塾長です。
昨日(米国5/26)の米株市場は、アゲアゲ。
S&P500、4,057(+1.99%)
Nasdaq、11,740(+2.68%)
【米国市況】株は大幅高、小売企業決算がリスク選好呼ぶ-円伸び悩む - Bloomberg
原油、114.24
10年債、2.7560
ドル円、127.0960
Bitcoin、29,500
第1四半期 実質GDP[前期比年率]、-1.5%(予想-1.3%)
4月 中古住宅販売製薬指数[前月比]、-3.9%(予想-2.0%)
同[前年比]、-11.5%(-7.6%)
米GDP1-3月改定1.5%減、企業利益縮小-個人消費は上方修正 - Bloomberg
米新規失業保険申請件数、予想以上に減少-タイトな労働市場続く - Bloomberg
以下、住宅に関する2つのデータが交錯していてオモシロイ。
米中古住宅販売成約6カ月連続低下、18年以降で最悪-金利上昇で - Bloomberg
統計発表元である全米不動産業者協会(NAR)のチーフエコノミスト、ローレンス・ユン氏は「販売成約はローン金利上昇の影響を物件引き渡しよりタイムリーに反映している」と発表資料で指摘。「一方で住宅価格が大きく下がることはなさそうだ」との見方を示した。
米住宅ローン金利が5.1%に低下、2020年4月以来の大幅な下げ - Bloomberg
米連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の26日発表によると、30年物固定金利は平均で5.10%と前週の5.25%から低下し、2020年4月以来の大幅な下げとなった。ただ、昨年末の水準である3.11%は依然大きく上回っている。
これを受けてかどうか分かりませんが、昨日は住宅関連株(Toll Brothers, D R Hortonなど)が上昇した。
NY連銀、インフレンショック一時的と調査報告-長期期待著しく安定 - Bloomberg
短期のインフレ期待は上向いているものの、米消費者は5年後の物価上昇率を3%程度とみていることがNY連銀の調査報告で示された。
なし。
Bloombergによるウクライナ情勢まとめ;
【ウクライナ】ロシアは占領地を「踏み台」に利用、米大使が警告 - Bloomberg
Macy'sが決算発表&通期見通しを上方修正;
メーシーズ株19%急伸、通期利益予想を上方修正-高級品需要追い風 - Bloomberg
2-4月は値上げや販促の縮小、消費者の購買行動の変化がマージンを押し上げ、予想を大きく上回る利益につながった。傘下の高級百貨店ブルーミングデールズや美容・スキンケア用品チェーンのブルーマーキュリーは、既存店売上高がメーシーズ・ブランドの2倍余りとなった。
アメリカ人はコロナ自粛が明け、外出するようになり、化粧品、外出着、ハンドバックが必要になった、という理解でよろしい???
BroadcomがVMWareを買収。ハードウェア会社が(純粋な)ソフトウェア会社を買ってもうまく行かないケースが多い。そもそもVMwareはEMC(大型ストレージの会社)に買われたが、うまく行かず、売りに出された格好。さて、Broadcomは例外となるでしょうか?;
ブロードコム、ヴイエムウェア買収へ-半導体企業では過去最大 - Bloomberg
近年はソフトウエア分野に注力しており、2018年にCAテクノロジーズ、19年にはシマンテックの企業向けセキュリティー事業を買収した。
そのヒントは、Broadcomが買っている会社のチョイスにありそうです。CA Technologiesは旧Computer Associates。メインフレーム全盛期からある会社で、創業者が関わる会計詐欺を含む、経営の混乱を経て今に至る。エンドポイントセキュリティのSymantecも偽造SSL証明書問題などの不正問題があり、CEOが何度か変わった。
どちらの会社にも共通しているのは・・・、
- 古くからある会社で、主要製品がキャッシュカウ
- 不正や問題を起こし、経営に信頼が無い
VMwareは不正こそ起こしていませんが、VMWare主要製品であるサーバー仮想化は普及するところまで普及した、コンテナの方が注目度が高く、キャッシュカウ状態と言って良いでしょう。
この手の会社を買い、トップラインの伸びを追わず、コスト管理をギチギチにやって利益を出し続ける、という固い経営方針があるのであれば、ある意味ハード屋さんの得意とするところであり、成功するかも。