塾長の資産運用

米国株大好きの塾長が資産運用と関連ニュースを語る。投資は自己責任でネ!

MS、GOOGLに続きMetaも悪い。今晩Apple決算。個別株コワイ。

塾長です。

昨日(米国10/26)の米株市場はAlphabet(-9.63%)、Microsoft(-7.72%)につられて下落すると思いきや、指数はそれなりに耐えました。

 S&P500、3,830(-0.74%)

 Nasdaq、10,970(-2.04%)

【米国市況】S&P500反落、カナダ政策で米国債上昇-ドル146円前半 - Bloomberg

 

 

債券・為替・コモ:

 原油、88.18

 10年債、4.0150

 ドル円、146.3070

 Bitcoin、20,819

 

 

経済指標:

 9月 新築住宅販売件数、60.3万件(予想58.1万件)

 同[前月比]、-10.9%(-15.4%)

米新築住宅販売、再び減少に転じる-ローン金利上昇が需要圧迫 - Bloomberg

今のところ、需要減は価格には表れていない。新築住宅販売価格の中央値は前年同月比13.9%上昇し、47万600ドル(約6900万円)。

 

 

金融政策:

FOMCは11/1、2開催。それまで米国の動き無し。

 

カナダの利下げ幅が予想以下に留まる;
カナダ中銀が予想外のペース減速、50bp利上げ-景気後退懸念の中 - Bloomberg

 

 

財政政策:

なし。

 

 

地政学

米国は中間選挙で盛り上がっている様子だが、株価に影響する話は無さそう。

上院・下院を別々の党が支配するとgrid lock状態と呼ばれ、株は上がる傾向にあるらしいので、それに期待。

良く良く考えれば、これは可笑しな話。一つの党が上院・下院の過半数を取ると、その党の政策だけが通る。両院別々であれば、政策が通らない。政策が通らない方が経済(=株)には良い、と考えられている。裏返すと、民主党だろうが、共和党だろうが、政策が通ってしまうと、経済は悪化すると考えられている、と言える。

これも結局は昨日書いた「shouldとwill」の話に通じる。政治はまともに機能し、政治家は国民やその国の経済に正しい事をすべきである(good things should happen)。しかし、現実はそうならならず、国民・経済に悪い事が起きてしまう(bad things will happen)。なので投資家は”will”の方に賭けましょう、と。

 

 

個別株:

Boeingの決算が悪かった;
Boeing reports quarterly loss on problems in Air Force One, tanker programs

・Boeing reported a quarterly loss stemming from charges in its defense unit.
・Boeing previously disclosed it had lost more than $1 billion on the contract for new Air Force One aircraft negotiated under former President Donald Trump.
・The manufacturer, however, generated nearly $3 billion in free cash flow.

防衛部門が政府と契約したAir Force One、KC-46 tankerを含む5つのプログラムが固定価格(fixed-price)になっており、今後数年間に渡り業績の足を引っ張るらしい。

株価は-8.77%の$133.79。

こちら5年チャート;

Boeing 5Y 2022/10/26 - Yahoo Finance

最高値(440.62@2019/2/19)から7割引。

Boeing、良い会社だったのに。

個別株、コワイ。

 

 

Meta決算。キビシイ;
メタ株急落、10-12月売上高は低調な見通し-広告事業の不振続く - Bloomberg

マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は「経営効率化に向けた大幅な改革」を進めていると述べ、「営業費用を全面的に精査している」ことを明らかにした。

減速するのは分かっていたのに、今頃精査中ですか。ザッカーバーグはスピード感無いですネ。

以前から書いている通り、FacebookをはじめとするSNSに深い堀が無いので、投資しない方針です。

 

 

 

Jefferiesのブレント・シル(Brent Thill)がAlphabetとMicrosoftの決算にコメントしていた;

www.youtube.com

Microsoft AzureもYoutubeも減速している。どっちがマシ(cleaner)ですか?

・どちらも汚い(messy)ですね。Googleは広告主が減っている。MicrosoftのAzureは減速が続いている。どちらかというとMicrosoftの方がcleaner。なぜかというと、リカーリング売上だから。Googleの場合、広告主が広告をやめようと思えばナノ秒でとめられる。Snap、Meta、広告業界は混乱状態にある。Microsoftがcleanerであると言ったが、Azureは減速しているし、ガイダンスは引き下げたし、SMBから大企業に対するビジネスまで広く悪くなっている。耐久性はある(durable)が、今後6か月の視界は悪い(foggy)。

ーAlphabetの指標であなたの予想を超えたものはありますか?

GoogleMicrosoftも従業員数が劇的に増えている。まるでリセッションなんて無いようだ。気が狂ったように雇用している。人員増加率はとんでもない(incredible)。彼らは雇用に対してエア・ブレーキをかけ、コストコトロールをするべきだ。

 あなたの質問に答えると、Google Cloudは多くの人が恐れていたよりは悪くなかった。いまだAWSが業界の800lbゴリラだが、Google Cloudは際立っている(stands out)。

ー雇用については我々も以前から疑問に思っていた。彼らは雇用をコントロールする気があるのでしょうか?従業員を減らすでしょうか?

MicrosoftはQ2以来連続的に人員を削って(trim)いる。その点において制御していると言える。私がMicrosoftをカバーして20年になるが、エイミー・フッド(Amy Hood CFO)がやると言ったら、やる。彼女はエア・ブレーキをかけて利益を確保するだろう。

 彼らが水の上を濡れずに飛び続けるというのは幻想だ。究極的に言って、彼らは目覚ましコールを受けたと思う。今後6か月、彼らは真摯に費用のコントロールに勤めるだろう。

AlphabetについてはTiktokYoutubeMicrosoftについては例えば経済減速期にLinkedInはどのように動くのか(hiringが減るので減収?求職者が有料会員になるので増収?)など、もう少し深い話が聞きたかったナー。

コストコトロールという点では、サンダー・ピチャイもサティア・ナデラもCEOとして経済減速期、自社の減速期を経験した事が無い、厳しい決断をした事が無いので心配ですネ。

「経験がない=できない」ではなく、未知数だ、という意味で。

さて、今晩はApple決算。ガクブル。

 

 

 

最近、個別株がコワイので、少しずつ売って、ETFに乗り換え中。

ハイテク個別株を売ってQQQを買う、高配当個別株を売ってSPYDやVYMを買う、特定業界の個別株を売ってセクターETFを買う、みたいな感じ。

それでも、例えばMarriottなど一部は残りそう。Marriottはホテルチェーンというビジネスモデルで買っている。ホテルチェーンだけを集めたETFは(調べた範囲では)存在しないし、あったとしても手数料が高そうなので、乗り換えられない。

AmazonAppleMicrosoftはそれらのビジネスモデル、業界トップ、豊富なキャッシュフローという理由で所有しているので、乗り換え先が無いと言えば無いのだが、S&P500指数に占める割合が大きいので、それでイイっか、という気にだんだんなってきている(考え中)。

 

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