塾長です。
昨日（米国9/7）、米国株はようやく反発。しかも大幅高。今回もショートカバーですかね？
S&P500、3,979（+1.83%）
Nasdaq、11,791（+2.14%）
【米国市況】ドル一時145円接近、株は１カ月ぶり大幅高－利回り低下 - Bloomberg
原油、81.92
10年債、3.2650
ドル円、144.1840
Bitcoin、19,300
円は対ドルで143円後半、米金利低下で円安一服－海外で一時145円迫る - Bloomberg
ポンドも下落・・・、というか、ドルがほぼ全ての通過に対して高い；
ポンド急落、対ドルで1985年以来の安値－インフレと不況の脅威重なる - Bloomberg
ベージュブック；
米地区連銀報告：将来の成長見通し総じて弱い－インフレは鈍化 - Bloomberg
物価水準については「極めて高い状態が続いた」としながらも、９地区は物価上昇ペースがある程度鈍化したと報告した。12地区全てにおいて、特に食品価格と家賃、光熱費、ホスピタリティーサービス価格が大きく上昇した。
労働市場は引き続きタイトで、労働力不足が複数のセクターで重しとなった。
物価上昇中、労働市場はタイト。9月は0.75%利上げで決まり？
TheMarket.chという聞いたことのないメディアがジェフリー・ガンドラックにインタビューしていた；
FEDは一旦利上げをお休みして状況をみるべきと言っている。
こんな風にも言っている；
「市場は1.25%もしくは1.5%利上げし、６、７か月後引き下げると予想している。これは私にとって奇妙な考え方だ。上げて下げるなら、何もしなくて良いのでは？まるで「年末休暇までに50Kg太って、イースターまでに痩せるよ」と言っているようなものではないか。
そして、物価を7%押下げる強力な金融引締めをしたら、2%で止まる保証はない、そのままデフレになるぞ、と警告。
表現は違えど、この考え方はジェレミー・シーゲル教授と共通。株弱気派のガンドラックと、株強気派のシーゲル教授が金融政策に対しては同じ主張をしているのは大変興味深い。
ブレイナードさんの発言；
ブレイナードＦＲＢ副議長、「必要な限り」インフレとの闘い継続 - Bloomberg
「インフレを抑制するため、われわれは必要な限り時間をかけ対応を続ける。インフレ率が目標に向け減速しているという確信をもたらすため、金融政策はしばらくの間、景気抑制的とならざるを得ないだろう」
「引き締めサイクルのある時点で、リスクの二面性が強まるだろう。引き締めサイクルの速度とそのグローバルな性質、さらに金融引き締めの効果が総需要に波及するペースの不確実性が、過度の引き締めに関連するリスクを生じさせる」と述べる一方、「時期尚早に退くリスクを回避することも重要だ」と主張した。
「インフレ率が２％に向け再び減速していると確信が持てるには、月間インフレ率の低い数字が数カ月続くことを確認する必要があるだろう」と発言した。
実質的に何も語っていない。
メスターさんも同様；
メスター総裁、尚早に勝利宣言しないよう警戒－インフレとの闘いで - Bloomberg
「金融政策に関する自身の考えを構築するにあたっては、インフレというけだものとの闘いで尚早に勝利宣言しないよう注意したい」
FED高官の間で「市場にハト派と取られないように、同じ事を言いましょう」という約束があるのかもネ。
カナダは利上げ；
カナダ中銀が75ｂｐ利上げ、政策金利は先進国最高－追加行動示唆 - Bloomberg
米財務省、為替介入への慎重姿勢崩さず－円急落でも - Bloomberg
米財務省のグウィン報道官は７日、イエレン財務長官が７月の訪日時に円相場や為替介入について議論して以降、同省のスタンスが変わったか否か質問を受け、「現時点で付け加えることはない」と答えた。
円が他通過に比べて大きく下がっている（対ドル）のは間違いないが、他通貨も下げている。日本がネを上げる前に、新興国や韓国で通過危機か何かが起こるのでは？
資源国インドネシアでさえ困っている；
ガソリン価格、３割値上げ 発表から１時間で実施―インドネシア：時事ドットコム
首都ジャカルタ中心部で学生らがデモを行うなど値上げ反対の声が上がっていた。
なので、日本は黙って見ている方が正解かも（今まさにそうしているように）。
首相が”検討使”＆財務大臣が素人で助かった！となるか。
ナンチャッテ。
Appleが新型iPhone、新型スマートウォッチを発表。値段据置きでビックリ。それでも高くて買えませんが；
アップルが「iPhone14」発表、カメラ性能向上－値上げなし - Bloomberg
Strive Asset Management ヴィヴェック・ラマスワミ（Vivek Ramaswamy）がChevron取締役会に対して「ESG推進派／大手機関投資家であるBlackRock、State Street、Vanguardの言う事を聞くのではなく、Chevronの顧客価値最大化に集中しろ」という趣旨のレターを送ったそうだ。本人がCNBCに出演し解説（詳細割愛）；
Chevron株を直接持っている株主が「法律に触れない範囲でESGに気を配りながら、顧客価値向上を通じて、株主価値最大化してくれ」という気持ちになるのは、良く理解できる。
これが大きな流れになるか、注目。
ちなみに、彼は保守的政治思想の持主で、（一部で話題になった）「Woke, Inc.」の著者でもある；
