塾長です。
昨日(米国10/15)の米株市場は、連日の上昇。
S&P500、4,471(+0.75%)
Nasdaq、14,897(+0.50%)
【米国市況】株が続伸、決算や小売売上高を好感-国債下落 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
原油、82.66
10年債、1.5760
ドル円、114,2000
Bitcoin、61.116
ビットコインが6万ドル突破、先物ETFのSEC承認観測で高揚感 - Bloomberg
原油高、米債高、円安、Bitcoin高。なぜこんなに円安に?円換算した資産が増加していて、嬉しいと言えば嬉しいが、「日ごろから投資で資産を増やすだなんて言っているが、結局fx次第か」と思わずにいられない。
そして、日本がインフレに取り残されているのは、なぜだろう?(一部は携帯電話値下げで説明付くと言っているが):
日銀が21年度の成長率見通し引き下げ検討、物価も-関係者 - Bloomberg
米国や中国ではインフレが制御可能か?みたいな議論をしているのに・・・:
ゴールドマンCEOもインフレに警鐘、賃金上昇は経済全体に拡大 - Bloomberg
サマーズ氏、より速いテーパリング計画求める-インフレ「気掛かり」 - Bloomberg
中国のインフレリスク「制御可能」、妥当な物価上昇を予測-人民銀 - Bloomberg
経済指標:
9月 小売売上高[前月比]、0.7%(予想-0.2%)
9月 小売売上高(除自動車)[〃]、0.8%(0.5%)
10月 ニューヨーク連銀製造業指数、19.8(27.0)
10月 ミシガン大学消費者態度指数・速報、71.4(73.1)
米小売売上高、予想外に増加-デルタ株拡大で支出先が財に戻る - Bloomberg
NY連銀製造業景況指数、10月は19.8に低下-予想下回る - Bloomberg
米消費者マインド、2011年以来2番目の低水準-インフレ期待上昇 - Bloomberg
財政政策:
バイデン米大統領、税制・支出法案の規模3.5兆ドルを下回ると認める - Bloomberg
個別株:
Goldman Sachsも好決算。
ゴールドマン、トレーディング収入が予想外の増加-助言業務も好調 - Bloomberg
PNC、Charles Schwabも好決算。
Charles Schwab Stock Rises. Earnings Top Estimates and Assets Jump. | Barron's
PNC Financial (PNC) Q3 Earnings & Revenues Top Estimates
銀行が好決算を連発したおかげで、3Qの方向性は定まった感じ。シメシメ。
最後に少しマクロなレポートを一つ。CNBCが労働者不足の説明を試みています:
ー最新のデータは、コロナが労働環境を恒久的に変化させたことを示している。
・Emsiのレポート”The demographic drought”によると、労働者不足が予想されていて、コロナが追い打ちをかけた。それにはいくつかの理由がある。
ベイビーブーマーの引退。コロナによって100万人のブーマー世代の人々が早期に引退した。
出生率低下により、将来の労働者数は以前より減少。2020年は4%も減った。
ブーマー世代を置き換えるには、ミレニアム世代、GenX世代は十分ではない。
ミレニアム世代は、2030年までにブーマー世代から$68T(68兆ドル=7,000兆円)の遺産を引き継ぎ、経済的自由を得るので、仕事を選ぶことができる。
2020年2月~2021年2月にかけて、240万人の女性が離職。
働き盛りの男性の離職率も高い。そのうち数百万人がオピオイド薬物中毒によるもの。親と暮らす人が増えていて、臨時の職に就く傾向にある。
遺産をもらえる人が羨ましい会った事もない叔父さんが死んで、10億円の遺産を残してくれた、なんて事がないものか。そんな詐欺メールでさえ受け取った事が無いだが。
さて、、CNBCの元ネタはこちらですネ。レポートを出しているEmsi(エムジーと発音するらしい)は、労働市場の調査会社。上のblog postでは、グラフなんかを使ってもう少し詳しく解説しているので、興味ある方はどうぞ。本当に詳しく知りたい人はレポートをご購入下さい、ってことかな?(email addressを入力しろと書いてある):
ある国の経済の将来を予想するためには、人口動態が最も重要と思っていますヨ(独裁政治、クーデター、戦争・・・で国がヒックリ返らなければ)。
なので、日本は・・・。結局、円安もインフレに取り残されるのも、それに尽きるという事かも知れません。