塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

Nikola、詰んだ?

塾長です。

昨日(米国11/30)の米株市場は、モデルナワクチンのニュースがあったものの、まったり下落。

 S&P500、3,621(-0.46%)

 Nasdaq、12,198(-0.06%)

モデルナ、コロナワクチンを米欧で30日認可申請へ-株価急伸 - Bloomberg

【米国市況】S&P500反落、相場に過熱感-月間で4月来の大幅高 - Bloomberg

 

下げたのは、OPECプラスで減産合意できなかった影響?

OPECプラスの会合を延期、さらなる協議必要 - Bloomberg

Exxon(XOM)は5%下落して、38.13ドル。

Chevron(CVX)は4.5%下落して、87.18ドル。

原油は45.06。

 

金融も安い。VFH、-2.24%下落して、68.59。

 

債券、為替は、

 10年債、0.8440

 ドル円、104.2780

昨日103円台に突入していたので、ちょっと一服。

 

ビットコインは全戻し。19,343。

 

指標は、

 11月 シカゴ購買部協会景気指数、58.2(予想59.0)

 10月 住宅販売保留件数[前月比]、-1.1%(予想1.0%)

米中古住宅販売成約、10月は予想外に低下-2カ月連続マイナス - Bloomberg

 

 

最近EV関連の記事ばかりで食傷気味かも知れませんが、昨日は市場オープン前にGMとNikolaの協業契約が改定されたとの発表があり、Nikola急落。約25%ダウン。

元の契約は「GMGMのEVプラットフォームをベースに、Nikolaのピックアップトラック Badgerを製造。GMはFuel Cellも提供する。その見返りに、GMはNikolaの株式11%($700M)を受け取る」だったのを、「GMはFuel Cellを供給するかもね」に縮小(MOU)。

NikolaはBadger製造開始が未定となったので、予約した顧客に返金。

GM, Nikola announce reworked agreement; Nikola shares tumble 25% | ロイター

GMとしては、本当はNikolaと関係を切りたかったが、CEO案件だったので(失敗を認めたくないので)、中身があるのか無いのか分からないMOUに落とし込んだという感じですネ。

 

ジム・クレイマーのコメント:

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・ロックアップ期間の終了。売りは思ったよりも少ない。トレバー・ミルトンはもっと売ると思っていたよ。

 インタビューした時、良い事が起こりそうだとさえ語るのを躊躇っていた、と感じた。この取引はたいしたことがない。多くの人が聞きたくないと思っているかも知れないが、Nikola株を持っている人は特に。これた大した得点にならない。

 (GM CEOの)メアリー・バーラは、このテクノロジーが好きだと言っていたが。私はそうではない。この会社は、GMが仲間にしたいと思うような会社ではない。たぶん、多くの人がNikolaにのめり込むのは良くないと考えたのだろう。そして、ディールはアスタリスク(脚注)付きのものになった。

 メアリー・バーラは「Nikolaはベストなパートナーだ」と言いたくなかったのだろう。Nikolaは誰にとってもベストなパートナーではない。彼らのデリバリーは期待に達していない。

 ミルトンを追い出したいと思っている人は多いだろうが、そうはなっていない。誰が会社の主導権を握っているか分からない。私は、トレバーがいくら売ったかを知りたい。そうすれば、良い決断ができる。私にとっては、”買い”ではない。

 

 

トレバー・ミルトンは9月の時点で会長職を辞し、取締役会から抜けたけれど、まだ会社に籍は残っているのですネ。そして、大量に株を持っているだろう、大株主として発言権があるあろう、それが心配だと、クレイマーは考えているようでス。