塾長です。
昨日(米国2/9)の米株市場は、連騰。おかげで気持ち良い朝が迎えられました。
S&P500、4,587(+1.45%)
Nasdaq、14,490(+2.08%)
【米国市況】株が続伸、ナスダック100は2%高-国債売り弱まる - Bloomberg
「下落相場は底を打った!」と言いたいところですが、一応明日のCPI発表まで待ちましょうか。
米0.5ポイント利上げ検討の必要高まるか-1月CPI急上昇なら - Bloomberg
フェデラルファンド(FF)金利先物の動向に基づけば、トレーダーは1回で0.5ポイントの利上げの確率を3分の1とみており、雇用統計発表前の5分の1の確率から高まっている。
1月CPIのアナリスト予想は、ヘッドライン7.3%、コア5.9%(どちらも前年同月比)となっております。
債券、為替、コモ:
原油、89.98
10年債、1.9290
ドル円、115.5800
Bitcoin、44,484
ゴールドマン、米10年債利回り予想引き上げ-2022年末は2.25%に - Bloomberg
主要経済指標の発表なし。
金融政策:
メスター(ハト)、ボスティック(中立)が、それぞれそのスタンスに従った発言。
クリーブランド連銀総裁、3月の利上げ幅0.5ポイントに消極姿勢 - Bloomberg
メスター総裁は・・・「どの選択肢も検討から外したくない」「50ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で始めるべきだとする説得力のある主張はないと思う」
:
ボスティック総裁は・・・CNBCとのインタビューで、利上げ幅として0.25ポイントと0.5ポイントのどちらが適切かはデータ次第になると発言。
個別株:
Disney, Uber, Twilioが時間外で好決算を出し、株価が上昇中。このうちDisneyのみ所有中。明日が楽しみ。
ディズニー株急伸、動画配信サービス加入者急増-テーマパークも好調 - Bloomberg
ウーバーの10~12月期売上高は市場予想上回る、乗客数堅調-株価上昇 - Bloomberg
Twilio (TWLO) earnings Q4 2021
Chipotle Mekican Grill(CMG)も好決算で、株価が上昇。Chipotleは米国のブリトー屋さん、若者に人気、発音は”チポーレ”。The Motley Foolの記事を要約:
- 水曜日、Chipotleの決算が市場予想を超え、株価が10%上昇した。
- 前年比で売上が22%増加し、$2Bに達した。それは、新店舗開設と、同店舗売上15.2%増加によってもたらされた。
- Chipotleはコスト増を消費の値上げでカバーし、営業利益(operating mergins)を向上させた。
- しかし、今四半期はコロナの影響もあり、同店舗売上伸び率は”1桁台中盤から後半になる”とした。
- 新店舗開設を進め、店舗数の目標を前回の6,000から、7,000に引き上げた。毎年8~10%ずつ増やしていく計画。
それでは株価をチャートで確認。5日間。
PER 64.59、配当無し。
Chipotleのブリトーのファンなので、毎回好決算をみるたびに「買っておけば良かった」と思いマス。買えない理由は、
- さすがにこのPERは高すぎませんか?
- そんな高PER株はドカーンと値下がりする可能性があり、毎月少しずつ買いたいが、1株の値段が高いので無理。
- ポートフォリオにおけるファーストフードの割合を増やしたくない。
株式分割して欲しいとも思うけれど、そうするとさらに株価が上がりそう。McDonald'sを一部利確して、Chipotleに移そうか。う~む。
レストラン繋がりで、もう一つニュースを。
Doordashがレストランに対してローンを提供。こちらも要約版。
- Doordash Capitalによってフィンテック企業Parafinと組んで売上をベースとしたレストラン向けローンを提供。
- すばやく、簡単にローンを得られるのが特徴。アプリ経由で、1~2日でカネが借りられる。
- 返済は、借り手のパフォーマンスによって自動化される(毎月一定額を返済しなくて良い)。
- レストラン側とDoordashの間には、Doordashが取る手数料が高過ぎるとして問題になっていた。このローンがどのように受け止められるか興味深い。
Doordashにとっては、新しいビジネスモデルを追加した、という事ですね。しかし・・・、
- Doordashがカネ貸し業をやるのではなく、Parafinがやる。リスクは少ないが、儲けも少ない、と思われる。
- 例えば、電子決済Squareもローンを提供していたりしていて(Small Business Loans & Business Financing | Square Loans)、優位に立てるかどうか。
- コロナで苦しんでいるレストランを助けるふりして、カネをむしり取ろうとしているようにも見えなくもない。長続きするビジネスではないかも知れない。
もともと食品デリバリ会社に興味ありませんが、今回もパス。