塾長です。
時間が経つのは速いもので、もう11月。
昨日(米国10/31)の米株市場はFOMC(11/1、2)を前にエネルギーを除き全面安。大手の決算が無かったので、そのせいか?
S&P500、3,871(-0.75%)
Nasdaq、10,988(-1.03%)
【米国市況】ハイテクに売りで株反落、利回り上昇-ドル148円台後半 - Bloomberg
原油、86.23
10年債、4.0770
ドル円、148.7240
Bitcoin、20,482
なし。
なし。
なし。
米国は中間選挙で忙しい。
大型株の決算がなく、静か。
ティルマン・ファーティッタ(Tilman Fertitta)がWynn Resorts株を6.1%取得していたことが判明;
Wynn Resorts Surges After Billionaire Fertitta Takes 6.1% Stake
ティルマンはカジノを含む総合リゾート会社Landry's Inc CEOで大富豪。NBAヒューストン・ロケッツのオーナーでもあり、いわゆる経済界の”セレブ”。
一方、Wynn Resortsと言えば、中国ゼロコロナ政策でマカオの事業が苦境にあるのはご存じの通り。
忘れがちなのは、Wynn創業者スティーブ・ウィン(Steve Wynn)がレイプを含む様々な問題行動を起こしていたこと(2018年にCEOを辞職)。株価はその頃から右肩下がり;
Steve Wynn steps down as CEO of Wynn Resorts after misconduct allegations
もっと長い目で見ると、2014年にボストンにカジノを建てて以来、右肩下がり。
長期の株価を確認すると、このようになっている;
長期的に上値は右肩下がりだが、下値は50~60ドル辺りにありそう。そこらへんがWynnの最低企業価値なのかな?
こちらの動画ではデイヴィッド・ファバーがこんな事を言っている;
(ティルマンがWynn株を取得しSection)13Gを届け出た。すなわち”passive” stakeである。もちろん、それはイーロン・マスクがTwitter株を買い始めたのと同じである。もちろん、それは13Gであるべきではなかったのだが。
これは指摘しておきたい。ティルマンは公開企業であったMcCormick & Schmick's、Morton'sを13Gから開始し、最終的に買収した。
という事で、ティルマンが問題続きのカジノ会社を底値で買い叩きそうな雰囲気です。
こういうのに乗って投資してみるのも面白いかも知れません。
残念ながら、コロナ以来配当を出していないので、YieldはN/A。なので値上がりを期待して気長に待つという戦略が取りにくい。
また、日本でも、このように身銭を切ってダメな会社を立て直してくれる投資家/経営者がいるとイイなぁ、と思ったり・思わなかったり。
今日もBloombergに株超弱気派マイク・ウィルソンと超強気派マルコ・コラノヴィックの記事が並んでいた。両氏ともそろそろFED利上げサイクル終盤との主張;
米金融当局の引き締め終了は近づいている-モルガンSのウィルソン氏 - Bloomberg
コラノビッチ氏、世界の利上げサイクルは23年早い時期に終了と見込む - Bloomberg
Goldmanも同じような見立てである;
Goldman Sachs sees Fed rates peaking at 5% in March, Bloomberg reports | Reuters
ただ、彼らは市場予想をなぞっているだけ。
逆に言うと、大手のアナリストが同じ予想に収斂してきている、という事。
ダマシかな?
とりあえず11/1、2 FOMCでは0.75%利上げで決まっているみたいだし、その後のパウエル会見でもタカ派口調は変わらないでしょう。なので、12/13、14のFOMCまでは、経済指標に一喜一憂し、FED高官の言葉尻からあーだこーだと予想を楽しめます。
ふぅ。
ーー
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