塾長の資産運用

アメリカ株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【インフレ or デフレ】ウィルソンとウッドの論説を並べてみた。

塾長です。

昨日(米国10/1)の米株市場は、10年債金利が下がったからか、上昇。

 S&P500、4,357(+1.15%)

 Nasdaq、14,566(+0.82%)

【米国市況】株が反発、経済再開トレード盛り返す-ドルは下落 - Bloomberg

 

 

債券、為替、コモ:

 原油、75.74

 10年債、1.4650

 ドル円、111.0600

 Bitcoin、48,012

ビットコイン急騰、一時10%近く上昇-当局圧力の緩和を楽観 - Bloomberg

前日の日中にパウエル米連邦準備制度理事会FRB)議長が発したコメントが、米国の規制緩和を示唆するものと受け止められた。

「暗号資産を禁止するつもりはない」パウエルFRB議長 | coindesk JAPAN | コインデスク・ジャパン

ジェローム・パウエル議長は、暗号資産(仮想通貨)を禁止するつもりはないと30日に開催された米下院金融サービス委員会で述べた。一方でステーブルコインには規制面での監視強化が必要とした。

 

Bitcoin法定通貨にしたエル・サルバドル。今度は火山の力でBitcoinを採掘。

El Salvador Mines First Bitcoin With Volcanic Energy — CoinDesk

どんな凄い事が起こったのか?と思ったら、もともとエル・サルバドルでは地熱発電が使われていて、国営電力会社がBitcoin採掘者に電力を供給しただけみたい。

むしろ、なぜ日本でこれができないのかが不思議。もちろん、政治家、官僚、電力会社、地元利権者・・・を考えれば「できなくて当然」なのだけれども・・・。世の中進んでるんですけどネー。

 

 

経済指標:

 8月 個人支出(PCE)[前月比]、0.8%(予想0.6%)

 8月 個人所得[前月比]、0.2%(0.3%)

米インフレ指標のPCE価格指数、1991年以来の伸び-予想上回る - Bloomberg

米消費者マインド指数やや改善、なおコロナ禍の低水準近辺 - Bloomberg

米ISM製造業景況指数、9月は予想外の上昇-4カ月ぶり高水準 - Bloomberg

 

 

金融政策:

クリーブランド連銀総裁、バランスシート縮小を支持-どこかの時点で - Bloomberg

「私個人の見解としては、前回と同様に、どこかの時点で資産のロールオフ(償還金を再投資しないことで保有高を減らすこと)を始めてバランスシートを縮小させる。その後バランスシートは基本的に正常化され、通貨需要などの要素に応じて拡大するのみという形になる」

 

 

財政政策:

米下院、インフラ法案採決を先送り-民主党内の対立解消に至らず - Bloomberg

 

 

個別株:

Tesla、ガバナンスが機能していないって事でしょうか。成長期の企業にはありがちと言えば、ありがち。

中国の裁判所、テスラに賠償金支払い命令-販売で不正と顧客が主張 - Bloomberg

 

 

 

さて、昨日から10月相場。9月は、金利上昇を見越して成長株が売られたので、ARKKから資金流出が多かったというのも頷ける。

キャシー・ウッド氏の旗艦ETF、7-9月期は過去最大の資金流出へ - Bloomberg

短期的にはインフレ基調なわけですが、これが一時的か、恒久的かでマクロな方向性が変わってくる。

インフレ恒久派の方が比較的多いかな。マイク・ウィルソンもその一人。

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ー6,000ft上空から見た時、ボルカーからマイク・ウィルソンまでディスインフレが続いた。これが変化するのだろうか?

・我々はその見方を取っている。去年のコロナのパンデミックがその触媒だった。20年間続いたディスインフレ、もしくはデフレから抜け出す。その前から多くの事が起こっていた。反グローバル化、富の不平等を唱えたポピュリストの動きだったり、汽車は駅を出発している。パンデミックは典型的にはインフレ的。パンデミックが金融政策から財政政策への転換の道筋を付けた。通常それらは、我々がkick-off moveと呼ぶものと共に起こる。Kick-off moveは多くのインフレ指標に見て取れる。私の想定では、インフレは収まるだろうが、トレンドの変化は起こってしまった。旅の先は長い。ここまで来るのに35年かかった。金利のピークが来るまで35年かかるだろう。汽車の進みは遅い。インフレでは、dipで買うべきだ。

ーあなたは10%の下落を予想している。今はS&P500最高値から5%落ちたところだ。もっと悪い、20%といったレベルまで落ちると思うか?

・前回この話をしたのは中国恒大のときだった。今はさらに多くのデータがある。FEDは引締めをしようとしている。経済のスローダウンが来る、企業決算が悪くなるだろう。供給側のコストの問題などがある。一方、復讐的な需要(payback demand)がある。サプライチェーンについては多くが語られているが、復讐的需要については十分評価されていないようだ。結論を言うと、(20%下落の)リスクは増大した。我々の基本線ではないが、その可能性は高まった。

ーそれらは数か月に渡って話題にされてきた。なぜそれらが株価に十分織り込まれていないのだろう?

・セクターによっては織込まれている。3月以来ローリング・コレクションが起きている。高品質で時価総額の大きい株にシフトしている。市場は、シェルターに籠る、と言っている。市場のカネはどこかに行かなければならないのだから。洪水が起きたときに、高台に避難するようなものだ。その高台に高品質な株がある。典型的に、真実の時、すなわちそれは今、まさに企業決算が下方修正され、FEDが引き締める時、高台でさえ守り切れなくなる。それがMid-Cycle Transitionの終わり方だ。第4四半期に終わりが来る。

ー大型テック株は既に下落している。20%下落が来るとしたら、何がそれを駆動するだろう?

・大型テックは今まで大きく上昇してきた。それが平均を押し上げた。それらが天罰を受けるのだ。それらが3月の値段まで落ちなくても、大きなドロップである。それらは金融引締めに脆弱である。全てとは言わないが。

金利が上がってテック株が売られるということか、それとも決算がきっかけになるだろうか?

・どちらもだ。炎と氷。炎を金融引締め、マルチプルが下がる。氷は経済の減速。経済回復がとてつもなく大きかったので、減速も大きいと想定すべきだ。そうでないとしたら、知的に不誠実(intellectually dishonest)である。

ーあなたは株式リターンが一桁台になる世界がやってくると予見しているのか?

・7年平均でのリターンを言うのは、1年よりも易しい。7年のリターンは、あなたが支払った価格に付随するものだ。皆が知っているように、資産価格は高い。債券、株、全てが高い。スタートが悪ければ、終わりも悪くなる。珍しい事を言っているわけではない。これが経済的抑圧だ。我々はリターンの低い世界に入った。世界の終わりではないが、事実である。

 

 

少数派であるデフレを唱えるのはキャシー・ウッド。

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・我々はすばらく前から言ってきた。経済へのリスクはインフレではなく、デフレであると。コロナが混乱を作った。サプライチェーンが混乱した。インフレが起こった。投資家はそれを当然の事と織り込んだ。金融政策にフォーカスするとき、それを言う。私自身、経済学の学生だった。70年代、私が学生だったときビジネスを始めた。インフレが猛威を振るっていた。私はインフレがどういうものかを知っている。私は、その時代に戻らないと固く信じている。それに向けて計画する人は、多分間違いを起こすだろう。

 デフレの理由を少し細かくみてみたい。技術革新。かつて電話、電気、自動車の3つが同時にイノベーションの根源となった時代があった。今は5つだ。DNAシーケンシング、ロボット、エネルギー貯蔵、AI、Blockchain。全てがデフレ的である。それぞれが「ちょっとだけ」ではない。

 ガンドラック、ハワード・マークス、ドラッケンミラー、レイ・ダリオがデフレの破裂を心配している。デフレによってバランスがとられるという点には同意する。しかし、彼らは世界が変わらないと思っている。より多くの借金と自社株買いによって短期的に数円の利益追加を望んでいる人達の世界だ。しかし、それらの製品やサービスは今起こっているイノベーションによって時代遅れになるだろう。負債を返済するために、価格を下げるしかない。最終的に、それら製品、サービスから撤退する。私はその方が心配だ。これに関しては多くの混乱が見られる。我々はイノベーションに目を向ける。それがバランスを取るからだ。また、トラディショナルなGDPというのは非常に低くなる事を意味している。成長が非常に小さく見えるようになる。時間の経過とともに、GDPは急増すると思っているが。我々が株を持っている株のいくつかはインデックスに採用されていない。それゆえ、多くの投資家はそれらを持っていない。それらには多くの機会がある。

・今後、多くの職に置き換えがある。我々が会社を始めた2014年、オックスフォード大学が、自動化とAIによって、2035年までに47%の職が失われるとの論文を出した。多くの注目を集めた。彼らは物語を完結させなかった。

 自動化とAIによって、生産性は飛躍的に向上する。生産性向上によって、より多くの富が作られる。GDPが増える。米国GDPを今の傾向のまま線を引くと、2035年、$28Tとなる。我々の推計では、$40Tとなる。我々の仕事は、イノベーションのみに焦点を当て、その$12Tが来る場所を探し当て、投資家だけでなく子供の親を導くことにある。興奮する機会がそこにある。

 

 

どちらを信じるべきでしょうかネ。ふふふ。