塾長です。
昨日(米国10/13)の米株市場は、アゲ。JPMorganが決算シーズンの口火を切りましたが、いまだ全体の方向感は出てない様子。CPIコアがほぼ予想通りだったのも影響しているかも知れません(CPIが上振れしてたら、株安だった)。もう少し決算が進むまで待ちますか。
S&P500、4,363(+0.30%)
Nasdaq、14,571(+0.73%)
【米国市況】S&P500反発、大型ハイテク高い-10年債利回り低下 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
原油、80.67
10年債、1.5490
ドル円、113.2900
Bitcoin、57,354
OPEC、価格急騰も原油需要の強さになお慎重-月報 - Bloomberg
経済指標:
9月 CPI[前月比]、04%(予想0.3%)
同[前年同月比]、5.4%(5.3%)
9月 CPIコア[前月比]、0.2%(0.2%)
同[前年同月比]、4.0%(4.0%)
米消費者物価指数、9月は予想上回る伸び-インフレ圧力長期化 - Bloomberg
金融政策:
FOMC議事要旨:テーパリング、11月半ばか12月半ば開始で一致 - Bloomberg
個別株:
JPMorganは好決算。
JPモルガン、M&A助言手数料が7-9月に過去最高-予想も上回る - Bloomberg
しかし、株は売られて-2.64%、161ドル。CPIが予想範囲内だった→債券利回り下落→残念、という流れ?
BlackRockも好決算(記事タイトルは決算っぽくないけれど):
ブラックロックCEO、中国には企業の情報開示と透明性を強く要求 - Bloomberg
7-9月の調整後1株利益は10.95ドルで、ブルームバーグが調査したアナリスト11人の平均予想である9.39ドルを上回った。収入は前年同期比16%増の50億5000万ドル。市場予想は48億4000万ドルだった。
株は3.78%も上昇。金利に関わる商売ではないからネ。
こちら、昨日の金融株の値動き一覧:
最後に、Starwood Capital CEO バリー・スターンリヒトの労働者不足に対するコメント(2:51~):
・ジャネット・イエレンの経済認識は間違っている。600万人が失業しているが、1150万の求職がある。サービス業全てが危機にある。レストラン、ピザ屋、クリーニング屋、小型小売り店など。Amazonは倉庫従業員に15、16、17ドル支払えるだろうが、家族経営の店はそうは行かない。この労働参加率低下は、米国経済の下腹部を痛めつけている。人々が労働に戻らない限り、完全な経済回復は無い。先週、私はBlooklynのホテルにいた。220人を雇っているが、40人を失った。我々が十分な給料を出していないのではない。理由は分からないが、彼らは家から出ようとしない。仮想通貨取引をしているのかもな。[政府の]インセンティブの形を変える必要がある。仕事につけばボーナスが出るような。そうすれば税収も上がる。私は今ニューヨークにいるが、多くのレストランが閉まっている。労働者が集まらないそうだ。私は一軒のレストランに出資しているが、従業員が揃うまで5か月を要した。大企業は賃上げで苦しまない。苦しむのは小企業、特に民主党の選挙区で。彼ら[民主党]は間違った方向に、やり過ぎている。$2T、$3.5T、$1.5Tの補助金が、人々を家にいるよう奨励し、問題を拡大したのだ。この国はサービス業なしで周らない。賃上げするのは構わない。人々を職に戻す政策をするべきだ。
ポイントをまとめると・・・、
1.サービス業の労働者不足は深刻。
2.人々が職に戻らない理由は不明。
3.政府の補助金のせいにする人もいる。(その他には、退職者増、コロナと移民政策によって移民労働者が入って来なくなったのを指摘する人もいる)
4(番外).米国は右と左に大きく割れている。