塾長です。
昨日(米国3/31)の米株市場は、引けにかけて大きく売られ、2日連続の下落。
S&P500、4,530(-1.57%)
Nasdaq、14,220(-1.54%)
【米国市況】株続落、S&P500種は四半期ベースで2年ぶりマイナス - Bloomberg
GoldmanとUBSのアナリストは今年米株はほとんど上昇しないという予想を出した(米国株の反発は失速へ、上昇余地ほとんどない-ゴールドマンとUBS - Bloomberg)。今は弱気市場で、3月後半の上昇は”bear market rally”だという人は多い。
一方でミーム株は好調(ゲームストップ株が時間外取引で急伸、株式分割計画を好感 - Bloomberg)。21年の株投機ブーム再来は無くとも、20・21年から始めて継続的な投資をしている人も多いはず。
今年のテーマも投資プロ vs. アマなのかも知れない。
原油、100.91
10年債、2.3270
ドル円、121.8300
Bitcoin、45,726
米政権、石油備蓄から日量100万バレル追加放出-価格抑制図る - Bloomberg
2月 個人消費支出(PCEデフレータ)[前年同月比]、6.4%(予想6.4%)
2月 PCEコア・デフレータ(食品・エネ除く)[前月比]、0.4%(0.4%)
同[前年同月比]、5.4%(5.5%)
2月 個人所得[前月比]、0.5%(0.5%)
2月 個人消費支出(PCE)[前月比]、0.2%(0.5%)
3月 シカゴ購買部協会景気指数、62.9(57.0)
米個人消費支出、インフレ調整後ベースで減少-物価高が需要抑制 - Bloomberg
米新規失業保険申請件数、予想上回る増加-低水準は維持 - Bloomberg
なし。
なし。
Bloombergによるウクライナ情勢まとめ;
【ウクライナ】ロシア、チェルノブイリ原発撤退-一部兵士被ばくか - Bloomberg
シアのプーチン大統領は代金のルーブル建て支払いは求めるが、引き続きロシアは欧州に天然ガスを供給すると述べた。支払い通貨の変更でロシアからの供給に混乱が生じるとの懸念は緩和した。大統領は「ロシアはビジネス上の信用を重視する」とテレビ演説で言明した。
ブラックジョークですよネ?
BarclaysがAMDをダウングレードして、株価下落。-8.29%の$109.34。
こちらの動画では、ジム・クレーマーとジェニー・ハリントン(Jenny Harrignton)がAMDやIntelに関して激しく議論していた。
聞いているのは楽しいが、彼らの予想はしょせん猿ダーツなので、論点を整理すると・・・
- 現在の主要市場であるPC、ゲーム、サーバは伸び続けるか?半導体は循環的であるのを忘れるな。
- 今後期待される車載、HPC、AI用途の市場はどこまで伸びる?(AMDは2020年 FPGA企業Xilinx買収、Intelは2015年Alteraを買収済み)
- それら市場の中で、Intel、ARM、AMD、nVidiaの勝者は誰か?
過当競争でマージンが下がる懸念。
市場が伸び続け全員が勝者になるシナリオもある。 - とは言え、AMDのPERは42.54。さすがにPER 40倍は盛り過ぎでは?
- Intelが半導体工場へ巨額投資をするのであれば、配当を維持できるか?
どこの企業が勝つかは分からないので(それが分かる人はその企業に投資すれば良い)、半導体株ETFの値動きを見てみましょう。
iShares Semiconductor ETF(SOXX)は年初来約-15%であり、市場平均を下回っている(S&P500 約-5%)。
しかし、コロナ暴落の(ほぼ)底である2年前からの値動きはこんな感じ(下のチャート)。SOXX-ピンク、NASDAQ総合-紫、S&P500-水色。
SOXXはまだ指数に勝っている。”下値余地がある”という言い方もできる。
昨今のゲーム機やPCの品薄や、「半導体不足で車が作れない」的なニュースに目を奪われ(眩まされ)半導体株を買いたくなる気持ちは強いが、年寄りなので過去の半導体サイクルの恐怖も忘れられない。
ということで、今は買わない、という判断。間違っている可能性高そう・・・。でも、株は高打率である必要ないのでOK(大ケガしない方が重要)。