塾長です。
今朝、CNBCによるガンドラック氏のインタビューを記事にしました;
その続きがTwitterにあがっていたので、こちらもどうぞ;
"I think the S&P 500 should be probably more at 3,400 rather than 3,800 right now," says @TruthGundlach. "If things get really bad, the S&P 500 could drop all the way down to the breakout point that led to the huge rally a couple years ago...around 3,000." pic.twitter.com/lRLKfjMlB7
— CNBCOvertime (@CNBCOvertime) 2022年9月21日
・real interest ratesをポジティブにするためには、金融政策は非常に抑圧的となってしまう。それはネガティブでなければならない。FED議長が「real interest ratesを高くするぞ」と言ったら、それはリスク資産にとってはsell signalだ。real interest ratesが上がれば、広くリスク資産の成績は悪くなる。
以前より、株式を始めとしたリスク資産に対して確信が持てなくなった。今、S&P500は3,800辺りだが、3,400まで下落するだろう。事態がとても悪くなるなら、2年前のbreak out pointである3,000まで下落するだろう。
株式は、今年初めほぼ全てのメトリックにおいて割高であった。信じられないことに、唯一債券に対してだけ割安と言えた。しかしそれは変わった。債券は大きく売られた。2年債利回りはほぼ4%だ※1。クレジット製品のスプレッドは拡大している。ジャンク債、投資適格社債などの国債ではない証券のことを言っている。
すなわち、年初と逆なのだ。株はそれほど割高ではなくなった(less overvalued)が、債券に比べて割高なのだ。
私の意見では、投資家は簡単に、ほぼリスク無しに儲けられるだろう。BBが付いているようなリスクの高い証券ではなく、floating rate bank loansなどを買えば良い※2。
※1:このインタビュー後、2年債利回りは4%を超えた。
※2:BBはダメだと言っているので、ジャンク債は対象外。
"There's opportunities developing, particularly on the credit side. The truth of the matter is when the economy slows down and the market corrects further...buy low. Those are good opportunities," says @TruthGundlach pic.twitter.com/9DvGY9pNWu
— CNBCOvertime (@CNBCOvertime) 2022年9月21日
・過去12か月は資本を守る戦略を取って来た。今は機会が訪れてきている、特にcredit側において。
経済スローダウンが進み、市場のヒビが深くなれば、私はS&P500が3,400になり、もしかしたら3,000まで下落するだろうと思う。そうなれば買え(buy low)。
ー10年に一度の機会が来るというのですね。債券から資金が流出すれば。それはどれくらい続くでしょうか?
・特に債券市場の問題なのだが、流動性が低いので、底を付ける前に買わなければならない。不買運動が起きている。そしてひとたび空が晴れると、市場はギャップを埋めてしまう。fixed incomeの投資方法は、valuationがとても良く見え始めた(looks really good)時から規律を持って買い続けることだ。なぜなら、junk bondやcreditはさらに下落するだろうから。そして底を打ったとたん、上放れする(gaps up)。そうなれば、十分な資金を投入することができない。valuationが適切になった時点で買い始め、しばらくの間、5%くらいは下落するのに耐えながら、均等化するために買い続ける。例えば今から買って、年末まで、そんな事誰にもわからないのだが、いつかの時点で底を打ち、1ヶ月といった短期間に15%上昇する、なんてことになる。
株はもっと流動性があるが、それでも底を打つ前に買い始めるべきだろう。債券ほど急激には動かないだろうが、そうすべきだ。私なら、S&P500が3,500になった辺りで買い始める。
S&P500、今年の底は6月16日、3,666。
それを割って3,500まで行ったら怖くて買えないかも知れませんネ。
ガンドラックはまさにその時こそが買い始める時である、さらに下落するだろうが、買い続けろ(そのような資金管理をしろ)、と言っている。
....〆(・ω・。)メモメモ
私事(ポジショントーク)で恐縮ですが、最近、iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 ETF(為替ヘッジあり)(1497)をつまんでみました。
ほぼコロナ暴落時の価格に並んだので。
こちら、5年チャート;
為替ヘッジありの商品を買うのは初めてデス。
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