塾長です。
昨日(米国10/19)の米株市場は、連騰。
S&P500、4,519(+0.74%)
Nasdaq、15,129(+0.71%)
【米国市況】株上昇、S&P500種は5日続伸-企業決算を好感 - Bloomberg
債券、為替、コモ:
原油、83.00
10年債、1.6350
ドル円、114.4200
Bitcoin、64,092
ビットコイン先物ETFが上場、初日売買代金は過去2番目の規模 - Bloomberg
世界最大のビットコイン信託をETFに転換、グレースケールが申請 - Bloomberg
経済指標:
9月 住宅着工件数[年率換算件数]、155.5万件(予想162.0万件)
同[前月比]、-1.6%(0.3%)
9月 建築許可件数[年率換算件数]、158.9万件(168万件)
同[前月比]、-7.7%(-2.4%)
米住宅着工件数、9月は1.6%減-集合住宅が落ち込む - Bloomberg
今回の統計では、建設業者が受注残解消でほとんど前進していない状況が示唆された。建設許可は得たが未着工の一戸建て受注残は14万4000件と、わずかに減少したが、なお15年ぶり高水準付近にある。
金融政策:
ウォラーFRB理事、テーパリング来月開始をー利上げはなお幾分先 - Bloomberg
個別株:
決算情報がたくさん。皆さん好調なようで何より。引き続きサプライチェーンの混乱が懸念材料の様子だが、時間が解決するでしょう。こちらは1、2四半期のブレで投資方針を変えるつもりはないので、混乱が収まるのを気長に待ってマス。
ネットフリックス、7-9月会員予想上回る純増-イカゲーム寄与 - Bloomberg
P&G株が下落、コスト増の影響浮き彫り-コロナ禍で需要堅調も - Bloomberg
Covid and Johnson & Johnson JNJ earnings Q3 2021
United Airlines (UAL) reports 3Q 21 revenue above expectations
話は変わって・・・、10月17~20日までのあいだ、Milken Institute Global Conferenceが開催されていて、多くの金融関係者、投資家がビバリー・ヒルズに集まっている。
CNBCがデイビッド・フェイバーを派遣して、何本かのインタビューを上げている。
その一つが、Ares Management 共同創業者兼CEO マイケル・アローゲッティ。全然特別な事は言っていないが、個人的にARCCをたくさん保有しているので、ご紹介:
ーAresのような会社が、プライベートエクイティの分野で、銀行を置き換えているトレンドは、これからも続くと思うか?
・歴史的に見れば、プライベートクレジットが流行したのは、銀行内部の統合の結果である。かつて大手銀行は小企業に出資していた。彼らは大きくなり過ぎて、大手企業にフォーカスするようになった。また、高利回り市場が拡大。15年前、高利回り市場において、37%が$300M以下の貸出額だった。今、それは2%。levaleraged loan市場は35%以上。今は10%以下。流動性市場が拡大している。小規模の貸出が我々のような会社に任されている。市場は拡大するだろう。ただ、「置換え」とは違う。市場がスケールしていて、我々が補っている関係だ。
ーなぜあなたは今の投資分野が魅力的だと思うのですか?
・かつて高利回り市場は35%がスポンサー付きだった。今は10から13%。未公開企業は民間からカネを借りやすくなった。我々は多くの未公開優良企業にアクセスでき、投資家に魅力的な利回りを提供できる。
ー今年は調子が良いようですね。最初の6か月で、去年と同額のカネを集めた。
・プライベート市場が公開市場を上回って成長するのは長期的な流れ。売上が$50M~1Bの企業で、未公開企業は33,000社ある。それは公開企業の30倍の多さ。その理由は、彼らに対する投資があるから。彼らは未公開で長くいられる。公開市場はインデックス化され、集約される傾向。未公開市場は成長する。
ー公開市場の参加者も、未公開市場に参入している。そして、バリュエーションが急騰している。
・バリュエーションは金利とディスカウント・レートの文脈で見る必要がある。我々は毎四半期、我々が保有する未公開株の利回り差を見ている。leveraged loan indexとの差は600 basis pointsで一定だ。すなわち、市場が成熟してきて、協調して動いている。マルチプルは高いが、この低金利では正当化される。
こちら、Ares Managementの年初来。約68%上昇。金融株なので、調子が良い。
極東の個人投資家が、米国の未公開企業に(集合的に、間接的に)投資できるなんて、オモシロイ世の中になったもんだなー、と思いマス。