塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

【陰謀論】ケン・グリフィンと不動産価格と海面上昇、【お勧め映画】J. エドガー

塾長です。

昨日(米国8/12)の米株市場は、一色線の右肩上がり。弱気派の言説に惑わされず、株を買った人(and 売らなかった人)は、そろそろ祝杯を上げても良い水準ですネ;

 S&P500、4,280(+1.73%)

 Nasdaq、13,047(+2.09%)

【米国市況】S&P500種、週間で今年最長の連続高-ドル133円台半ば - Bloomberg

この日は薄商いの中、テクノロジー株が上げを主導した。S&P500種は1月から6月にかけて下げた分の半分を取り戻し、いわゆるフィボナッチ・リトレースメントで半値戻しの水準を上回った。

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、91.88

 10年債、2.8490

 ドル円、133.4800

 Bitcoin、24,333

 

 

経済指標:

 8月 ミシガン大学消費者信頼感指数、55.1(予想52.5)

米消費者マインド指数、3カ月ぶりの高水準に上昇-見通し改善で - Bloomberg

インフレ期待はまちまちで、5-10年先のインフレ期待は3%(前月2.9%)に若干上昇した一方、1年先のインフレ期待は2月以来の低水準となる5%(同5.2%)に下がった。

 

 

金融政策:

バーキンさんの発言;
バーキン総裁、利上げ「継続していくしかない」 -70年代の反省で - Bloomberg

バーキン氏はリッチモンド連銀の元調査ディレクター、マービン・グッドフレンド氏のリサーチを基に、依然高過ぎるインフレにもかかわらず景気動向の変化に合わせて政策金利を上下したことが70年代の政策ミスだと指摘した。

「CPIが少しくらい下がったくらいで金融引締めの手は緩めないぞ」とタカ派的。今のFED高官は全てタカ派的ですが。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

FBIによるトランプ元大統領邸捜索について細かいニュースが出ています;
FBI、トランプ氏邸宅の捜索で最高機密文書など押収 - Bloomberg

本件に関してマイケル・バーリがいくつかtweetしていてオモシロイ。

その中の一つをご紹介。彼はツイートを消してしまうので、彼のツイートを保存するMichael Burry Archiveからの引用;;

J. エドガー・フーバーはFBIを50年間率いた。その間、マフィアの存在を否定し、民権運動と戦い、KKKを守った。複数の大統領が彼を恐れていたと認めている。

FBIがトランプを捉えるために、外国情報監視裁判所で偽証し、emailを改ざんし、メディアに嘘をリークしたとしても、なんら驚きではない。

よくある陰謀論と片付けるのは簡単だが、FBIに黒歴史があるのは事実。

それを映画にしたのが「J. エドガー」。クリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演。名作。週末見る映画はこれに決まりだネ!

ちなみに、イーストウッドはどちらかというと共和党寄り。但し、前回大統領選挙ではマイク・ブルームバーグを応援した。

 

 

個別株:

個別株では、PelotonやBed Bath and Beyondが盛大に動いているけれど、まぁいいでしょう。ミーム株に乗りたい人にお任せします。

 

Citadel ケン・グリフィン(大富豪)がフロリダ州マイアミに大邸宅を購入したお話;

www.youtube.com

・地元の不動産屋はCitadel効果と呼んでいるものがある。Citadelがイリノイからマイアミに本社を移し、マイアミで住宅とオフィス価格の両方が上昇している。

 Citadelは2.5エーカーのオフィスを$333Mで購入した。これは2000年と比べて20倍の価格。これとは別に、一時的なオフィスを約300Mで購入している。

 人々はこれらを見て、「ケン・グリフィンは頭のキレる奴だ。デューデリもしっかりやったに違いない」と考え、彼の後に続こうとしている。

 ケン・グリフィンは4つの不動産をStar Islandに購入しており、新しいCitadel本社まで18分の距離。

・彼は米国中に不動産を所有している。シカゴで最も高い住宅、NYで最も高い住宅、セントラルパークに隣接するアパートも持っている。

 さらに、25エーカーあるパームビーチの土地に、44,000 square feetの家を建設中。トランプ元大統領のマー・ア・ラーゴよりも広い。グリフィン曰く、これは彼の母親のためだそうだ(笑)。

ケン・グリフィンが買ったのだから、俺も」というのは素人丸出しで馬鹿みたいに聞こえるが、彼のような情報を持ち合わせない(どうあがいても手に入らない)アマチュアにとってはそれほど間違った(投資)行動とも言えない。

バフェットが買った株をマネて買うのと同じ。不動産は株よりも流動性が低いので、なおさら後追いしやすい。どういう意味かというと、バフェットは今日株を売っているかも知れないが、ケン・グリフィンが今日Citadel本社を売っているとは考えにくい。

大富豪であるグリフィンがマイアミの不動産を高値で買いこんでいるという事実を素直に解釈すると、2つの嘘が浮かび上がる:

  1. 金利上昇で米国不動産は下向きになると言われているが、嘘。不動産の値段は上がる。(さすがに地域を選ぶ必要はあるだろう)
  2. 地球温暖化で海面が上がるというのは嘘。

2については、Google MapからStar Islandの写真を借用してきたので、それを見て頂きタイ。手前に映っているいるのがStar Island、右上がマイアミの繁華街;

Star Island, Miami - Google Map

Star Islandは海面から表面が少し出ているだけ。地球温暖化で海面が上昇するなら、まっさきに沈みそう。マイアミ、というか、サウス・フロリダの多くの地域が低地。

 

これを投資行動に結び付けると・・・、日本の個人がマイアミの不動産を買いに行くのはハードルが高いので、REITか、住宅建設会社株?

参考までに住宅建ETFiShares U.S. Home Construction ETF(ITB)の5年チャート;

iShares U.S. Home Construction ETF (ITB) 5Y 2022/8/12 - Yahoo Finance

一時期長期金利が上昇して株価は下がっていましたが、6/13を底に盛り返している最中。

ただ、個人的には、沖縄の不動産を買いたくなってきていて、楽待を見ていたりするのだが・・・。

 

 

海面上昇に否定的な話を書いてしまったので、こんな記事を貼っておきましょう。常に両方の意見を知っておくのが重要。こちらの方が多数派;
How Miami can survive climate change.

多くの科学者は、2100年までにサウス・フロリダの海面が5~6フィート(1.5~1.8m)上昇すると予測している。

既に過去25年間で6インチ(15cm)上昇した。

 

どちらを信じるかはあなた次第。

でも、たいてい、カネや権力(←究極的にはカネ)の流れに乗った方が儲かるんだよなぁ。カネ持ちがカネ持ちであるには理由がある。

 

 

気候変動を扱った映画というと・・・・、

エンタメ的には

どちらもお勧め度は低い。

 

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