトスピーチを取り除け、ニセのコンテンツをなくせ、と要求している。
我々は、Facebookが、Youtubeが数年前にしたように、見逃しを少なくすると考える。
そうすれば、広告主は戻る。
広告にとってのROIは、他のメディアを上回っている。デジタル、非デジタルに関わらず。
これは一時的な売り。パニックになる必要はない。
・彼らは明らかにパブリッシャーではない。CNBCとは違う。
しかし、3Bのユーザーがいたら、ある種の責任は生じる。
ザッカーバーグは対処しなけばならない。
実際、30,000人を[そのために]雇用した。追加するかも知れない。
そのために、利益率が下がる可能性はある。
しかし、正しい事をやっていると思う。
だそうです。ザッカーバーグはお金が好きそうだから、広告主に怒られたら、意見を曲げるでしょう。
公益株を買いたくない、テックが良い、という人はちょうど下がったFBをどうぞ。