塾長です。
昨日(米国4/8)の米株市場、再び上昇。
S&P500、4,097(+0.42%)
Nasdaq、13,829(+1.03%)
Russell2000、2,242(+0.88%)
【米国市況】S&P500連日最高値、FRB議長発言で買い安心感 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
10年債、1.6320
ドル円、109.3
Bitcoin、58,141
10年債利回りが低下し、円高・・・。
おかげで、円建て資産は減ってしまいました。
まぁ、一喜一憂するのは止めておきましょう。
経済指標は、信用できない失業保険:
米新規失業保険申請件数、2週連続で増加-回復の足取り不安定 - Bloomberg
金融政策では、パウエルがIMFバーチャルパネル討論会に出演:
パウエル議長、米経済の再建誓う-インフレ懸念はあらためて否定 - Bloomberg
まだ発言を確認していないけれど、今まで通りハト派的態度を続けたみたい(続けないわけがないのだけど)。
個別株は・・・、今日も見るべきニュースないかな。
CNBCにジェレミー・シーゲル教授が出演。なぜパウエルがハト派的なのか、彼なりのロジックを展開していた:
ーシーゲル教授は「心配している」らしい。いつも強気の教授が心配するとはどういうワケ?
・私は未だ心配していない。まだ強い強気相場(strong bull market)にいる。ただ、金利とインフレ率は上昇するだろう、FEDが想定している以上に。インフレ率は4、5%に達するだろう。すると、FEDは想定より早く(金利を)上げざるを得なくなる。それまでの間は、強気相場をエンジョイするべきだ。
ーどれくらい強気相場は続くのか?
・今年末までは大丈夫だろう。例え金利が上がったとしても、インフレ率が上回る。そうであれば、借りた方が得。3%の金利で借りたとしても、インフレが4%なら大丈夫。しかし、FEDは介入せざるを得なくなる。その時が、慎重になる時だ。2021年は強気相場だ。
ー(ジョシュ・ブラウン)今年のうちに、FEDがテーパリングを始めるんじゃないかと言われている。これ以上企業債券を買った所で、失業率は回復しないのだから。そうなるとS&P500が10%程度下落するだろうか?その時は買いのチャンスか?
・そうなるとは思えない。経済は強い。企業は価格決定権を持つようになる。FEDが買入を止めたところで、人々は言うだろう「で、どこにカネを置けばいいのか?」と。長期債はダメだ。キャッシュも減価する。実物資産にするしかない。不動産か、株だ。
ー今はゴルディロックスだと言われている。流動性の問題はない。大量のキャッシュが待機している。需要は回復し、企業業績が良くなると期待されている。それでもFEDは動かないのか?
・パウエルは、バイデンとゲームをしている。彼は、2022年2月、FED議長に再ノミネートされたいのだ。だから彼は今とてもハト派的なのだ。FEDは今の状況が危険だと認識していると思う。彼がFED議長に再度選出されたあとは、金融引締めに走るだろう。
そう来ましたか・・・。
結局、みんな自分のことしか考えてないのね。
一歩間違えば、世界中で何兆ドルという富が無くなると言うのに。所詮バーチャルな富ですが。
[鵜呑みにしちゃう人のために補足]シーゲル教授は金融政策や政治の専門家ではないので、話半分、いや、1/10くらいで聞いておいてく下さいネ。でも、そういわれチャウくらい、多くの人が「なぜFEDが金融緩和を続けているのか分からない」と言ってマス。