塾長です。
今日から新たな週の始まりです。投資を楽しんで行きましょう。
昨日(米国5/24)の米株は大幅上昇。金曜に売られて、月曜に買い戻されるのは、先週と同じ流れ。
S&P500、4,197(+0.99)
Nasdaq、13,661(+1.41%)
【米国市況】ハイテク主導で株高、ドルは下落-インフレ懸念後退 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
10年債、1.6080
ドル円、108.829
Bitcoin、38,584
ビットコイン上昇、4万ドルに向かう-採掘巡りマスク氏ツイート - Bloomberg
ブリッジウォーターのダリオ氏、「投資するなら国債よりビットコイン」 - Bloomberg
コモディティの世界はまったく分かっていませんが、中国人による投機が原因なのでしょうか?
中国、商品高抑制の取り組み一段と強化-投機や買いだめに照準 - Bloomberg
経済指標の発表なし。
金融政策:
ブレイナードFRB理事、長期的なインフレ期待は非常に安定している - Bloomberg
ブレイナードFRB理事、中央銀行デジタル通貨の利点とリスクを説明 - Bloomberg
個別株の動きで気になるのは、AmazonのMGM買収:
アマゾン、映画会社MGM買収合意を25日にも発表か-関係者 - Bloomberg
最後に小ネタを2つ。
1つめは、HBO MAXの広告挿入版(その代わり値段が安い)の導入。
・Warner Mediaは、7月第1週から広告入りのHBO MAXを開始すると、今朝発表。月額10ドル。通常版(広告なし版)に比べて、5ドル安い。
・競合他社も広告入り版を提供していて、それは以下の通り。
Hulu、$6
Peacock、$5
Paramount+、$5
Discovery+、$5
・Wanrer Mediaと一緒になったDiscoveryが、今後Discovery+とHBO Maxを位置付けるのかに注目だ。
一消費者として、日本でも広告入り版が導入されるとイイなーと思います。
話は大きく変わって・・・。
2020年最も報酬が高かったCEOは誰だと思いマスか?
GEのラリー・カルプだそうですヨ:
ー数字は驚くべきものだ。$120M(≒130億円)の価値のある(GE)株を3段階に分けて受け取る。カルプがGEのCEO職についたとき、株価は12.40。今の株価は13ドル。5%の上昇だが、インフレを考えれば、フラットと言って良い。なぜ彼はこれほどの報酬に値するのか?
・いい質問だ。2020年のGE株のパフォーマンスは、12ドルで始まり、10.80ドルで終わった。GEにとって苦しい年だった。GE Financialの問題など。5月には6ドルまで株価が下がった。8月、取締役会は、2018年にカルプがGE入りした時の契約を見直した。報酬のベースとなる株価を12.40ドルから6.67ドルに引き下げたのだ。そして株価が13ドルに上昇したため、2段階の(株価連動)報酬を受け取る事になった。それが、9百30万株であり、価値にすると$120Mである。
(この後も話は続くが、ポイントは押さえたので、割愛)
この問題、この部分だけに目を向けてコメントすると、コロナによる株価急落はカルプの責任ではないので、報酬を見直すのは構わないと思いますが、その後の株価回復もカルプのおかげではないので、再度報酬を見直すべきでしょうナ。
ほんの少しだけ広い視点に立つと、そもそもCEO報酬をその時の株価に単純に結び付けるのは間違い。せめて、指数(S&P500や、XLI)との比較で見るべき。
さらに広い視点で言うと、CEOが下した決断の結果が出るの5年後、10年後なので、株価連動という報酬体系自体が間違っている(株価は6か月先程度しか織り込まない)。CEO報酬の中で、株価連動部分が大きな割合を占めていると、CEOは決断を誤るよ~。
この手の報酬体系を持っている企業には投資したくありませんワ。