塾長です。
昨日(米国8/24)の株価は力強く上昇。
S&P500、3,431(+1.00%)
Nasdaq、11,379(+0.60%)
【米国市況】株は最高値更新、新型コロナ治療を楽観-米国債下落 - Bloomberg
Dow Jonesは指数として注目していないのだけれど、さすがに入替は気になる。
Salesforce(CRM)、Amgen(AMGN)、Honeywell(HON)が新しくDOWに入り、Exxon(XOM)、Pfizer(PFE)、Raytheon(RTN)が抜ける。8月31日より。
Dow Jones Industrial Average adds Salesforce, Amgen and Honeywell - CNN
経済指標はナシ。
ドル円は106.0円を切ったあたりでウロウロ。
政治では、共和党がトランプの大統領候補指名を決めたり。
コロナワクチン・治療薬と大統領選挙の他に、多くの人がジャクソンホールと、その後のパウウェル講演に注目している。金融政策のフレームワークが議論されるらしい。
そのあたり、BarclaysのチーフU.S.エコノミストが解説してた:
・FEDは去年からヒアリングを続けており、アベレージ・インフレーション・ターゲットを9月FOMCで決定する方向。今回は、そのための地ならしがある。
・イールドカーブコントロールはFEDの道具箱(tool kit)の中にある道具の一つ。使うかどうかの問題。FEDは絶対に道具箱から排除するとは言わない。将来、平均インフレ率を採用し、インフレのオーバーシュートを抑制するとき、使うかも。
・Dot PlotやProjectionを止めるとは思えない。一度導入したものを引っ込めるのは難しい。良いコミュニケーションのツールではないかも知れないが。
・失業保険申請[の減少]はモメンタムを維持している。8月の継続件数は7月より200万件少なかった。就業は良い方向。まだ先は長いが。08-09年にくらべて、失業率はまだ高い。人との接触があるようなサービス業での職はしばらく戻らないかも知れない。他のセクターに移動するまで時間がかかる。見通しの重しになる。職を増やし続ける必要がある。経済対策第4弾は助けになる。それが短期的なキー。経済が自立成長するまでのギャップを埋める。
今の相場は官製相場なので、ジャクソンホールとパウウェル講演は気になると言えば気になる。とは言え、これ以上中央銀行に何ができるわけでもないので、期待はしていない。
なので、今回のメインシナリオは、パウウェルが陰気な顔して「経済回復、失った職を取り戻すには時間がかかる」と発言→株が下がる→1、2日で市場はその事を忘れ株高、だと予想!
若干ドル安が怖い。