塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【マイク・メイヨー】銀行株は道端に落ちている100ドル札。

塾長です。

昨日(米国10/20)の米株市場は、山谷ありながら、プラスでフィニッシュ。

 S&P500、3,447(+0.44%)

 Nasdaq、11,721(+0.52%)

【米国市況】株が反発、経済対策協議の進展を意識-ドル指数続落 - Bloomberg

 

指標は、

 9月 住宅着工件数[年率換算]、141.5万件(予想145.7万件)

 同[前月比]、1.9%(予想2.9%)

 9月 建築許可件数[年率換算]、155.3万件(予想152.0万件) 

 同[前月比]、5.2%(予想3.0%)

米住宅着工件数、9月は増加-需要増の一戸建て約13年ぶり高水準 - Bloomberg

 

債券、為替は、

 10年債、0.7970

 ドル円、105.375

また債券が微増、微妙に円高・・・。

 

個別株では、Netflixの決算が予想に届かなかったようで:

ネットフリックス、7-9月業績がコロナの好況後退を示唆-株価急落 - Bloomberg

 

出遅れセクターの代表格である銀行株について、マイク・メイヨーがコメントしてた。ポジショントークなので、話半分で聞いてみよう:

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・直近12か月、市場全体に対する銀行株のパフォーマンスは、歴史上最悪。それは、金融危機エンロン・ワードドコム事件、ロングターム・キャピタル倒産、の時より、悪いのだ。

 人々は、コロナと低金利で銀行が崩壊する、と思っているようだ。

 現実は、先週でた決算で分かるように、問題ない。ガイダンスは、思っていたよりも良かった。クレジット・コストは四半期ごとに少しずつ低下。そして、重要なのは、このリセッションは決算書(income stateme)上のものであり、利益は下がっているが、バランスシートを棄損するものではない、という事だ。銀行は100年に一度の洪水を4つ経験したようなもので、それでも簿価は年率7%成長している。すなわち、人々の認識が現実とリンクしていないのだ。

・コロナ初期、我々は銀行株のターゲットを引き下げた。回復には数年かかる、今は第三イニングくらいだろう。

 銀行株が上昇に転じるきっかけは、例えば、10年債利回り上昇、追加経済刺激策、来年に期待される自社株買い・増配の再開、だったりするだろう。コロナ対策の進展かも知れない。銀行株は、コロナに対するβ値が最も高い。何を言っているかというと、銀行株はコロナの進展に強く影響される、リンクしているという事だ。

・今の銀行株は、道に落ちている100ドル札。それを見た大学教授は、それが100ドル札であれば効率的な市場は既に回収しているだろうと言って拾わない。機敏な投資家は、良い機会だと言って拾っていく。

 今、若干イールドカーブが立ってきた。経済刺激策はまとまりそうだ。政府支出は記録的。2、3兆ドルだ。銀行はクレジット・ロスに備えができているし、政府の支援は銀行から借り入れている人を助けるだろう。私は、一般的に株が上昇しているのに、銀行が取り残されているのか理解できない。それらは関連しているのに。