塾長です。
Facebookがヘイトスピーチやニセ情報の取締りをしていない事で、広告主からボイコットを受けている。
最初はThe North Face, Patagoniaといった、まぁ、広告料としては大した事がない会社から始まり、いまやユニリーバ、コカ・コーラ、ベライゾンといった大手にまで広がりを見せている。
日本企業では、アメリカのホンダが広告を止めている。
上の記事には載っていないのだが、IT業界ではSalesforceが取りやめたらしい。
そこで同社CEOマーク・ベニオフが面白い事を言っていた:
・Facebookは新しいタバコだ。
依存性があり、あなたにとって良くない。子供を狙っている。
Facebookという名前の商品を子供に売りつけている。
彼らは公に、彼らのバリューは真実や信頼ではない、と言っている。
彼らはコンテンツの品質に心を配らない。
私にとって、それは驚きだ。
あなたの会社のバリューが真実についてではない、あなたやビジネスにとって最も高いバリューが信頼でないとしたら、私にそのような会社に関わっている時間は無い。
誰もが自社に問いかけなければいけない。バリューは何なのか?会社がよってたつ根本原理は何なのか?と。
それぞれの会社、人は、異なるバリューを持っているだろう。
しかし、最も大切なのは何なのか?と。
Facebookやソーシャルメディア、ニュースメディアは正確ではないかも知れない。我々は間違った考え方を植え付けられているかも知れない。
我々は真実と信頼に立ち戻るべきだ。
私はTime Magazineのオーナーでもある。
毎週、真実と信頼を保つことに力を注いでいる。
それがTime Magazineの95年間にわたるコア・バリューだからだ。
真実と信頼があるから、人は雑誌を家に持ち帰る。このパンデミックに最も必要なものだ。どうしたら病気にならずに済むのか。誰がもっと多くの病人を欲するというのだ。
とても尤もらしい事をおっしゃっておりますが、広告を出している方の業界、特に食品は依存性のある商品を作って売りつけてきた歴史がある。今でも続いている。
例えば・・・:
ユニリーバが小分け洗剤で発展途上国のビジネスを成功させた、BOPビジネスの成功者などと言われているが、現地の資本、現地の工場で、安い粉せっけんを作った方が、その国や国民にとって良いのでは?
そして、マーク・ベニオフ、最後は自分の持っているメディアの宣伝で締めくくるのが憎い。
よくも「私は善人でございます」という顔でしゃべれるものだ。
もしかしたら、心の底から自分の主張が正しいと思い込んでいるのかも知れない。
まさに資本主義の”顔”をみた気がする。
そう、この勘違いを含めて、資本主義の仕組だネ。システム。
皆あの手この手で、労働者・消費者を騙してでも(一応法律の範囲内で)、商品を作り・売ろうとする。
株主とは、その分け前をもらう人達のこと。