塾長です。
昨日(米国12/11)の米株市場は、若干下落。
S&P500、3,663(-0.13%)
Nasdaq、12,377(-0.23%)
Russell2000、1,911(0.57%)
10年債も元気なく、0.8930.
ドル円は104.0100.
重要指標は、
11月 卸売物価指数(PPI)[前月比]、0.1%(予想0.2%)
同[前年同期比]、0.8%(0.8%)
11月 卸売物価指数(PPIコア)[前月比]、0.1%(0.2%)
同[前年同月比]、1.4%(1.5%)
12月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値、81.4(76.5)
米生産者物価指数、11月は伸び鈍化-価格転嫁難を反映 - Bloomberg
米消費者マインド指数、12月は予想外に上昇-ワクチン期待で - Bloomberg
個別株は、Disney。+13.59%の175.72!おめでとう!
米ディズニー、動画配信サービス加入者の大幅増見込む-値上げでも - Bloomberg
同社は10日の投資家説明会で、マーベルや「スター・ウォーズ」、ピクサーなどの新たな映画やテレビ番組を提供する計画について説明し、4年以内に巨大動画配信サービスになることを目指すと表明。
ただ、株価急騰は一昨日ではなく、昨日だったのだろう?
一昨日、Wells FargoとKey BancがBUYにupgradeしていた。ジム・レベンサルの解説:
・アナリストの単純な分析に基づいたupgradeだ。動画配信サービスがNetflixに、1、2年内に追い付くだろうと予想。大きなゲインだが、それが起こると仮定しようではないか。
Netflixの市場価値は$225B。Disneyは$280B。Disneyの動画配信サービスがNetflixと同じ価値だとすると、Disneyのそれ以外の価値は$55Bという計算になる。
映画スタジオ、テーマパーク、などだ。それらは2019年に$17Bを売り上げた。価値が、売上の約3倍、という計算。
確かに我々はパンデミックの真っただ中にいる。しかし、いつかそれを脱する。3倍というのは、いくらなんでも低すぎる。Disneyのロングを支持する根拠だ。
(このあと、ピート・ナハリアンが、Disneyの株価は高すぎるので、次の下落局面(dip)を待つ、と言っている)
今頃になって気づくとは。。。
さて、Disney+を追っているHBO Maxはどうかと言うと、(親会社の)AT&T株、年初38ドル、昨日時点でまだ31ドル。
数日前、AT&Tは2021年、Warnerの新作映画をHBO Maxストリーミングサービスと劇場の同時公開にすると発表。バンバン叩かれている。
UPDATE 1-AT&T CEO defends company's plans to release new movies via streaming | Reuters
映画監督や、劇場関係者が怒るのは、理解できるが、市場はもっと前向きに評価して良いと思う。
AT&T本体が大きすぎて(相対的な)HBOの価値が小さい、負債が大きい、というのは理解しても、市場価値$221Bは安すぎる。
そのうち、Maxのサブスクライバーが伸びれば、upgradeするのかな。アナリストも所詮はサラリーマン。独自色は出せない。何らかの切っ掛けが必要ということで。