塾長の資産運用

アメリカ株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

FOMC通過。株は小動き。夏まで待て。

塾長です。

昨日(米国6/16)の米株市場は、FOMCを消化して、若干のサゲで終了。

 S&P500、4,223(-0.54%)

 Nasdaq、14,039(-0.24%)

【米国市況】国債利回り急伸、株安-米利上げ時期想定が前倒しに - Bloomberg

今以上の金融緩和はあり得ないわけで、あるのは「(将来の)引締め→株価下落」のみ。それが、-0.54%で済んだのだから、喜ぶしかありません。

 

 

債券、為替、コモ:

 10年債、1.5690

 ドル円、110.7280

 Bitcoin、38,442

 原油、71.52

米SEC、ビットコインETFに関する判断を再度先送り - Bloomberg

 

 

経済指標:

 5月 住宅着工件数[年率換算]、157.2万件(予想163.0万件)

 同[前月比]、3.6%(3.9%)

 5月 建築許可件数[年率換算]、168.1万件(173.0万件)

 同[前月比]、-3.0%(-0.2%)

米住宅着工件数、わずかな増加にとどまる-建設許可件数は減少 - Bloomberg

 

 

金融政策:

FOMCの話題はたくさんあるけれど、大きなサプライズもなければ、市場も穏やかに反応したので、特別取り上げる点はないかな。

細かく見てみると、ドットプロットで金利引き上げが前倒しになった(タカ派的)のと、MBS含む債券買入額を変更しないとした(ハト派的)事で、バランスが取れたのではないでしょうか?

一応テーパリングの議論を始める事にはしたようなので、次回のイベントであるジャクソンホール(8月末)に注目。

FOMC、ゼロ付近の金利維持-23年末までに2回の利上げを予想 - Bloomberg

FOMC:金利予測はタカ派寄りのサプライズだ-市場関係者の見方 - Bloomberg

 

FOMC後のパウエル議長プレスカンファレンス全編:

www.youtube.com

退屈だけれど重要な3点の質疑について翻訳してみます:

ー2023年に向けて、労働市場の見通しは?

労働市場、労働者に対する需要、職創造のレベルを見れば、強い労働市場になると信じるに値する。低失業率、高い労働参加率、全ての層における賃金上昇が起こる。それは我々の予想でも示したし、予想の外でも示すものだ。1、2年の範囲で考えると、非常に強い労働市場となるだろう。それがどのように進展していくかというと、前回の経済拡大期では、労働サプライは期待を超えていた。今回それが起こらないと言える理由はない。それと同時に、労働参加率で言えば、多くの人が引退した。それゆえ、今後の労働参加率を正確に予想する事はできないが、高いレベルに戻るだろうとは思っている。時間はかかるかも知れない。全体的に言えば、強い労働市場になるという事だ。

 短期間で見ると、我々はいくつかの事象を見てきた。労働サプライが制限されている。求職はあるが、多くの人が失業したままだ。それらの求職を満たすのは、遅いものとなるかも知れない。昔就いていた職に戻るのは、既に起こっただろう。新しい職を求めるのは、時間のかかるプロセスだ。速度制限があると言っても良い。スキルが合っているか、地域は適正か、といった事を見極める必要がある。自然なことだ。そして、コロナのせいで、多くの人が職に戻るのを心配している。これはワクチン接種進展とともに消えて行くだろう。チャイルドケアの問題もある。秋に向けて学校、デイケアセンターが再開すれば、労働参加が増えると予想する。最後に、追加の失業手当が9月に向けてなくなり、労働者に参加を促す。全てを勘案して、我々は夏から秋にかけて強い職の創造が起こると考えている。

 最後に言いたいのは、今はまったく普段と違う状態。我々にテンプレートは無いし、このような状況の経験がない。データを理解するときに、謙虚になるべきである。労働市場であれ、インフレであれ、ハードな結論に達する事をすべきでない。より多くのデータを見て、我慢すべきである。これからの数か月で、我々の考えを形成することはできるだろう。

 

ーインフレについて。物価が上昇していると思わないか?

・ここ数か月、インフレは期待より高かった。しかし、ヘッドラインの後ろにある数字を見ると、インフレを押し上げているのは、経済回復、経済再開に直接関連するものだ。例えば木材価格。木材不足やボトルネックなどによって価格は上昇した。それらの価格上昇は止まるだろうし、場合によっては下落するだろう。木材でそうなったように。他の例は、中古自動車。インフレのコアの1/3以上を占めた。中古自動車はパーフェクトストームの状態、強い需要と限定的な供給、だった。年率で見ると、とてつもなく上昇した。我々は価格上昇は止まる、そして下落に転じると予想している。それらはかならず来るが、いつになるかは分からない。前回のプレスカンファレンスでも言ったように、タイミングは分からない。長い目で見れば、価格上昇は一時的だった、という事になるだろう。我々は毎月の物価を見ているし、労働市場も見ている。労働市場はインフレにも重要な役割を果たす。供給が制限されたものは一時的に価格があがる。供給が増えれば落ち着く。正確な数字、時期を言う事はできないが、物価は下がると予想している。我々の2023年物価予想は2~2.3%である。それは我々のゴールに合致している。

 

ーテーパリングをいつ始めるの?

・テーパリングはタイミングではなく、もっとデータが集まってきた時点で行うものだ。しかし、このFOMCで「テーパリングを話し合う話をし始めた(talking about talking about)」と考えても良いだろう。今後、この言い回しを使うのは止めておこう。十分役目は果たしたと思う。FOMC参加者は経済進展が見られ、それが継続すると予想するが、ゴールには到達していないと考えている。よって、将来のFOMCにて、資産買入額減少について発表することを検討している。今後のミーティングにて、経済進展を評価し、なんらかの決定をする前に、アナウンスする。タイミングは、その進展度合い次第。カレンダーは関係ない。

 

 

頑張って訳してみたものの、サプライズ無しは当然としても、新たなヒントも無しで、面白くない・・・。

今日はこの辺で。