塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

ApolloがVerizonのYahoo部門を買取

塾長です。

昨日(米国5/3)の米株は反発。

 S&P500、4,192(+0.27%)

 Nasdaq、13,895(-0.48%)

【米国市況】S&P500反発、上げ幅は縮小-利回り低下でドル全面安 - Bloomberg

 

 

債券、為替、コモ:

 10年債、1.6070

 ドル円、109.0800

 Bitcoin、57,162

 

 

経済指標は、信用できないISMのみ:

米ISM製造業景況指数が低下、供給網問題や部材不足で (訂正) - Bloomberg

 

 

ゴシップ:

ゲイツ夫妻離婚。皆の注目は財産分与。

記事で触れていないのは、既に財産のほとんどを財団に移してあるって事?いや、ビル・ゲイツが個人で持っているMicrosoft株あるよネ?

ビル・ゲイツ夫妻、結婚生活に終止符-財団は協力して運営継続へ - Bloomberg

 

 

個別株:

Verizonが以前買収したYahoo・AOLを売り払いました:

ベライゾン、メディア部門の90%売却へ-アポロが50億ドルで取得 - Bloomberg

Bloomberg英語版の方が詳しい:

finance.yahoo.com

ポイントは・・・、

・買収する側のApolloの狙いは、Yahoo他を広告収入で運営しつつ、サブスクモデルや、スポーツ賭博の導入。

・アナリストのロジャー・エンターは「Private equityの儲ける方法は2つ。会社をくっつけるか、分割するか。多分、今回は人員削減し、バランスシートを綺麗にし、良い部門を売るだろう」とコメント。

・アナリストのコルビー・シナシールは「Alolloが(買収した部門を)IPOするならば、(一部株を保有し続ける)Verizonにとって10%の価値上昇になる」

 

ということで、どこにでもあるような不採算部門売却ですナ。

 

Apolloの資金調達は、$2Bが借入。

finance.yahoo.com

内訳は、1.5Bをleveraged loan、0.5Bを債券、残りを株。

Apollo’s acquisition comes amid an increase in buyout activity as private equity firms look to take advantage of cheap financing in the junk-debt markets to fund deals. Almost $63 billion of leveraged loans were launched in April, driven in large part by buyout financings.

プライベートエクイティーがジャンク債市場から格安金利で資金調達し企業買収する活動が増加している。Apolloもその一つである。 4月には、約$63B(≒6.9兆円)のleveraged loanが発行され、その多くは企業買収の資金に使われた。

 

ジャンク債市場、モラルを欠いた借入(超低金利を前提に借入し、金利上昇局面にはめっぽう弱いが、困ったときは中央銀行が助けてくれるだろうとタカをくくっている)が増えているのかも知れませんネ。

 

昨日のblog記事にて、バフェットが、この環境では企業買収で競い負ける、と言っていたのとも関連しています:
alibertarian.hatenablog.com

 

今回のバブルが弾けるのは、ここ(社債)かも知れません。

FEDの基本路線は、現状政策維持だけれど・・・:

NY連銀総裁「現在のデータや状況、政策変更に到底十分でない」 - Bloomberg

早めに資産買入を終わらせるかも。そうなれば、株安。

そしてそれは新たな仕込み時。

長期投資家には明るい未来しかありません。