塾長です。
昨日(米国11/13、多分マーケットが閉まった後だと思う)、久しぶりにトランプが報道陣の前に姿を現した。
Operation Warp Speed(コロナワクチン、治療薬の開発促進)の成果を誇示:
Pfizerのワクチンはすぐにでも使用許可が出て、数週間以内に配られるのだそうだ。
具体的に彼が言ったのは:
「7月、我が政権はワクチン1億回分の大量生産と配送を支援するため、Pfizerに$1.95Bを出した。さらに6億回分購入するオプションがついている。ワクチンは無料になる。すぐにでも緊急的な使用許可を出す用意がある。非常に素早く行えることを期待する。」
「他3つのワクチン候補が数週間以内に治験最終段階に入る」
「ワクチンは、フロントライン・ワーカー(医療機関従事者)、年寄り、リスクの高い人に、届けられる。[許可が出てから]数週間以内で」
しかし「NY州ではNY州知事のクオモが反対しているので届けることができない」そうだ。
面白いのが、これを放送している放送局の一つPBS(アメリカの公共(的な)放送局)では、トランプ演説中、次のような注意書きを画面に映し出していた:
「専門家はファイザーのワクチンに関して、さらなる透明性と証拠が必要だと言っている」
「米国におけるコロナ感染数は加速して増加中」
「今年、少なくとも240,000人のアメリカ人がコロナで死亡」
これは、一方から見れば、トランプが大衆を欺かないように事実を伝えている事になるし、逆側から見れば、トランプの成果を貶める行為。
数週間以内と言うのは、まぁ、今年中(12月末、クリスマスまで)に、くらいの意味でしょう。
ロシア、中国ではワクチン接種が始まっているし、可能性はゼロではない。
本当にワクチンが配られれば、トランプはサンタクロース♪(松任谷由実風に)。
そして、株は暴騰。
配られなくても株は下がらないはず(織込み済み)。
さて、どうなるか、楽しみデス。