塾長です。
昨日(米国9/20)の米株市場は、Fordショックで(?)売られた。
S&P500、3,855(-1.13%)
Nasdaq、11,425(-0.95%)
【米国市況】株が反落、2年債利回り4%に近づく-ドル143円台後半 - Bloomberg
原油、84.19
10年債、3.5710
ドル円、143.5900
Bitcoin、18,860
8月 住宅着工件数、157.5万件(予想145.5万件)
同[前月比]、12.2%(0.8%)
8月 住宅建築許可件数、151.7万件(161.0万件)
同[前月比]、-10.0%(-4.6%)
「住宅市場はリセッションに入った」なんて言っていたのに、急に着工件数が12%も増えるの?と疑問に思いますよね。CNBCはこんな解説をしていた;
8月は金利が下がり、D.R. Hortonも客足が増えたと言っていた。住宅ローン申し込みは前月比17%増加。
しかし誰もが知っているように、9月にかけて金利は6.42%に上昇。9月は8月許可件数が示しているように、着工件数は減少するだろう。
米国には金利が0.5%下がり、新築住宅価格が5%安くなれば、すぐに飛びつく客がたくさんいる、それだけ裕福な人/カネ余りの人がたくさんいるんですネー。
日本でも日経平均と首都圏新築マンション価格の相関関係は高いらしいから、同じと言えば同じか。
なし。
本日(正確には日を跨いだ深夜)FOMCが終了し、政策金利発表とパウエル会見。
なし。
ドイツのPPIが前年比46%増加;
独PPI、8月も前月・前年比で過去最大の伸び エネルギー高騰で | ロイター
ドイツ連邦統計庁が20日発表した8月の生産者物価指数(PPI)はは前年同月比45.8%、前月比7.9%上昇し、いずれも統計開始以来で最大の伸びとなった。アナリスト予想も大きく上回った。
そのままCPIに反映されるか分かりませんが、暴動が起きるレベルでは?
年金生活者はどうするのだろう?
Fordが10億ドルのコスト上昇を告白して、株価下落;
フォード株、時間外で下落-7~9月の供給コストが見通し上回る - Bloomberg
7-9月(第3四半期)の供給コストが見通しを10億ドル(約1430億円)上回っていると明らかにし、インフレ圧力が経済全体に波及しつつある兆しが示された。
フォード株、11年1月以来の大幅安-インフレがコスト押し上げ - Bloomberg
フォードはS&P500種株価指数の構成銘柄で値下がり率1位となった。他の自動車株も売られ、米ゼネラル・モーターズ(GM)は5.6%安で終了した。
Ford株価は-12.32%の$13.09。
元々1桁ドル台で取引されていたク〇株なので、「ようやく下げたか」という印象。
そして、コロナ中に自動車産業は需要の先食いをしてしまったと考えれば、まだ下落余地はある。個人的に、車には下目線。
こちら5年間のチャート;
このニュースは、Ford株がどうこうではなく、「今後、米国企業にインフレによるコスト増加効果が出てきて、収益を圧迫するのでは?」という疑問(恐怖)という意味合いの方が大きい。
そんなパッとしないニュースばかりの中、最もパッとしないのがこちら。
Beyond Meat COOが喧嘩中に相手の鼻を噛んだとして逮捕;
SNSでは「植物肉の会社にいて、本物の肉が食べたくなったのね」的な言われ方をしている。
ちなみに、彼は生粋のBeyond Meat幹部ではなく、去年12月(本物の食肉を扱う)Tydon Foodsから移籍したのだそうです。
また、本レポートは、Beyond MeatはMcDonald'sやKFCと提携し同社植物肉を使ったメニューを一部店舗で試したが、うまく行かなかった(売れなかった)とも報じている(経済・株のメディアだからネ)。
McDonald's CEOは植物肉メニューを全国展開しない理由を次のように説明;「Mc Plantが欲しいのであれば、Mc Plantを買ってください」。
植物肉ブームも終わりかぁ。
少なくとも、ガートナーのハイプ・サイクルで言う所の過度な期待を超えて、幻滅期に入っている。
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