塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

ジョージア州上院議員選が熱い

塾長です。

昨日(米国1/5)の米株市場は、反発。

 S&P500、3,726(+0.71%)

 Nasdaq、12,818(+0.95%)

 Russell2000、1,979(+1.71%)

【米国市況】株反発、上院決選投票を意識し国債下落-原油大幅高 - Bloomberg

ジョージア州上院議員選、決選投票が実施され、民主党が2議席取れば上院の過半を握り、ねじれ国会解消するということで、非常に注目されている。一部の世論調査では民主党有利という情報も。接戦になっているのは間違いない。結果は(票の数え直しなどなければ)明日(米国1/6)の市場オープン前には出ているはず。

 

債券、為替は、

 10年債、0.9550

 ドル円、102.661

いくら株が上がっても、為替で消される・・・。

逆に、米国からドルで日本をはじめとした外国市場に投資している人はホクホクでしょう。

 

指標は、

 12月 ISM製造業景況指数、60.7(予想56.5)

米ISM製造業景況指数、18年以来の高水準-受注と生産好調 - Bloomberg

 

個別株での注目ニュースはなし。

上にも書いたように、選挙関連の報道がたくさん。CNBC、Yahoo、Bloombergでは、様々なコメンテーターが、民主党が上下院多数を取った場合の市場予想をしている。言っている事はバラバラ。色々言っていれば、誰か当たる。そんな感じ。仕事だから仕方ないけど。

例えば、Oppenheimer ジョン・ストルツファスは、

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・S&P500は6~10%下がる。企業増税のせいで。

 大統領選のあと、株は毎日のように上昇。その熱狂が振り落とされると考えるべきだ。

 2018年の税制改正が企業競争優位性を押し上げた。S&P500の約40%が海外売上。そして、税引き後の収入が増えた。2018年税制改正後、企業のR&D投資が増えたのはそのためだ。

 コロナが始まって以来、企業は予想されていた程、配当を減らしていない。それもリスクだ。

 他のリスクもある。個人も機関投資家も、国の借金の多さを心配している。金融危機の負債を返し終えないうちに、コロナの借金が上乗せされた。共和党が上院のコントロールを失うと、民主党が支出増をしやすくなる。そして負債は増える。

 これらのことから、市場は動揺するだろう。

 

 

Evercore ISI クリシュナ・グハ:

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民主党が上院で多数を取れば、株は下がる。しかし、その中でのローテーションに注目すべきだ。

 明らかなのは、財政支出が増え、金利にプレッシャーがかかる。テック株、住宅には良くない。インフラ投資が増えるので、工業に追い風。グリーン関連にも。

 市場が上がる・下がるではなく、ローテーションが起こるかどうかだ。

共和党が多数となれば、追加の財政支出が減り、金利上昇の心配が減る。投資家のマインドに影を落としている増税の可能性が減る。

 そもそも、民主党が多数となったとしても、増税が行われるかは別の問題。私は大増税が行われると考えていない。市場は今後数か月かけてその可能性を見極める。

・2021年と、それ以降において、10年国債金利の最大のドライバーは、ワクチンの進歩によって経済が正常化するかどうか。

 2番目の要因は、財政。ベースシナリオとして考えているのは、2021年中頃からワクチンが効き経済正常化がなされ、ねじれ国会により財政出動も程々。その場合、2021年末の10年国債は、1.25%の上の方。1.3%とか。もし民主党が多数を取れば、財政出動が増え、1.40~1.45%と予想している。

 

 

 

あまり考えても仕方がないので、選挙結果と、その後の市場の動揺を楽しむことにしましょうカ。冷めた目で。