塾長です。
昨日(米国2020/12/31)の米株市場は堅調。
S&P500、3,756(+0.64%)
Nasdaq、12,888(+0.14%)
【米国市況】S&P500種、過去最高値を更新-ドルは上昇 - Bloomberg
午後2時(EST)から急上昇したのだけれど、特に目立ったニュースはなかったみたい・・・。
ジョージア州上院議員選挙(決選投票)も、民主党有利と報道されているので、それが原因でもなさそう。
今日は1月1日、休場なので、機関投資家が駆け込みで買った?
債券、為替は、
10年債、0.9170
ドル円、103.1910
今年はフラッシュクラッシュあるかな?
経済指標は、
新規失業保険申請件数、78.7万件(予想83.3万件)
失業保険継続受給者数、521.9万人(539.0万件)
米新規失業保険申請件数、予想外に減少-コロナリスクは続く - Bloomberg
12/31なので、個別株のニュースも無い。
なので、CNBCの今年のまとめ的なパートを紹介しておきましょう:
・S&P500が12/31に最高値を更新したのは、1928年以来8回しかない。前回は2013年。
・Nasdaqは2009年以来最もパフォーマンスが良かった。
・NasdaqがS&P500をアウトパフォームするのは4年連続。
・今年はMega-Capの伸びが大きかった。
Apple、+81%
Microsoft、+41%
Amazon、+76%
S&P500のリターンのうち、57%がこれら3社によるもの。
・最もパフォーマンスが良かったセクターは、セミコンダクター。
nVidia、+119%
AMD、+99%
Qualcomm、+68%
Lam Research、+62%
Solar(TAN)、+233%
Online Retail(IBUY)、+135%
Cloud Service(WCLD)、113%
Esports(HERO)、+86%
・今年はエネルギーが良くなかった。エネルギーがS&P500に占める割合は2%に低下。
そして、S&P500の中、パフォーマンスが良くなかった(laggards)のは、
Carnival Crouse Lines、-57%
United Airllines、-50%
Simon Property Group、-43%
Exxon Mobile、-40%
・S&P500の上昇には目を見張るものがある。
今年、S&P500は16%上昇
直近11年、値が下がったのは2回のみ
2010年以降、+240%
ーInteractive Brokers証券 スティーブ・ソスニックの解説:
2020年と1999年には共通点がある。1999年、投資の民衆化があった。Internetにより投資が容易になったのだ。そして、再び民衆化が起こった。株売買手数料の撤廃、1株以下の売買が可能になった事によって。テーマ投資も共通している。1999年、FEDはY2Kに向けて資金供給を行った。それは期限が決まったものだった。今回において、FEDが資金供給をいつ止めるのか分からない。それが大きな違いだ。
日々のインデックスの動き、個別株の動向を見ていると、時々見失ってしまうけれど、マクロの動き、すなわち、世界中の有り余ったカネがどこに置かれるか?が重要ですネ。金利が下がれば、債券から株やゴールドにカネが移動。その逆も真。
S&P500が最高値更新し続けてヒヤヒヤするけれど、金利が低いうちは大丈夫。FEDは(強烈インフレが来ない限り)21年、22年は金利を上げない。
さて、いまのうちに住宅REITを買っておこうかナ。
AvalonBay Communites(AVB)、Equity Residential(EQR)、UDR(UDR)など。
考えるべきポイントの一つは、今後(5年、10年のレンジで)都市部の人口が拡大するか。今までは、そう思われていた。コロナ、在宅勤務の一般化で、そうはならない(増え方がなだらかになる)と言う人もいる。そうなれば、これらREITの利回りは低下。こればかりは、誰にも分からない。投資家自身の判断で。