塾長です。
昨日(米国3/18)の米株市場は、一転して大きく下落。
S&P500、3,915(-1.48%)
Nasdaq、13,116(-3.02%)
Russell2000、2,267(-2.94%)
債券、為替、コモ:
10年債、1.7300
ドル円、108.8900
Bitcoin、57,740
経済指標:
3月 フィラデルフィア連銀製造業景気指数、51.8(予想23.0)
2月 景気先行指標総合指数[前月比]、0.2%(0.3%)
特に今日はネタもないので、JP Morgan マルコ・コラノビッチの解説:
・我々の中期予想は、(S&P500は)4400。
短期には興味深い動きがある。明らかに、Nasdaqの弱さは、金利(yeild)上昇に関連している。そして、月の終わり、四半期の終わりに近づいている。ポートフォリオにリバランスがある。債券に買いが入るだろう。一部は株を売るだろう。しかし、金利が安定すれば、もし金利が下がれば、Nasdaqや金利敏感株は上がるだろう。それは(リバランスで)株を売る動きを補償する。基本的に、金利の安定化は、株と債券をサポートする。もし今後2週間で、株も債券も上がったとして、驚きはしない。
そして、モーメンタム要素のリバランスだ。エネルギーのような出遅れ株に買いが入る。すなわち、Nasdaqも、エネルギーのような景気循環株も上がるということだ。
・今日は理解しがたい動きをした。欧州でのコロナ拡大懸念はあったが。CTAプログラムのstop lossではないかと思っている。ファンダメンタルに則した動きではない。トレンドフォロワーがポジションを解消したようだ。今日は下がったが、米国のre-openingは順調、欧州は2か月程度遅れるかも知れない、ドルは弱い、金融・財政のサポートがある、それらはコモディティーにポジティブな要因だ。私だったら、今日の下落で買いを入れるだろう、原油だけでなく、エネルギー株も。モメンタム・リバランスと月末で買いが入るからでもある。
ー(S&P500)4,400というのは、マルチプルが拡大するのか、企業利益が上昇するのか、それとも両方か?
・企業利益は上昇するだろう。経済は、夏にはほぼノーマルと言える状況になるだろう。欧州は若干遅れるかも知れない。なので、企業利益向上は間違いない。
マルチプルに関しては、景気敏感株、出遅れ株にマルチプル増加が見られるだろう。エネルギー、素材、工業株だ。金融は既に見直しが入った。しかしまだ分散がある。
マルチプルの上昇よりも、企業利益増加の方が影響が大きいだろう。
ーその強気の予想が崩れるとしたら、どういったリスクがあるの?インフレとか?
・ローテーションの方が心配。インフレ率が高いのは、新興市場にとって良い。そして、景気循環株であるエネルギー、素材、工業にとっても良い。我々は未だにそれらの市場セグメントを多く保有している。もしインフレが起きれば、それらが上昇し、成長株は下落する。全ての市場が不安定になるような、制御不能のインフレが起こるとは考えていない。
いやー、強気、強気。
年末までに、株が1割超上がるッテ。
だったら、今日の下落は買い場だって事だネ。
・・・
いや~、買えないヨ。