塾長です。
昨日(米国2/19)の米株市場は、ヨコ。
S&P500、3,906(-0.19%)
Nasdaq、13,874(+0.07%)
Russell2000、2,266(+2.18%)
【米国市況】S&P500種が小幅安、国債利回り上昇-原油続落 - Bloomberg
債券、為替、コモディティ:
10年債、1.3450
ドル円、105.4100
Bitcoin、55,751
原油、59.01
ビットコイン、5万5000ドル突破-マスク氏が現金よりは「まし」と発言 - Bloomberg
ビットコイン「現金とほぼ同じほど無価値」、でも少しまし-マスク氏 - Bloomberg
ビットコインの時価総額、1兆ドルに接近-株より金より高リターン - Bloomberg
経済指標:
2月 製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)、58.5(予想58.5)
2月 サービス部門購買担当者景気指数(〃)、58.9(57.6)
2月 総合購買担当者景気指数(〃)、58.8
1月 中古住宅販売件数[年率換算件数]、669万件(660万件)
1月 中古住宅販売件数[前月比]、0.6%(-2.4%)
米中古住宅販売が予想外に増加、3カ月ぶり高水準-在庫が不足 - Bloomberg
完全にスルーしていましたが、先日Barkshire Hasawayの13Fが開示されていましたので、あらためてこちら:
バークシャー、アップル株の保有減らす-シェブロン株などの購入開示 - Bloomberg
ChevronとVerizonを新規買い、銀行株、Appleを売った感じ。
ジョシュ・ブラウンがバークシャーの売買動向は昔ほど重視されなくなった、と解説:
・かつてこれを見るとは思わなかった。Barkshireの13Fは多分かつてほど注視するべきものではなくなった。
外から見ると矛盾だらけだ。個別株を見ても、セクター毎の売買を見ても、得られるものがない。
ーバークシャーはバフェットが引退しかかっていて、後継者がポートフォリオを管理しつつある。しかし、その後継者たちからは、何も聞くことができない。単に情報がないからではないのか?
・俺が思うに、バークシャーの13Fが意味を成さなくなったのは、金融危機のせいだ。金融危機の時、バフェットがGE、Goldman Sachs、Bank of Americaを救済した取引は、誰もが意識した。彼だけが優先株を引き受け、それらの企業を救済した。今回は、FEDがその役割を果たした。FEDがマネーを刷り、金利は上昇せず、インフレは起こらない。誰もカネを借りさえしない。Main Street Lending Programから借りる企業は(ほとんど)いなかった。それだけカネが余っているということだ。SPACを見てくれ。誰もBarkshireから資本を出してもらう必要が無い。Barkshireはプレミアムを得られないので、取引しない。そうすると、バフェットはどうするだろう?PER25倍の株を買うか?それもしたくない。いくつかの株取引は大きく見えるかも知れないが、Barkshireのサイズを考えると大きくはない。Barkshireの株のポートフォリオは$250B(≒26兆円)だ。だから、Chevronを少し買う、日本の商社を少し買う、Verizonを少し買う、そんなのは針を動かす投資ではない。人々は、モーツアルトが交響曲を書かなくなったと言って、悲観にくれているのだ。
もう一つは、全てが速く進み過ぎている。バフェットは航空株をボトムで買った。価値を生んだのではなく、政策がBarkshireの仕事をしただけだ。それが政策というものだ、と言う人もいるだろうが。
ーBarkshireの株を持っていたら、13Fは気になるよね?
・もちろんだ。だったとしても、何ができる?Barkshireと議論するのか?
私が言いたいのは、Barkshireの13Fはかつて数千万人の投資家にとって意味のある(relevant)ものだった。そこから落ち穂を拾うために。例えば、ドットコム・バブルのとき、バフェットは住宅株を買っていた。彼は、それが次のバブルが来る場所だと考えたからだ。アルミの羽目板、カーペット、住宅建設企業の株を買っていた。他の人が光ファイバーとドットコム株を買っている一方で、そんな事をしていた。彼はいつもカーブの先を行っていた。今回は、そうではないようだ。投資家が、彼の投資から学べるものはない。ある四半期に金鉱脈を買い、次の四半期で売る。これから何が得られるというのだ?
バフェットは後継者の指導中で、Barkshireが迷走しているように見えるのでは?と思う。そもそも指導してどうこうなるものなのか?という疑問はあるネ。
マスクや孫正義のような、天才?キチ〇イ?にしかできない事ってあると思う。彼らが先天的にそうだったのか、後天的にそうなったのかは分からないが、少なくとも師匠に指導して得るような性質のものではないように思う。
ジョシュには、ソフトバンクGを分析してコメントしてもらいたい。