塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

2年連続米国人の寿命減少、【ジェレミー・シーゲル教授】FEDは将来を見通せない、そのうち態度を変えるだろう《願望》

塾長です。

昨日(米国9/1)の米株はようやく反発。ショートカバー?まぁ、雇用統計が出る今日が本番。

 S&P500、3,966(+0.30%)

 Nasdaq、11,785(-0.26%)

【米国市況】S&P500種5日ぶり反発、ドルは24年ぶり140円台に上昇 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、86.68

 10年債、3.2650

 ドル円、140.0870

 Bitcoin、20,089

円が対ドルで140円前半、米大幅利上げ継続観測で24年ぶり安値水準 - Bloomberg

 

 

商品先物はやらないので知らないのですが、素人でもドイツ電力先物を買えるのでしょうか?;
ドイツ電力先物価格、3日間で半分以下に下落-EUが市場介入策検討 - Bloomberg

この値動きはヒドイ。狩られた人がいたら、ご愁傷様。投機の対象になっている。

フォン・デ・ライアンは「プーチンのせいで電力市場が機能していない」と発言しているけれど、少なくともここ数日の値動きは彼のせいではないでしょう。投機の対象にしているトレーダーが悪いのか、投機の対象となるような市場を作ってしまった規制当局が悪いのか・・・;

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経済指標:

 8月 製造業PMI、51.5(予想51.3)

 8月 ISM製造業景気指数、52.8(52.0)

米ISM製造業景況指数、予想外の底堅さ-インフレ圧力は緩和 - Bloomberg

 ISMが発表した8月の製造業総合景況指数は、ここ2年余りで最も低いペースながらも前月から横ばいを維持し、活動拡大が続いたことを示した。一方、原材料コストの指数は5カ月連続で低下し、インフレ圧力沈静化の兆候を示唆した。
  前月までの2カ月に縮小を示した新規受注が8月は3.3ポイント改善し、2020年5月以来の低水準となった生産指数の低下分を埋め合わせた。

 

 

金融政策:

ボスティックさんの発言;
アトランタ連銀総裁、FRBにやるべき仕事-インフレ率は2%程遠い - Bloomberg

当局の政策は景気減速を意図している。最初に減速する経済分野は金利敏感セクター」であり、住宅なども含まれると説明。既に冷え込みの兆候を見せている住宅分野の「減速は驚きではない」と付け加えた。

特定のセクターに言及したのは初めてでは?

不動産セクターの縮小は既にデータに表れているので言及できたのだと思うが、その次はConsumer discretionary(一般消費材)でしょうか?

Appleは9/7に新型iPhoneを発表するようだが、売れるのだろうか?Appleがコケルと皆コケる。

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

バイデン政権が対中圧力。;
高性能半導体の対中輸出、米が新規制で制限へ-エヌビディア株急落 - Bloomberg

米最大の半導体メーカー、インテルは、新たな規則による影響はないと説明。

Intelは高性能GPUを持っていないので、影響ないのだそうだ。悲しい現実。

という笑い話はさておき、本命はどこにあるのだろう?軍事利用、(人権問題に関わる)顔認識か。

中国EVメーカー/自動運転への牽制球なのか?(nVidiaが使われていますよね?);
アングル:深センでロボタクシー日常化、中国が自動運転を加速 | ロイター

前者でとどまるならnVidia(やAMD)に対する影響は限定的だが、後者まで発展するなら(将来含めて)影響は大きいのではないだろうか。

 

 

2年連続、米国人の寿命が縮んだ。その主因はコロナらしい;
Life expectancy in the U.S. fell for a second year in a row, driven by COVID-19 : Shots - Health News : NPR

「一番大きく減らしたのはAmerican Indian、Alaska Native people。前年までは黒人、ヒスパニックの減少幅が白人を上回っていたが、今年は白人の方が寿命を縮めた」のだそうだ。

 

 

個別株:

DisneyがAmazon Primeのような会員制度を検討中との報道。ストリーミング(Disney+、Hulu)やパーク(Disney Land・World)などを割引価格で利用できるようになるみたい;

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まだ検討を開始したばかりで詳細はまったく決まっていないようなので、上記報道の詳細は割愛。

いかにもMBA取得者が思いつきそうなアイディア。Disney+とDisney Landの顧客層は同じでも、地域的に被る部分が少ない(Disney+は世界的だが、Disney Landに頻繁に行ける人は限られている)ので、それを解決する妙案が出なければ成功しなさそう。

ディズニーランド年間パスポートを値上げするときに、Disney+を1年分無料で付ける、とかなら分かるが。

 

 

今日も〆はジェレミー・シーゲル教授;

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・今日、株は最後によく戻しましたね。どのような見立て(outlook)ですか?

ー過去30日間に出た27個のinflation indicatorsを調べた。PPI、CPI、GDPや、今日のISMも含まれる。うち、26個が予想を下回った。ISM過去2か月の下落幅は70年間で2番目に大きい。金融危機に次ぐ値だ。インフレは収まってきている。金曜日のパウエルは状況がどんどん悪くなるという態度だったが。

 去年9月のパウエル会見を見直してみた。FOMCメンバーの半分が2022年、利上げ不要と言っていた。5人が0.25%、最もタカ派のメンバーたちは0.5%と言っていた。彼らが将来を見通せると言えるだろうか?そうではないだろう。メスターは2023年に金利を引き下げないとか言っているが、1年前誰もが「利上げを考える事も考えていない(we are not even thinking about thinking about raising interest rates)」と言っていたのだ。

ー「FEDを信用しない」と言っているのですね。しかし、あなたのようなFED不信の人がいるので、パウエルや他のFED高官はタカ派の言動を繰り返さなければいけなくなっている。

・でも彼らが去年やると言っていた事(利上げをしない)をしなかったではないか。

 パウエルはどのデータを見ているのかを言うべきであった。CPI YoYを見ているのか。住宅価格の変化が遅く出てくるのは、よく知られた事実である。しかし、現場に出てみれば(現実の値動きが)分かる。ケースシラー指数を見て欲しい。予想値よりを大幅に下回った。実際の住宅価格は下がっているが、これが公式な統計に出るまえには数か月かかる。

FEDが間違いを犯すと考えているのですね?

・私は彼らが「4~4.5%への利上げが必要ないかも知れない」と言い出すと思っている。私は今年末までに1.0%利上げが必要だと思っている。市場はそれより少し大きい利上げを期待しているが。私はそれ以上の利上げは不要と考えている。彼らが「2023年を通して高金利を続ける」と言っているので、市場は怖がっている。彼らは2023年、何が起こるか何も知らないというのに。

辛辣ですナ。

先日モハメド・エルエラリアンのツイートを引用しましたが、FEDが2021年にインフ見通しを間違った理由を説明しない限り、信頼は取り戻せないでしょうネ。あと、2019年のpivotもありました。

 

 

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