塾長です。
昨日(米国10/22)の米株市場は、ヨコ。
S&P500、4,544(-0.11%)
Nasdaq、15,090(-0.82%)
【米国市況】S&P500種は8日ぶり反落、FRB議長発言が重し - Bloomberg
スナップ株急落が業界全体に波及、時価総額1000億ドルが吹き飛ぶ - Bloomberg
Snap、Facebookにエントリーするなら、今だネ!
ソーシャルメディアには投資しない方針なので、Squareを買ってみたけど、どうなることやら。
債券、為替、コモ:
原油、83.98
10年債、1.6550
ドル円、113.4600
Bitcoin、60,749
債券安(利回り上昇)、円安、Bitcoin高、どれも一服。
ビットコイン、年末までに10万ドル到達も-ストラテジストが予測 - Bloomberg
ビットコインETF、先物の建玉上限超えのリスク-プロシェアーズで - Bloomberg
経済指標:
米マークイットPMI、10月はサービス業が加速-製造業は減速 - Bloomberg
金融政策:
FRB議長、「テーパリング開始へ順調」-インフレ鈍化を予想 - Bloomberg
個別株:
23andMeがLemonaid買収。23andMeは個人の遺伝子解析をして、どんな病気にかかりやすいかを診断してくれるサービスを提供。Lemonaidはオンラインで診断&薬を処方・販売してくれるサービスを提供。
23andMe to buy telehealth firm Lemonaid for $400 mln | Reuters
23andMe CEO アン・ウォジッキ(読み方間違ってるかも。Ann Wojcicki)がインタビューに答えている(詳細割愛):
なんとも怪しい臭いしかしない。
さて、買われる方のLemonaidがどんな病気に対応して薬を処方しているかというと、彼らのwebサイトの最初のページを覗くと良く分かる:
Anxiety(不安)、Depression(抑鬱)、Insomnia(不眠)、Erectle Dysfunction(勃起障害)・・・。
ようするに、「わたし、最近気分が落ち込むんですけど」と電話すれば、向精神薬(というラベルの貼ってある麻薬)を売ってくれるのですネ。
「三日も眠れなくて」と電話すれば、睡眠薬を送ってくれて、「最近朝立ちしなくて」と電話すれば、バイアグラを売ってくれて朝まで〇〇〇パーティーできるようになる、と。
ということで、本日のテーマソングはこちら、エディー・マーフィー、Party All the Timeをどうぞ。
歌詞としては、むしろこちらの方が合っているかも:
アメリカ、最高。23andMe株、買おうかな。
最後に、債券王ジェフリー・ガンドラックの短編インタビュー:
ーあなたは7月に我々の番組に出演したとき、「株は債券に対してのみ割安だ。そのレベルにある限り、株を持っているのはOKと思う」と語った。債券利回りが上昇している。このレベルでもOKと言えるか?
・7月にOKだったよりも、OKではない。FEDがテーパリングに対して真剣になり始めたからだ。Gundlach投資定数というものがある。それはS&P500全体の市場価値をFEDのバランスシートで割った数であり、それが一定だというものだ。FEDがテーパリングを始めれば、注意が必要となる。知っておくべきなのは、FEDが債券買入を減らすというのは、システムから刺激を減らす事である。一時的な例外を除いて、Federal Funds Rateは長期間ゼロに保たれている。その上で、FEDは2回の巨額量的拡大を行った。Atlanta FEDにはモデルがある。量的拡大せずにFFレートをマイナスにするとしたら、どれくらいマイナスにしなければいけないかを示すものだ。そのモデルによると、マイナス200 basis pointsが必要だそうだ。すなわち、FEDが計画しているとおり来年中旬に量的拡大を終了するとしたら、FFレートを200 basis points引締めるに等しいという事になる。それは市場にとって吸収するには難しいだろう。
ーしかし、システムに流動性は十分あるという事はないだろうか?パンチボールを流しに捨てたわけではない。
・政府が数兆ドルをばら撒いたことで、バランスシートに現金が載っている。2020年2Q、経済が奈落の底に落ちて、名目GDPは約$3.5T落ち込んだ。それ以来GDPは戻してきたし、若干超えたくらいにある。一方財政赤字はGDPの25%ぶんである$6T増加した。貿易赤字もGDPの数パーセントぶん増加。すなわち、経済成長をしていないのと同じである。
パーティーから現実に引き戻されてしまいました。