塾長です。
今週(10/12週)から決算シーズン開幕。
ジム・クレイマーが、決算をからめてゲームプランを教えてくれたヨ:
・月曜、経済刺激策がまとまらなければ、sell-offがあるだろう。株は買われ過ぎ。
AMDとXilinx合併ニュースに進展があるかも知れない。俺は彼らが黙っているのが気に入っている。彼らはデータセンター、自動車、防衛、通信に良い半導体を持っている。Xilinxが売りに出るとは思っていなかった。AMDは高すぎるかも知れない。しかし、Dr. リサ・スーは何をしているか分かっている。Xilinxがハードボールを投げるなら、彼女は立ち去るだろう。矛盾した状況だ。AMDはこの買収は得になる。TAM(total addressable market)が広がる。Xilinxを適正価格で勝った時のみ、意味がある。もしかしたら高すぎるかも。しかし俺はリサ・スーのリーダーシップを信頼している。株価が5ドルのときに彼女と話した。その後、BUYだと言った。彼女はエンジニアである。もしAMDがXilinxを買って、AMD株が下がるようであれば、俺は机を叩いて「AMDを買え」と叫ぶ。
・火曜日、house of painだ。Citi, JPMorganが決算。どちらの銀行も投資家を満足させる決算を出せないだろう。Citiは、どれくらいの金額をリスク管理下に置くか語らなければならない。良い話ではない。JP Morganは小企業向け貸し出しに強い。それも良くない。最悪を恐れつつ、最高を希望する。銀行は気の毒な巨人。金利は低い。政府から調査を受けている。FEDから配当、バイバックを制限されている。
Johnson & Johnson、素晴らしいパイプライン。コロナ・ワクチンがあるが、これから金を得られないかも。俺はJ&Jのカンファレンスコールを、よく手入れされたマシーン(well oiled machine)だと考えてきた。株価が150ドルを超えていなかったら良かったのに。バーが高くなった。俺は期待が低い方を好む。
・水曜日、さらに他の銀行も決算。Bank of Americcaは前回好決算。バフェットのお気に入りとなった。市場のお気に入りではないが。
同じ事は、Wells Fargoに言えない。CEOのチャーリー・チャーフは多くの質問に答えなければならない。どうやってターンアラウンドさせるのか。ターンアラウンドが本当にあるのか。
Goldman Sachsは良い決算になるだろう。市場にボラタリティーがあり、多くの株式公開、M&Aがあった。普通の銀行には良くなくても、投資銀行によっては良い。ビジネスは良いが、株価は低い。
二つのUnited。一つはUnited Health Group。もう一つはUnited Airlines。両極だ。経済刺激策がまとまらなければ、Airlinesの方には打撃だ。しかし、Healthの方は違う。ワシントンに関係なく、良い決算を出して驚かせるだろう。
刺激的なアナリストミーティングを見たいなら、Zoom。これはZoom経済だ。
・木曜日は、つまらないWalgreens。期待が低いだけに、期待値を上回って欲しい。
Morgan Stanleyは犯罪的に割安だ。総合した資産は$7Bに達する、Eaton Vanceの買収で。Morgan Stanleyはリスクビジネスから抜け出していた。そして、粘りっこい資産運用ビジネスに乗り出した。なぜこんなに株が安いのか分からない。一番の問題は、他の金融機関と同様に扱われている、つまらないETFでひとまとまりにされている事だ。この会社はブローカーというより、金融アドバイザリー企業と言える。俺は好きだ。
・金曜日。ようやく原油が上昇。Shlumberger。この会社は原油価格に左右される。ChevlonとExxonが合併するというアナリストがいる。起こりそうにない。
VF Corp。俺はAmerican Eagle、Lulu Lemon、GAP、Levi'sが好き。どこもgood to go。L Brandもだ。
この週がhouse of painになるかは、Citiで決まる。
経済刺激策は、まとまるのか?まったく予想がつきませんネ。
シートベルトをしっかり締めて、今週を乗り切りましょう。