塾長です。
昨日（米国9/14）の米株市場は、上げて始まり、その後は一直線にサゲ。
S&P500、4,443（-0.57%）
Nasdaq、15,037（-0.45%）
【米国市況】国債急伸、株安－ＣＰＩ受け緩和縮小先送りとの見方 - Bloomberg
ＥＰウェルス・アドバイザーズ・・・アダム・フィリップス氏は「この日の株式下落は、先週見られた弱さの続きにすぎない」・・・「８月のＣＰＩにより、来週のＦＯＭＣ会合で資産購入のテーパリングが発表される可能性は消えたも同然だが、現在の明らかな危険は景気減速にある」と語った。
「景気減速」と言っても、コロナが簡単に収束せず、経済再開が遅れるというだけでしょう。それに株以外、どこに投資するのか？という話です：
株式への悲観強めても、他に行き場なし－ＢｏｆＡのファンド調査 - Bloomberg
ＢｏｆＡのストラテジストは、マクロ経済の楽観後退は株式にプラスだと指摘する。低金利の長期化を意味し、債券への投資意欲がみられない状況でＴＩＮＡ（There Is No Alternative、他の選択肢はない）としての株式の位置づけが助長されるからだ。
債券、為替、コモ：
原油、70.75
10年債、1.2770
ドル円、109.723
Bitcoin、46,976
経済指標：
8月 CPI［前月比］、0.3%（予想0.4%）
同［前年同月比］、5.3%（5.3%）
8月 CPIコア［前月比］、0.1%（0.3%）
同［前年同月比］、4.0%（4.2%）
米消費者物価指数、７カ月ぶりの低い伸び－インフレ圧力一部緩和 - Bloomberg
金融政策：
パウエルＦＲＢ議長続投に支持表明－金融規制改革法の立役者が寄稿 - Bloomberg
地政学／米中：
バイデンさん、なめられてますけど、大丈夫でしょうか。それだけ米国側に打ち手が無いという事ですネ。ミサイル打ち込むわけには行かない。
バイデン大統領、習主席に対面会談提案したが合意得られず－ＦＴ紙 - Bloomberg
個別株ではAppleが新製品を発表したけれど、その辺りはGizmodeや携帯Watchの方が詳しく報道しているので、割愛：
【超速まとめ】新iPhone・iPad・AppleWatch発表！ #AppleEvent リアルタイム記事 | ギズモード・ジャパン
Apple株価は-0.96%の148.12ドル。市場平均（S&P-0.57%、Nasdaq-0.45%）以上の下落。市場は期待外れとの評価：
最後は「インフレが来るぞ」と主張し続けるジェレミー・シーゲル教授：
ーあなたはイーグルス（注：フィラデルフィア・イーグルス、NFLが開幕して米国男性はこの話題で持ち切り）と同じくらい強気市場に確信がありますか？
・Eaglesにとって今年は建設の年。今シーズン勝てれば（winning season）、成功と言えるでしょう。そして、株式市場はwinning seasonとなるでしょう。ジム・クレーマーが言っていたように、今は今年一番困難な時。番組ゲストの一人が語っていたように、インフレをめぐる報道はこれから起こるインフレを過小評価している。住宅価格は年率3%上昇したと言われているが、他にある住宅に関する指標全てが15～20%の上昇を示している。住宅賃料は2%だそうだが、私が調べたところでは9～12%の上昇だ。Bureau of Labor Statisticsが収集しているデータには大きなラグがある。反映されるまで時間がかかる。それまでの間、パウエルは、私が正しい、インフレは一時的、テーパリングを急ぐ必要は無い、と言うだろう。それが今朝一時的に株価が上昇した原因だ。もちろん金利低下がテック株を押し上げたのは間違いないが。
ーどうして株価はその後下がったのでしょう？
・米株は5%修正をせず250日経過した。これより上昇する余地は限られている。
今後、コロナ収束のデータが入ってきて、FEDがテーパリングの準備をして、金利が年末にかけて上昇、株にはローテーションが見られるだろう。テック企業が一息ついて、落ち込んでいた景気循環株や中小型株が戻ってくるかも知れない。
今はFEDがパニックに陥る必要が無い。それは市場が一番心配していたことだ。（急激な物価上昇を見たFEDが）なんてこった、制御不能だ、と言って、急ブレーキを踏む可能性は無くなった。それが今日一番のニュースだ。
インフレは来るでしょうか？Amazonの平均時給うは約２千円らしいですヨ：
アマゾンが採用強化、深刻な人手不足の米国で12万5000人の雇用を計画 - Bloomberg
トラック運転手不足は特に深刻で、企業は国外から運転手候補者を集めようとしている。
米国にアルバイトしに行きたい。
