塾長です。
昨日(米国4/23)の米株市場は、大幅反発。昨日の下げを取り返し、ほぼ最高値に並んだ。
S&P500、4,180(+1.09%)
Nasdaq、14,016(+1.44%)
Russell2000、2,271(+1.76%)
【米国市況】株反発、堅調な経済指標で金融銘柄中心に買い-ドル下落 - Bloomberg
結局昨日のselloffは何だったんだ?という事ですが、AIやアルゴリズム取引のせいかも知れません。
去年(2020年)、クオンツ戦略を採用するヘッジファンドの成績が振るわなかったそうです:
クオンツ戦略に未来あるのか、ヘッジファンド会社閉鎖で注目集まる - Bloomberg
IPMのシステマティックマクロ戦略は、マクロ経済の基本原則を当てはめて資産クラスと国・地域をランク付けしてから、世界のソブリン債や株価指数、商品、通貨などを含む資産クラスに資金を配分する。このモデルは過去の統計データに基づき、コンピューターに大きく依存していた。
結局、FXのトラリピみないな事をやっているだけだったりして?
債券、為替、コモ:
10年債、1.5670
ドル円、107.8580
Bitcoin、50,844
ビットコイン投信最大手、原資産へのディスカウントが過去最大の19% - Bloomberg
個別株:
Honywell、Kimbarly-Clark、American Expressが決算。
どこも良くなかったみたいですネ。
Kimbarly-Clarkは(記事タイトルにしたように)その理由が面白かった。
この(↓)動画の、4:14から:
・消費者製品の巨人、Kimberly-Clark(KMB)にとって厳しい四半期となった。売上、利益ともに予想を達成できず、ガイダンスを引下げ、株価は沈んだ。KMBはオムツ、トイレットペーパーを作っている。インフレ、シャットダウン、消費者が去年買い溜めしたのを理由にあげ、少なくともこの10年で最も悪いセールスとなった。KMBは売上成長見込み、EPS見通しを引き下げた。これらは予想されていた事ではあったが、予想よりも悪い数字だった。トイレットペーパーだけでなく、ティッシュペーパーやキッチンペーパーも買い溜めされたので、消費者は買いに出かけない。P&Gとは違い、KMBは原材料費高騰がマージンに影響した。
アメリカ人、買い溜めし過ぎ。家が広すぎるのでしょう。
P&Gとの違いは何だったのでしょう?海外売上比率の違い?
KMBの決算ニュースリリースにはこのように書いてあります:
Kimberly-Clark Announces First Quarter 2021 Results | Kimberly-Clark Corporation
In North America, organic sales decreased 10 percent in consumer products and 8 percent in K-C Professional. Outside North America, organic sales were down 1 percent in developing and emerging (D&E) markets and 14 percent in developed markets.
北米において、オーガニックな売上は消費者向け10%減、業務向け8%減。北米を除くオーガニックな売上は、発展途上国・新興国で1%減、先進国で14%減。
ただ、P&G、KMBのどちらも、地域ごとの売上高(数字)を公表していないようなので、正確に比較できません。
もっとIRの質を上げて頂きタイ。