塾長です。
昨日(米国11/29)の米株市場は軟調。
S&P500、3,957(-0.16%)
Nasdaq、10,983(-0.59%)
【米国市況】S&P500小幅安、パウエル議長講演を控え神経質な取引 - Bloomberg
原油、78.70
10年債、3.7480
ドル円、138.7320
Bitcoin、16,467
9月 ケースシラー住宅価格[前年比]、10.43%(予想10.75%)
11月 コンファレンスボード消費者信頼感指数、100.2(100.1)
米ケース・シラー住宅価格、9月は全国的に伸び鈍化 金利上昇が重し | ロイター
米S&Pダウ・ジョーンズ・インディシーズが29日に発表した9月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数で、一戸建て住宅価格が全国的に前月比で下落したことが分かった。住宅ローン金利上昇を受けた需要減を反映しているとみられる。
全国の住宅価格指数は前月比0.8%低下。同指数は7月に2018年終盤以降初めて低下していた。
米消費者信頼感、4カ月ぶり低水準-インフレと金利で二重の打撃 - Bloomberg
消費者は現在の労働市場環境については楽観的だが、見通しについてはそれほどでもないようだ。雇用が現在は「豊富にある」との回答比率は45.8%に上昇。一方、6カ月後に雇用が減少すると答えた比率も拡大した。
なし。
なし。
ウクライナでの戦争は続いているし、中国の反コロナ対策デモも続いていますが・・・。
HPEが好決算だったようですが、興味ないのでパス。
一方、Appleが心配ということで、Bernsteinのトニー・サコナギ;
こんな事を言っている;
- 問題点は2つ。中国工場暴動によるiPhone14供給遅延。2021、22年はiPhoneが売れたので、さらなる買い換え需要はあまり残っていないかも知れない。
- App Store儲けすぎ批判については、既に訴えらており、法廷で決着がつく。(その方向性についてはコメントせず)
先日紹介したジーン・マンスターとは異なり、概ね下目線デス。
今日は少し忙しいので、こちらの動画が最後。皆大好きシーゲル教授デス。
ーファーガソン元FRB副議長と話をしたのだが、金利を決めるのはパウエル議長なのか、10年国債なのか?市場は締め付けすぎだと言っている。FEDがその声を聞かないのだとしたら、とても頑固ということになる。
・そうだ、10年国債に耳を傾けるべきだ。今から50分後、住宅市場で最も重要なデータであるケースシラーが出る※。私は、住宅価格は下がると予想している。それはFEDも無視できないはず。しかし、12月FOMC前日に発表されるCPIの住宅部分は、ラグがあるので上昇するだろう。10年国債の方が実世界を反映している。彼らでさえ、値下がりというデータを見れば無視できないはずだ。
ーFEDの面々はターミナルレートがどうだとか様々な事を語るが、それらは全て安い、コストのかからないものである。彼らは言葉に出している事と、実際の行動を変えられるのだろうか。FEDは住宅市場の下落を望んでいるかも知れないが、国債市場は「(利上げを)やめてくれ」と叫んでいる。
・FEDはとてもデータに依存している。彼らは2023年中は高い金利を維持すると予想しているが、過去の予想を見て欲しい。1年前、2022年中にFFレートを0.25%以上引き上げないと言っていた。それがどうだろう?
12月FOMCで0.5%利上げを決めると思う。その後、停止して欲しいと切に願うよ。利上げによって金融環境派引き締まり、マネーサプライは減少した。先週火曜日、7か月連続マネーサプライは減少し、その7か月間の減少幅はWW2以降最大だ。これは非常に制限的(restrictive)な政策と言って良い。これを続けるのであれば、2023年のリセッションは確定的だ。しかし、私は、彼らが(価格低下という)データを見れば、pivotすると思っている。
※:「経済指標」セクションに書いたように、前月比で住宅価格は減少しました。
いや、ホント、シーゲル教授が言うように、pivotするのを願います。
FED批判という意味では、こちら、マイク・グリーンのインタビューがとても興味深かったですヨ。彼はいつも切れ味鋭く、オモシロイんだけど、話が難しいので半分くらいしか理解できません・・・。
さわりだけ書くと・・・、
・FEDの金融政策は政治的だった。パンデミック直後に危機対応的な動きをするのが理解するが、その後は手を引いて、市場に任せるべきだった。
・パンデミック後にモノの需要が回復するのは当然。少なくとも金利を安定させ、供給拡大への投資にカネを向かわせるべき。
・CPIとPCEの違いに注目せよ。
・一般投資家の積み上げたパッシブ投資が危ない。一般投資家がこれを売り始めると、現在想定されている以上の値下がりが起こる。
・金利引上げ/引下げと国債買入/売却は異なる効果を生むかも知れない。同じように扱うべきでない。
・2023年のリセッションは不可避。
などなど。
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