塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

銀行株は戻るの?戻らないの?【マイク・ウィルソン】

塾長です。

昨日(米国9/1)の米株市場は力強く上昇。

 S&P500、3,526(+0.75)

 Nasdaq、11,939(+1.39%)

【米国市況】株上昇、S&P500は最高値更新-テクノロジー高い - Bloomberg

 

指標は

 8月ISM製造業景況指数、56.0(予想54.6)

米ISM製造業景況指数、18年以来の高水準-新規受注が大幅上昇 - Bloomberg

 

 

今日も今日とてAmazonApple、Tesla、Zoom・・・が上がり続け、銀行株は取り残されている。その辺のところをMorgan Stanleyのマイク・ウィルソンに聞いてたヨ:

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<先週のFEDの発表をどう思うか?>

FEDは良い仕事をしてきた。市場を支えた。社債市場も機能している。

 先週は次のステップを示したものだ。インフレ目標を引き上げ、すぐに金利を上げないと言った。もしインフレが起こったとしても、それに対応して金利を上げない。7月FOMC議事と先週の発表の2回で示した。メッセージはクリアーだ。

 ただ、なぜFED金利を上げるのを恐れているか分からない。経済は回復基調なのに。マネーサプライを増加させ、銀行に良くなって欲しい。しかしフラット化したイールドカーブはその助けにならない。

 先週市場は若干反応した。銀行が買われ、10年債利回りが0.7に戻った。方向は正しいと思う。経済を見る限り、10年債が下がるようには思えない。

<本当のカタリストはいつくるだろう?>

・良い質問だ。長期的には誰も分からないが、前回の金融危機からの回復期には、2018年金利は力強い動きを見せた。減税し、景気が戻った後ではあるが。来年、同じシナリオになるかも知れない。CARESパッケージが通り、ワクチンが届くようになり、経済再開が進み、選挙が終わったあと、経済見通しは良い。10年債のブレークイーブンは180から185(?)。構成要素はそろっている。高い金利の恩恵を受けるコモディティー、素材、工業、中小企業は、3月底から見ると、良いパフォーマンス。ゴールドも同じメッセージを伝えている。そうではないのは、10年債の名目金利FEDが留めてしまっている、これからも留めおこうとしているから。ただ、先週、彼らはそうは言わなかった。

<3月底から株は60%上がった。投資家にまだ買い続けろとアドバイスするか?>

・正直言って、この短期間で、ここまで上昇するとは思っていなかった。良い事だ。正しい理由に基づいている。正しい理由とは、経済回復が速い、サポートする機構が正しく置かれている。そして、今我々がエキサイトしているのが、コストカットによってOperating Leverageが上昇。今後12か月は建設的だと見ている。株は買われ過ぎだとも思う。修正があっても驚かない。ただ、修正が無くても驚かない。これは強気市場だ。メインのメッセージは、強い企業があって、2021年は経済的に、企業利益的に良い年になる。

<テックが崩れたらどうなる?選挙は?>

・2番目の点を先に話そう。選挙はオーバーハングとなっている。銀行株が上がらない、10年利回りが上がらない理由の一部。その一方で、景気循環株は上がっているのに。もし民主党が勝ったら、規制強化の恐れ。ただ、そもそも銀行への規制は強いままだ。そして、バイデンートランプ支持差は大きくない。

 ローテンションに関して言うと、銀行が上がるためにテックが死ななければいけないという事はない。その逆でもない。現実は、3月底から広く買われた。上昇は急激で持続的。我々は、取り残されたエリアを見ている。我々は金利は上がると思っている。経済は回復する。良い環境だ。

 

 

コロナで瞬間的に景気が悪くなったので、様々な企業でリストラ(コストカット)が行われた。来年、経済回復(=売上が戻る)したら、利益が増えるでしょ、って事ですナ。

そうすると、銀行株としては、金利が上がるかどうか?次第。マイクは上がると思っているが、本当に上がるかどうか?

フムフム。

 

・・・

 

日本の商社株でも買おうかナ。