塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

ドル安・低金利なので、新興国株が良いのでは?と米国投資家も考え始めている様子。

塾長です。

昨日(米国12/4金)の米株市場は、上昇。

 S&P500、3,699(+0.88%)

 Nasdaq、12,464(+0.70%)

 Russell2000、1,892(+2.37%) 

【米国市況】主要株価指数が最高値更新、経済対策への期待膨らむ - Bloomberg

 

債券、為替は、

 10年債、0.9690

 ドル円、104.1400

 

指標は、

 11月 非農業部門雇用者数変化[前月比]、24.5万人(予想46.9万人)

 11月 失業率、6.7%(6.8%)

 11月 平均時給[前月比]、0.3%(0.1%)

 同[前年同月比]、4.4%(4.3%)

 10月 貿易収支、-631億ドル(-648億ドル)

 10月 製造業新規受注[前月比]、1.0%(0.8%)

米雇用者数、11月は24.5万人増に急減速-感染拡大で回復抑制 - Bloomberg

シカゴ連銀総裁、米雇用統計は「やや残念」-FOMCへの期待高まる - Bloomberg

米貿易赤字、10月に拡大-コロナの渡航制限がサービス輸出に打撃 - Bloomberg

貿易赤字の拡大は、国境を越える移動が事実上停止していることを映している。米国を訪れた人たちによる支出は40億7000万ドルに減少。2月の水準に比べて3分の2余り少ない。 

 

大きな個別株ニュースは無し。

 

CNBCにて、「9月からiShares MSCI EM. MKTがS&P500に対し2倍弱の伸び、ドルIndexが低下している。新興国株が良いのか?」と話題になっていた:

www.youtube.com

<ティム>

・世界株の取り引きが再開されたようだ。新興国市場について長らく話題にしてこなかった。ここ20年、新興国への投資結果は良くなかった。為替が影響する。ブラジルリアル、南アフリカランドトルコリラなどのhigh yeild currencyがこのラリーに寄与しているのは間違いない。しかし、EEMに投資した場合、2018年1月26日、最高値をつけた。51.75。もし金利が上がれば危ない。高金利新興国市場に良くない。

 資源貿易、世界的な景気回復、PMIの回復、米国金利が長期的に低いまま・・・、それはrest of the worldにとって良い状況だ。

ジェフ・ミルズ

・EEMに機会があると思う。米国株を捨ててEEMを買うべきかというと、それは違う。ポートフォリオに両方を組み込むべきだ。

 短期的にEEMで気を付けたいのは、ティムが言った通り、ドルだ。今ドルは非常に弱気。短期的には上昇する可能性がある。それがEEMにたまった蒸気を抜くことになるかも知れない。

 銅が高い。それは、中国や世界景気に対する投資家の態度を反映している。

 今後2か月の間に、EEMの値が下がる可能性がある。しかし、状況は良い。ティムが言ったように、11月 中国製造業PMIは2010年以来の高さだ。それは中国サプライチェーンに組込まれている台湾や韓国にとって良いニュース。それらはEEMの25%を構成する。

 そしてFEDが意識的にドル安を招いている。2021に向け、環境は良い。

<スティーブ・グラッソ>

・米国金利は上がらない。ドルは安くなる。JP Morganは欧州に投資すべきだと言っている。EEMはアジアを多く含んでいる。では、欧州株をどのように買うべきか?多くの米国投資家は、欧州企業の株を直接買わない。欧州へのエクスポージャーが大きい米国株を買う。TRISEO(TSE)は65%が欧州、24%が欧州の売上。OLIN(OLN)は45%が海外から。Capri Holdingsも45%。

 私のポートフォリオでは、割安株と欧州株を同じバケツに入れている。

<ティム>

・投資家に注意を促したい。値動きは激しい。全てを国外株に賭けるなんて事はするな。以前にも同じような事があった。EEMとSPYの比率を見よ。EEMが数十年に渡ってアンダーパフォームすることもあるのだ。最近は良かったとしても、気を付けろ。EEMが51.75をブレイクするか見てみようではないか。これを通過すれば、大きく上抜ける可能性がある。

 

 

ここでは新興国市場を見るためにEEMを引用している。

EEMは、(昨日の記事にて話題にした)VWOとベンチマークするIndexが違う。

EEMMSCI Emerging Markets Index。VWOはFTSEエマージング・マーケッツ・オールキャップ(含む中国A株)・インデックス。

大きな違いは、前者が韓国を含み、後者が含まない点かな。

EEMはBlackRock(iShares)の商品で、VWOはVanguard。

EEMの経費率は0.68%。VWOは0.100%。

 

投資信託で言うと・・・、

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは、MSCIエマージング・マーケット・インデックス(配当込み)をベンチマーク

運用管理費用、約0.1870%。

楽天・バンガード・ファンド(新興国株式)は、VWOを買っているだけ。

実質的な運用管理費用は0.232%。

SBI・新興国株式インデックス・ファンドは、FTSEエマージング・インデックスをベンチマーク

実質的な運用管理費用は0.176%程度。

 

どれを選ぶかは、ご自身の判断にて。

(注:上記ETF投資信託の情報は、この記事を書いている2020年12月5日、それぞれのリンク先から引用した)

 

昨日の記事: 

alibertarian.hatenablog.com