塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【ジム・ビアンコ】中古車市場はバブってる

塾長です。

日本でも中古車が値上がりしているようですが、米国の値上がり具合は尋常ではない。「コロナで公共機関を使いたくない→車を買おう」くらいの思考・行動は理解できるとしても、それだけでは説明できないほど値上がりしている。

Manheimが出しているUsed Vehicle Value Indexは、こちら:

Used Vehicle Value Index

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Manheim Used Vehicle Value Index Mid-December 2021 - Manheim

 

 

それについてジム・ビアンコは「値上がり後の売却益を狙って中古車を買っている人がいる」と主張

www.youtube.com

ー中古車の値段が、他の資産に比べて、急上昇している。Bitcoinよりも値上がりしている。Bianco Researchを経営するジム・ビアンコに伺いたい。Bitcoinと中古車に何の関係があるのだろう?投資家は注目すべきことか?

・中古車は減価していく資産である。中古車価格は上昇するものではない。しかし、今年、中古車は49%上昇した。ここでは50%と言っておこう。過去4か月で、20%以上の値上がりを見せた。それはS&P500よりも高い値上がりだ。Bitcoinよりもだ。2021年最も良かった投資は、あなたの車庫に止めてある車だったという事になるだろう。株よりも、Bitcoinよりも値上がりしているのだから。

ーコロナで中古車の需要が高まった。私も公共交通機関を避けるために、去年車をかった。最近の中古車価格高騰をバブルと呼びますか?

・バブルだと思う。先ほど言ったように、減価する資産の値段が50%も上がるのはおかしい。公式なデータはないが、中古車を投機として買って、高く売ろうとしているのだろう。バブル期に起こる事だ。中古車価格が来週最高値を付けると言っているのではない。この状況は来年1年間続くかも知れない。2か月で終わるかも知れない。今、目にしている活動は、バブっている(bubblicious - 風船ガムの商品名)。

ー中古車価格高騰は、広い意味でのインフレへのシグナルだろうか?

連邦準備銀行は、unanchoredもしくはunwanted infrationという用語を使う。それが意味するのは、モノの価格が上昇し、人々が値上がりし続けると期待する状態だ。今、中古車を買いに走っている人がいる、投機の対象としている人がいる。なぜか?どちらも、中古車価格が短期間で上昇すると考えているからだ。これは、連邦準銀行が望んでいないものだ。インフレを助長するから。経済全体の話をしているわけではないが、中古車市場では起こっている現象だ。4月ごろから、多くのエコノミストが「中古車価格はピークを打った」「ピークを打った」と言い続けたが、最新のデータである12月15日時点で、価格は上昇し続けている。ピークは見られない。

 

これが本当だとしたら、米国には「よし中古車でひと儲けしてやろう」と考え中古車を買い漁っている人が沢山いるっていうのがオモシロい(面白くない?)。

投機対象が家であれば、理解できる。家の価格は基本的に右肩上がり。家を持っている間、貸して、賃料を得ることもできる。

一方、中古車は(フェラーリなど一部を除き)基本的に時間とともに値段は下がるし、所有車を貸し出してカネを得るのも一般的とは言えない。それでも投機対象にしてしまうとは、米国には商魂の逞しい人が沢山いるんだなーって、関心しちゃいました。

見習って、PS5の転売あたりから始めてみようかしら。

PS5だとみんなやっているから、いっそ給湯器とか・・・。

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