塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

ミッキーマウスの著作権切れるって。Disney大丈夫?

塾長です。

昨日(米国5/13)の米株市場は反発。ショートを週末に持ち越したくないだけでしょうネ。来週も厳しい相場になりそう。

 S&P500、4,023(+2.39%)

 Nasdaq、11,805(+3.82%)

【米国市況】株上昇、FRB議長発言でやや安心感-ドル129円台前半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、110.16

 10年債、2.9350

 ドル円、129.1850

 Bitcoin、29,511

 

 

経済指標:

 5月 ミシガン大学消費者態度指数・速報値、59.1(64.0) 

米消費者マインド、2011年以来の低水準-インフレ懸念が重し - Bloomberg

1年先のインフレ期待は5.4%で、3カ月続けて40年ぶり高水準にとどまった。5-10年先のインフレ期待は3%で、前月から変わっていない。

・・・今後12カ月に所得がインフレに追い付かないとみる向きは、回答者のほぼ半分に及んだ。

インフレを抑えたいなら買い物をやめればいいのに。

 

 

金融政策:

パウエル発言、昨日の記事がアップデートされてました(より詳しく書かれている);
パウエル議長、今後2会合で0.5ポイント利上げ適切となる公算大 - Bloomberg

恐らくもう少し早めに利上げしておくのが良かっただろう

  ソフトランディング・・・の過程で「多少の痛み」が生じる

  「実際にソフトランディングを達成することができるかどうかの問題は、当局がコントロールできない諸要素に左右される可能性がある」

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

Bloombergによるウクライナ情勢まとめ;
【ウクライナ】米ロ国防相が戦争後初めて会談、元新体操選手らに制裁 - Bloomberg

 

 

個別株:

いわゆる’Don't Say Gay’法案に表立って反対したDisneyに対して、共和党からの攻撃が続いている。フロリダ州での特別州税撤回の次は、ミッキーマウス著作権延長問題。日本語記事だと、これが詳しい;
ディズニーの著作権の特別保護を剥奪する法案をアメリカ上院議員が提出、2022年内にミッキーが「フリー素材」化する可能性 - GIGAZINE

大局的に見れば、著作権が100年近くもの長い間みとめられるという事自体がおかしいので、延長が認められない方が良いでしょう。「またDisney株価が下がるのかぁ」と思っていたら、そうでもないみたい。こちらの記事(↓)によると・・・;

Republican-led bill targeting Disney's Mickey Mouse 'can't possibly pass': Lawyer

  • 著作権切れになるのは1928年の”Steamboat Mickey”だけで、その他の派生版ミッキーはまだ著作権が残っている。
  • Disneyはミッキーマウスの商標を持っており、それに期限は無い(他者がSteamboa Mickeyの絵を使う事はできても、ミッキーマウスと名乗る事はできない)。

だそうです。少し安心しました。

安心しましたが、株価は安心できない。こちら1985年からの超長期チャート(Yahoo Financeで出せる最長期間);

Disney since 1985 2022/5/13 - Yahoo Finance

2015年と同じ水準まで戻っちゃった。少し歴史的コンテクストを紹介すると、

ボブ・アイガー(Bob Igor)がCEOになったのが2005年。

2006年、Pixar買収。

2009年、Marvel Comics買収

2012年、Lucasfilm買収

2019年、20th Century Fox買収

せっかくアイガーが立て続けに優良コンテンツ制作会社を買収して株価を上げてきたのに・・・。とはいえ、チェイペック(現CEO)が張り切って実力以上の事をやろうとするのがもっと怖い。インドにでもテーマパークを作るくらいで手を打って頂けないでしょうか?インドは人口が多い、Hotstarブランドでストリーミングを展開中、チャイペックはパーク部門出身なので、丁度よいと思いますヨ。

 

 

ガラっと話変わって、米国で粉ミルク不足が深刻らしい。きっかけはAbbott製粉ミルクが2人の死亡者を出し、回収騒ぎになったこと。こちらThe Atlanticの記事がそれ以外にも理由があると言っている(Abbott含めて理由は3つある);
What’s Behind America’s Shocking Baby-Formula Shortage? - The Atlantic

  1. Abbottのミシガン工場でバクテリアが発見されリコール
  2. コロナで生産計画が狂っている中、2022年に出生率が上昇&母乳を使う率が”激減”
  3. 海外からの輸入はFDAとUSMCA(トランプが作った新NAFTA)で難しいが、農務省傘下のWIC(Special Supplemental Nutrition Program for Women, Infants and Children)が粉ミルク買取政策を実施しているおかげで市場が寡占状態。

こういう不祥事があったとき買うのが定説ですが、Abbott株価はS&Pと同じような値下がり具合なので、買いません(買えません)。

日本から輸出すれば良いのに(日本企業ガンバレ!)と思いましたが、上記にあるようにFDAが厳しい制限をかけていて、簡単ではない様子。親が粉ミルクを探してスーパー・薬局を走り回るようになっては、現政権(=民主党)に大打撃。より中間選挙が楽しみになりました。

 

にほんブログ村 株ブログ 米国株へ
にほんブログ村

にほんブログ村 株ブログへ
にほんブログ村


米国株ランキング