塾長です。
昨日(米国5/12)の米株は下落。オープン直後、Nasdaqはどこまで下がる?という感じだったけれど、終わってみればほぼヨコ。強い。
S&P500、4,152(-0.87%)
Nasdaq、13,389(-0.09%)
【米国市況】株が続落、米国債利回りは上昇-12日のCPIに注目 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
10年債、1.6240
ドル円、108.6720
Bitcoin、56,438
ドージコイン値上がり、テスラの支払い受け入れ是非をマスク氏が質問 - Bloomberg
暗号資産、30年前の商品の活気-元ゴールドマン・トレーダーの新天地 - Bloomberg
ティール氏出資のブロック・ワン、仮想通貨取引所に100億ドル投資 - Bloomberg
キャシー・ウッド氏、仮想通貨プラットフォーム企業の取締役に就任 - Bloomberg
ビットコイン先物に投資するファンドのリスク警告-米SECが声明 - Bloomberg
米国労働省による求人・離職調査結果(Job Openings and Labor turnover Survey - JOLTS):
米求人件数、3月は過去最高の812万件-労働需要の急増広がる - Bloomberg
日本関連では、東芝。
Seagate、Western Digitalとともに、米国上院議員から「お前ら、Huaweiにハードディスク売ってないよな?」と問われているらしい:
最後に、ステファニー・リンクとジョシュ・ブラウンのインフレ懸念、株安に対する解説:
ー株価が下がっている理由は、インフレに対する恐れか、債券利回り上昇によるものか、関係ない別のものか?
<ステファニー>
・インフレの可能性が高い。今日だけで、我々の5人のアドバイザーから問い合わせを受けた。人々はインフレを考え始めている、インフレを見始めている。カスタマーも同じだ。12社と会話したら、全てがコモディティーコスト上昇を経験していた。いくらかの企業はコストを転嫁できるだろう。他はできない。勝者と敗者が出てくるということだ。先週、ほぼ全てのConsumer Staples(生活費需品)企業が、値上げに言及していた。消費者にとって、それは観察しておくべき事。需要が弱まるかも知れない。しかし、多くの流動性がシステムに供給されている。米国だけでない。世界中でだ。$100Tの経済刺激だ。どうしてこれが一時的ではないインフレに導かないと言えるだろう?先月、米国の平均時給は0.7%上昇した。驚くべき数字だ。賃金上昇が見られるだろう。それを私は心配している。労働コストだ。インフレの17%の入力となっている。
ーFAANGが落ちている。Amazonは8%下落、Fcebook7%下落、Apple6%下落。Appleは今年最安値だ。しかし、AppleやAmazonは長期保有すべき株だったよね?子供に受け継いでいくような。
<ジョシュ・ブラウン>
・それらは全て、去年(株価が)倍になった。Appleで言うと、バリュエーションは過去最も高かった。それには理由があったという事も出来るだろう。Appleは戦略的、技術的、キャッシュフロー的に最高だったっと。しかし、それらは全て株価に織り込まれいなかったというのは難しい。あなたが長期投資家であれば、Apple株を見捨てるべきではない。買い増しても良いだろう。それが、ずっと私の態度であった。株価が安い時も、高い時も、Apple株を持っていた。私の人生の中で最も成功した取引だった。
とは言え、インフレを考えないわけにはいかない。それがFAANG含む株価を押し下げている原因だからだ。重要な点を指摘したい。実体経済の物価上昇に対する治療法は、実体経済の物価上昇である。多くのコモディティー価格上昇は、生産停止によるものであり、去年多くの地点で生産停止が起こった事に我々が追い付いてきているだけである。いくつかは一時的なものだろう。
ステファニーに同意できる点もある。賃金は上昇するだろう。より多くの労働者が戻ってくる。人々はインフレにより恩恵を受けている。ボトム15%の人達は恩恵を受けている。傷ついているのではない。需要の増加と言う形で。なので、インフレが完全にネガティブだとは思わない。
と、このように皆さんインフレについて議論し、株価を占い、儲けようとしているわけですが、単なるノイズ。
物価が上がっても、金利が上がっても(下がっても)、マクロに見れば株価は経済成長と共に上がってきたので。