塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

Intel、Cisco発言は過剰在庫問題遍在を意味するか?それにしても円安・・・。

塾長です。

昨日(米国6/8)の米株市場は、サゲ。

 S&P500、4,115(-1.08%)

 Nasdaq、12,086(-0.73%)

【米国市況】株反落、原油高でインフレ懸念強まる-ドルは134円突破 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、122.33

 10年債、3.0290

 ドル円134.4720

 Bitcoin、30,302

ドル・円は連日の高値、国内のドル需要が押し上げ-一時133円29銭 - Bloomberg

 

 

経済指標:

なし。 

 

 

金融政策:

なし。

 

 

財政政策:

財政の話ではないですが、政府側・規制当局の施策として、こちらに載せておきましょう。ゲンスラーさん頑張ってる。記事タイトルからPayment for Order Flow禁止だけかと思ったら、そうではないみたい;
SEC委員長、オーダーフロー対価支払いにメス-市場ルール改正案 - Bloomberg

最大の変化となりそうな改革案は、リテールトレーダーが注文に対して最善のプライシングを得られるようにすることを目指したオーダー・バイ・オーダーの入札メカニズム

そうなると、Citadelや様々な中間市場が儲からなくなる→なくなるってことですか?まさかね。詳細な解説が出るのを待ちましょう。

Robinhoodが下げるかと思いきや、-3.90%でしかない。株価は8ドル台。もう落ちる所まで落ちたという事か。

 

 

地政学

Bloombergによるウクライナ情勢まとめ;
【ウクライナ】OECD、戦争で高い代償と指摘-輸出協議に進展なし - Bloomberg

 

 

個別株:

昨日「小売で起きている過剰発注→在庫問題が他業界にもないか?例えば半導体」と書いたら、タイミングよくIntel幹部が弱気発言:

インテル幹部が需要軟化を予想、半導体株は軒並み売られる - Bloomberg

インテルのデービッド・ジンスナー最高財務責任者(CFO)は7日のバンク・オブ・アメリカ(BofA)のイベントで「マクロ面は明らかに弱まっている」と指摘。「これは明らかに、われわれに影響を及ぼすことになるだろう。半導体業界だけでなく世界中の企業、実質的に全員が影響を受けることになる」と述べた。

この文面だけ見ると、それ程でもなさそう?スピーチ全文を読まないと判断できないが、さらっと探した程度では見つからず。

Motley Foolはこのように報じている;

Economic Concerns and Intel Pushed The Dow Jones Down Today | The Motley Fool

Zinsner at the conference said Intel has recently been experiencing three major headwinds. One was that customers couldn't get the components they need to build their own products. Customers have also been reducing their inventory. Then, there were issues in China, due to lockdowns imposed by the country after a resurgence of COVID-19 cases. All of this impacted demand worse than Intel had expected in the quarter.

ジンスナーはIntelが経験している3つの逆風について述べた。顧客がパーツ不足で製品を作れない。顧客は在庫を減らしている。中国のロックダウン。それら全て需要に悪影響を与え、Intelが前四半期に出した期待を下回っている。

 

さらに、Reutersは、IntelのPC半導体部門が新規雇用を(一時的に)停止した、と報じている;
UPDATE 2-Intel freezes hiring in PC chip division for at least two weeks

 

こちらではCisco CEO チャック・ロビンス(Chuck Robbins)がサプライチェーン問題についてこんな事を言っている(それ以外の部分はCiscoの宣伝なのでカット);

www.youtube.com

 我々はまだ警戒しているが、サプライチェーンにポジティブなサインが出ている。継続して良くなる事を望んでいる。

 :

 一部の市場で需要が弱くなっている。PC市場などだ。それによって一部の部品が余りだしている。

米国の様々な業界で過剰在庫が問題になるかも知れない。

次に車メーカーの発言を聞きたい(CNBCやBloombergに良い仕事を期待します)。

 

そして、トム・リーのインタビュー。モノが余りだしているし、戦争が終われば原油コモディティー価格が下落し、株高に振れる可能性は高いと言っている;

www.youtube.com

ーあなたは「市場は以前より良い状況だ」と言っていますね?多くの問題があるのに。

FEDは難しい仕事をしている。我々の顧客は、インフレ率がどうなるか気にしている。金曜日(CPI)に対して、ナーバスになっている。しかし、世界中で起きている事が、FEDを助けるかも知れない。Target、Walmartの過剰在庫が安売りされるだろう。住宅市場が急激に冷えている。それが雇用減少と富の減少につながる。FEDは市場に仕事をさせている。それはすなわち、投資家はFEDタカ派サプライズを恐れる必要が無いという意味だ。

ー今年後半は株高になるというのですね?今は、それが達成不可能に思えるが。

・そうだ。多くの人は「S%Pが再び4,800をつけるのは5年後だ」などと言っている。我々には複数の強気のテーマがある。賃金上昇が起きているが、自動化が解決する。それはテック[株]にとって良い。最終的に、ウクライナでの戦争は終結する。復興需要がある。コモディティー価格は下落する。テック株はドットコムバブル後の2003年時点より安い。多くの上昇機会がある。

原油高や企業業績下方修正に懸念はないか?

・懸念している。誰も業績下方修正を望んでいない。しかし、原油高は戦争の進行度合いを示していると思う。今日すばらしいレポートを読んだ。インフレの半分が戦争によって引き起こされているのだと。多くの業績悪化は織り込まれている。あとは、リスクと報酬の問題(risk-reward question)だ。

明日出るCPIが急激に下がるとは思っていませんが、かなり注目。むしろ、CPIが高く出て、株が下がった所を買いたい。

 

それにしても、円安・・・。ここで怯むと逆に好機を逃しそうで怖い。

 

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